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三弦谷 一矢　みつるや かずや 年齢｜22歳 身長｜188cm 職業｜大学生 人当たりの良さが取り柄の男。 どんな時も笑顔を絶やさないように心がけており、頼まれると断れない性格。 頭が固く容量が悪いところがあり、人の倍努力しなければ身につかない。頑張りすぎて空回りしてしまうことも過去にあった。 高校の頃に一度不登校になり、通信制の学校に転入。その後も部屋に塞ぎ込んで外に出ない日々を過ごしていたが、2年の留年の後に卒業。現在は大学2年生。 一人称｜俺 二人称｜お前 「あ、おはよ。顔洗っておいで。ついでにその可愛い寝癖も直してきな」 「お兄ちゃんに任せなさい！俺に出来ることなら何でもするからさ、家族だろ？俺たち」 「あれ、もう寝るのか？って、もうこんな時間なのか。俺はもう少し復習してから寝るよ。うん、おやすみ」 「兄貴って、後から産まれてくる兄弟を守れるように早く産まれてくるんだってさ」 「俺はお前と会うために生まれてきたんだよ」 ♪ アイデンティティ/Kanaria ♪ それがあなたの幸せとしても/Heavenz ♪ STAY/SMAP ♪ 僕らの未来/KinKi Kids 　◾︎ ✧過去 昔から成績優秀、友達も多く優等生として生きてきた。容量は悪かったが努力すればきちんと結果に表れたし、両親が喜んでくれるのが嬉しくて何事も一生懸命取り組んできた。 長男坊ということもあり、両親からの期待は大きく、弓二が生まれてからその期待は顕著になっていった。 容量の悪い一矢は人一倍努力をしなければならなかった。だが周りからの期待に答えるように努力を重ねた一矢に、ガタが来てしまった。 高校1年の冬、突然何も出来なくなった。 布団から起き上がることさえも億劫で、このまま死んでしまいたいと思っている自分に驚いた。そのままズルズルと不登校になり、両親への罪悪感に毎日苛まれていた。 心優しい両親は一矢に無理をさせてしまったと悲しみ、一矢にとって一番良い環境を与えようとしてくれた。それでも両親を悲しませてしまったこと、迷惑をかけてしまったこと、期待に応えられなかったことを申し訳なく思い、尚のこと塞ぎ込んでしまった。 この時以来、両親との間には溝が出来てしまっており、引きこもりを脱した今でもお互いにどう接したら良いのか気を遣い合っている状況にある。 不登校から立ち直れたのは弓二のおかげ。 不登校の一件以降、自分の生きる意味は弓二を支えることだと考えるようになる。それ以外に自分の価値を見いだせない。 一矢の性格として「優しくされたら返さなければならない」「期待されたら返さなければならない」といったような、考え方が染み付いており、例え肉親であろうが無償の愛を素直に受け取ることが出来ない。愛された分自慢の息子になろうとした結果、心身を壊してしまった一矢は家族に負い目を感じており、自分は『必要のない子』だと考えている。 弓二に救われた日から、弓二が幸福な人生を送るための手助けをすることに自分の必要性を見つけ出したが、弓二にとって必要なお兄ちゃんになれたとしても両親にとって必要な息子であるとは到底思えなかった。 　◾︎ ✧以下、CoCシナリオ『Lie』の設定 両親のいない今、一矢は何も返せなかった自分への自己嫌悪や両親への罪悪感を抱えているが、それと同時に安堵もした。もう両親の為に何も返せない自分に負い目を感じながら生きていた、その日々から解放されたと思った。最期まで自慢の息子とは程遠い自分だったが、これからはそのことを考え苦しむ必要が無くなったと。そんなことを考える自分にも嫌気が差しているが、両親の為にも自分自身の為にも弓二を幸せにしなければいけないと思っている。 しかし、彼は実の兄ではなく、その正体はシーカーと呼ばれる生物であった。 ある事件により三弦谷弓二の兄として自身の記憶を捏造されていたが、現在の彼は人間であり、三弦谷弓二の本当の兄として生きている。

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