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クトゥルフ PC作成ツール
箱居 翔環 (ハコイ トワ)
ID:4536398
MD:6b828b9041de46985cc9072ff1612e8f
箱居 翔環 (ハコイ トワ)
タグ:
湯水のcs
HO箱
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生まれ・能力値
STR
CON
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APP
SIZ
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初期
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20
21
その他増加分
一時的増減
現在値
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CON
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DEX
APP
SIZ
INT
EDU
HP
MP
初期
SAN
アイ
デア
幸運
知識
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SAN
現在SAN値
/
(不定領域:
)
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簡易表示
通常表示
技能
職業P
/
(うち追加分:
)
興味P
/
(うち追加分:
)
表示
初期値の技能を隠す
複数回成長モード
非表示
簡易表示
通常表示
<戦闘技能>
成長
戦闘技能
初期値
職業P
興味P
成長分
その他
合計
回避
キック
組み付き
こぶし(パンチ)
頭突き
投擲
マーシャルアーツ
拳銃
サブマシンガン
ショットガン
マシンガン
ライフル
非表示
簡易表示
通常表示
<探索技能>
成長
探索技能
初期値
職業P
興味P
成長分
その他
合計
応急手当
鍵開け
隠す
隠れる
聞き耳
忍び歩き
写真術
精神分析
追跡
登攀
図書館
目星
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簡易表示
通常表示
<行動技能>
成長
行動技能
初期値
職業P
興味P
成長分
その他
合計
運転(
)
機械修理
重機械操作
乗馬
水泳
製作(
)
操縦(
)
跳躍
電気修理
ナビゲート
変装
非表示
簡易表示
通常表示
<交渉技能>
成長
交渉技能
初期値
職業P
興味P
成長分
その他
合計
言いくるめ
信用
説得
値切り
母国語(
)
非表示
簡易表示
通常表示
<知識技能>
成長
知識技能
初期値
職業P
興味P
成長分
その他
合計
医学
オカルト
化学
クトゥルフ神話
芸術(
)
経理
考古学
コンピューター
心理学
人類学
生物学
地質学
電子工学
天文学
博物学
物理学
法律
薬学
歴史
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戦闘・武器・防具
ダメージボーナス:
名前
成功率
ダメージ
射程
攻撃回数
装弾数
耐久力
その他
%
%
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簡易表示
通常表示
所持品・所持金
名称
単価
個
価格
効果・備考など
価格総計
現在の所持金:
、 預金・借金:
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通常表示
パーソナルデータ
キャラクター名
タグ
職業
年齢
性別
身長
体重
出身
髪の色
瞳の色
肌の色
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その他メモ
