タグ： カスモツHO1 兎雪探索者♀ 兎雪ロスト探索者♀

ʜᴀᴘɪ ᴀɢᴇ:26(ᴘʀᴏʙᴀʙʟʏ) ┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈ 穏やかで優しい性格。 ダメな時はちゃんとダメと叱るし、良い事をした時はちゃんと褒める。 団長を全うしようとするのは大変だが、楽しいこともたくさんあるので誇りを持っている。 その反面、自分に務まるかという不安も抱いている。 あの人が守ってきたものを守らないといけない、使命であり自分に課せた執着という一種の呪いである。 ┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈ ハピは孤児として育った。 物心ついた時から両親のことはわからない。そもそも存在してるのすら謎だ。 自分の年齢すらも名前すらも分からなかったが、とりわけ気にしたことはなかった。 何故なら自分のような存在が多かったからだ。 教養なんてものはなく、言葉も文字もわからない。働ける場所なんてものもない彼女が生きていくには盗みをするしかなかった。 最初のうちは上手くいかずに捕まって暴力を振るわれることもあったが、続けていくうちにそれもなくなった。盗んだものは時たま、自分と同じ存在に分け与えたりもした。 そんなある日、テントに忍び込んだ。 きっとここなら何かあるかも。もしかしたら他の子達の取り分も持って帰れるかもしれない。 だが、彼女自身も盗んだ物を食べているとはいえ、他の孤児にもあげているので満足に食べれているわけではない。 見つかる前に持って帰るつもりだったが、空腹というものに抗えずに、芽の出たジャガイモを貪った。硬くて土臭いが空腹を満たせるならなんでもいい。 一心不乱に齧っていると、大きな笑い声が聞こえた。まずい、見つかった。 殴られる、最悪殺されるかもと覚悟したが、予想とは裏腹にその人は料理を振舞ってくれた。 その行動の意味がわからなかったが、優しくて暖かくて初めて泣いたことは覚えている。 それから色々とあり、サーカス団で生きていくことを決めた。 名前を聞かれた時に首を傾げれば、彼は名前をくれた。まともに喋ることができないと、文字が読めないと知れば教えてくれた。 物覚えがよく、吸収したものを自慢げに喋れば彼もサーカス団の人もたくさん褒めてくれた。 前とは一変した暖かい空間が大好きだった。 何気ない日常になった中で、人を助けるのに理由なんていらない。きっと彼ならこうするだろうとアズハルを拾った。まるで妹のように懐いてくれた彼女が可愛かった。またひとつ、大切なものが増えた。 そんな何気ない日常が続くと思ったのに。 ある日彼は団長を任せると言い残したのち、どこかへと消えていった。 いきなりのことで頭も心も追いつかなかった。どうして私なの、どこへ行っちゃったの、寂しい、帰ってきて。 でもきっと皆も同じ気持ちだ。じゃあ任された自分がしっかりしなきゃ。団長だから。 そう己を奮い立たせて、見まねだったがやれる事を精一杯やった。 いつか彼が帰ってくるまで皆で頑張っていこう、そう決めた矢先に事件は起こった。 自然災害が集中し、サーカス団に被害をもたらした。 ふらふらした足取りで、唯一外傷が少なかったアズハルを抱えて安全なところに。 もう残されたのはこの子しかいないのだから。まもらなきゃ、まもらなきゃ、わたしが。 あのひとの残したものがこわれた。なおさないと。なおさないと、かえってこれなくなるかも。 ああ、そうだ。 彼の残したものがある。 理解が出来なくて見ているだけで全身の身の毛がよだつような内容の本。 何故彼があんな本を持っていたのかは分からないが、それが今は丁度いい。 あれを使えばまた立て直せるかもしれない。 呼び出したそれは契約を結び、言葉を告げると左目を奪っていった。 いたい、泣き叫びそうなほど左目が熱かった。でもきっと、死んでしまった皆はこれより痛くて苦しかっただろう。 それなら私の痛みなんて安いものだ。 頑張ろう、あの人が帰ってくるまで。皆を、サーカス団を守れるように。 もう二度と失うことのないように。 この身で皆を守れるなら全て差し出すわ。 ┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈ かみさまが幸せを壊す時は、いつもいつも何かを、誰かを奪っていく。 ひとつひとつ、道端に咲いた花を踏みつけるように、無情に、残酷に。 いつだって私は無力だ。伸ばしても、伸ばしても届かない。無力、無力、無力無力無力無力無力無力無力無力無力無力無力無力無力無力無力無力無力無力無力無力無力無力無力無力無力！！ ───否、そう思い込んで逃げたいだけでしょう？無力だって、何も出来なかったから仕方ないって。 なら、力を付けよう。誰も守ってくれないのなら、守れる力を持てばいい。 無力だって嘆く時間があるくらいなら、真っ直ぐ立てばいい。 大丈夫、私はみんなの団長だから。 命だって、魂だって懸けよう。 だって、"私"が"私"であるためのものだから。 "完璧"だって"理不尽"だって、全部全部…応えてみせましょう。 ┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈ 《他HOに対するもの》 HO2 拾った子。とてもとても大事で可愛がっている。 危険がないように守らなきゃ、辛い目に合わせたくないの感情がとても強い。 HO3 寂しいけどあまり懐かれてないのかもしれない。きっと嫌われてはないと思う、きっと。早く馴染めるといいな。 HO4 なんでこちらに来たかというのは分からないけど、戦力になってくれるなら助かる。 仲良くできるといいな。 《欠損・本の処遇》 目に関しては失った時の心因性のショックで記憶はないが、事故の時に潰れてしまったらしいということにしている。 本は誰にも見つからないように隠して保管してある。 《その他》 ・口癖は「私はみんなの団長だから」 自分に言い聞かせて鼓舞してる。意味合い的には不死身の杉本だと大体一緒。 ・他PCに対しては詮索はしない。自分も詮索されるのが苦手なため。でも言ってくれるなら嬉しいし、力になるし、それが不安要素なら守りたいという気持ち。 ・コウモリと呼ぶのもあれなんで勝手にヘカテーと呼んでる。 ・愛してるから守らなきゃ、愛してるから命をかけなきゃ、愛してるからこそ全てを捧げないと。すべてが呪いです。愛ほど歪んだ呪いはないよってやつです。

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