︎︎︎︎ ︎︎︎︎ ︎︎ ︎︎ ︎︎ ⚠️CoC 辜月のN HO2 秘匿HOネタバレ含⚠️ ーーーーーー 【HO1について】 名前:杜狼賢人(トガミ ケント) 呼称:けんと [出会い] 初めて話したのは入学式。学内の案内を受けていたものの、話についていけないグループからはぐれて桜を一人で見ていた時に話しかけられた。 [関わり合い] 奇跡的に同じ学部の子だった。当然のように同じ講義を受け、一緒に過ごす時間を増やしている。 2年の春から翔環の住む家に賢人と2人で暮らしている。料理音痴だからと賢人に毎度ご飯を作らせている。(自分が作ると味しないので…) [接し方] 表情の変化が普段乏しい翔環だが、賢人といる時だけ喜怒哀楽がハッキリして楽しそうにしている。何をするにしてもついてくるし、遊びにもいっぱい誘ってくる。離れないひっつき虫。離れようとすると駄々をこねる。 また、非常に構ってちゃんをする。自分ができないから、とお手製のご飯をせびったり、自分じゃ空ける勇気がないと言ってピアスを空けてもらったりしてる。 [思い] 大学生活中で初めて声かけられた、俺の大事な親友。 周囲の音が全然聞こえんくて、不安で。ずっとこれから1人なんやなって覚悟していた時に親切してくれた。めちゃくちゃ嬉しかった。 でも同時に、また裏切られるかもしれないって気持ちと友達がほしいって気持ちが、矛盾してるはずなのに混ざってた。結局は賢人と居ないとこれからの生活が不自由だから、賢人と仲良くするのが最善なんや、って自分の気持ちことは一旦置いといた。耳の不調のせいにして、賢人と仲良くすることにしたのが始まり。 関わっていく中で、ワガママな自分にどんな理由であれ付き合ってくれる賢人がどれだけ優しいか理解した。 尽くしてくれた優しい彼が、金目当てとかやなく1人の自分として付き合ってくれた賢人が大好き。今は便利だとかじゃなく、素直に賢人のことが好きやと思ってる。 いつも引っ付いてて申し訳ないなと思う時もあるけど、誰にも取られたくないのでわがままを言ってまう。賢人がいないと生きて行ける気がせんし、めちゃくちゃ寂しいから。今までキャンセルさせた予定はなんぼあるんかな。いつもごめん。 [影響] ①部活動 軽音楽部に入部する。理由は賢人が入るから。 担当はボーカル。賢人の演奏でしか歌わないし賢人がいないと来ない。幽霊部員。 ②タバコ 賢人に憧れて吸うようになった。味もしないのに吹かしている(むせるので肺に入れない) 銘柄はKENT。名前で決めた。 ③ピアス 賢人に空けてもらい、お揃いのピアスをつけている。空けてくれた穴の傷が痛む事で己の生きている実感と賢人の事を思い出し心を満たしている。彼も意識していてくれたらな、なんて。 ④髪染め 賢人の隣に並ぶ時にかっこよくありたいと思ったので、刈り上げにとどまらず金髪に思い切り染める。「目立っとって探しやすいやろ」と自慢した。 [その他] 実はソフトなマゾである。 賢人にちょっとした加虐行為を求めているのは、刺激が強く長く残る上に、その与えられた痛みが残り続けることで感覚が死んでいないという確認と安心に繋がるから。 古典的条件づけによって、賢人に痛みを与えられる→安心へと繋がっている。 普段賢人が翔環のことをとても大事にしてくれるのも好ポイント。こんなこと考えてる自分キモイな、と思いつつやめられていない。 【プロフィール】 名前:箱居 翔環(ハコイ トワ) 誕生日:11月3日 蠍座 血液型:B型 特技:運転/読心術 趣味:観光地めぐり/旅行/ドライブ 一人称:俺/僕 二人称:お前 Love:杜狼賢人 Like:賢人がすること/賢人の作るご飯/日本史/酒/レモン/鶏肉 Dislike:学校の先生/自己中な女 【性格】 [表] 普段は落ち着きがあり、人付き合いは非常にあっさりしている。喜怒哀楽も表情に出づらくクール。人見知りなので基本杜狼賢人以外の人間は無視。 我がしっかりしており、自分のやりたいことや好きなことはとことんやり込める力を持つ。逆に自分の興味が無いものには見向きもしない。自由人で、少々自己中心的な性格である。 [裏] 一人でいることに慣れているようにみえるが、友人という存在に強く憧れている。無視しているのは他の人の声が聞こえないからわざと人見知りのふりをしているだけ。なので賢人の後ろでみている時に表情を読み取ったりしている。 本当は人と仲良くしたいが、実家が金持ちだったため過去にすり寄ってきた人達が多くいたせいで「本心で仲良くしてくれるのだろうか」という不安が拭えていない。唯一、賢人にだけは心を許している。 【大学生活】 啓都大学 史学部史学科 [授業態度] 悪い。基本何か聞かれても「わからないです」と答える。というか当てるなオーラが強い。賢人がいればマシになる。 板書やスクリーンを撮影したり賢人へ急に「ノート見せて」と言って写したりして授業内容の理解に務めている。先生の話は基本聞いていないので「先生なんか言ってた?」とか賢人に聞く。 歴史については元から知識が豊富なため、単位は何とか基準値以上は取れている模様。 [学問] 日本史を重点的に学ぶ。歴史においては好成績だが、それ以外の教科に対しては苦しむ声がよくあげられている。 また、教職をめざしているので教職課程も取っている。将来の夢は歴史の中学校教師。学校の先生にいい思い出がないから自分が先生になって変えようとしている。 [部活動] 軽音楽部 担当:ボーカル 賢人がいるから入った。ちなみに賢人が幽霊部員なので翔環と必然的に幽霊部員化している。 元々が器用なため歌は上手い。技術としてはまだ伸びしろがあるってかんじ。歌声のイメージはKEISUKE。男子にしては高い声が出て、耳障りの優しい歌い方をする。 [その他] 祖父母名義の京都にある一軒家で一人暮らししていた。祖父母からの振込も多額なので生活費には困っておらず、アルバイトもしていない。 現在は賢人と暮らしているため二人暮しになった。毎日楽しい。 【その他】 ・お酒が好きなのは、味はしないけど気分が良くなれるから。結構酔う方。好きなお酒はレモンハイ。賢人に作らせる。 ・男の子らしい、かっこいいものに憧れている。強さを表したい自己主張の現れ。 ・所々女子っぽい(無自覚)。気になった人に執着しがち。女の子扱いされると怒る。可愛がられるのもあまり気に食わないが賢人だけは許している。 ・賢人の作ったご飯以外は栄養取れてりゃいいので基本ウィダーゼリーなど流し込めるものですます。外食も好きじゃない。賢人の飯以外のものを食べる時の顔は無である。 ・体の不調にこまっている。賢人以外の人に近寄って欲しくない(耳が聞こえない)ため会えて酷い態度を取っているし、賢人が居ないと困るので賢人と自分をまとめて仲良くしてくれる人じゃないと近寄るなオーラを出す。治ったら自分で働いたお金で賢人にいい財布をプレゼントしたい。 【癖】 ・賢人以外の人と話す時は賢人の後ろに隠れて様子を伺う/イヤホンをつけて無視 ・不安を感じたり嘘を付くと前髪をいじる 【住まい】 [家のイメージ] https://www.global-h.co.jp/plan/3457_23ldk/ 34.57坪 2階建て3LDK でけぇ [1階] ⦿玄関 まぁまぁ広い。大学生らしくスニーカーやサンダル並んでいる。おばあちゃん達が置いていった綺麗な絵が飾られていたり、賢人と二人で取った写真が飾られていても良い。 ⦿リビング こちらも広い。ダイニングキッチンが併設されている。チェアとテーブル、65インチのテレビの前にちゃぶ台が置いてある。ビデオやDVDなどは当時置いてなかったが、一緒に見るなら今は洋画やアクション映画のDVDが置いてあるかもしれない。 ⦿キッチン 広い。自動製氷付きの冷蔵庫、IHクッキングヒーター、浄水器付きのシンク、食器乾燥機などが付いていてかなり設備が良い。最近買ったホットプレートとティファールのケトル、サンドトースターもある。賢人が喜ぶ+俺も欲しいと思って揃えた。 ⦿洗面所 洗面台はもちろん高性能の洗濯機があこちらもまた設備が良い。2人分の歯ブラシ、髭剃り、保湿のクリームなどのスキンケア用品は2人で選んだものが置いてある。 ⦿お風呂 こちらも設備がいい。アラミックのシャワーヘッドに綺麗な浴槽がある。 シャンプーなどはThe、普通のやつを使っている。何がいいのかよく分からないので賢人と相談して決めたものを買っていると思う。 ⦿トイレ ウォシュレット付き。便座がちゃんと暖かくなるトイレ。2人が買うなら芳香剤とかちょっとしたインテリアも置ける。 [2階] ⦿自室 ごく一般的な男の子らしい自室。ものという物が少なく綺麗。観光地のカタログや歴史的建造物の本などが置いてある。漫画もチラホラあるかも。ラックには賢人と撮った写真を現像したものが置いてある。 ⦿賢人の部屋 賢人に任せます! ⦿ゲーム部屋 広い部屋。55インチのテレビ、Switchが置いてある。ゲームソフトはスーパーマリオ、マリオカート、マリオパーティなど2人以上で遊ぶものが多い。 ⦿バルコニー 2人分のサンダルと灰皿、篳篥と簡単な椅子が置いてある。焼き鳥できるね。 ⦿トイレ 1階と大差ないトイレ。 【経歴】 0歳 とても裕福な家庭の次男として生まれる 母から娘のように育てられいつも一人 12歳 中学1年〜3年 喧嘩三昧 グレる 15歳 高校1年 家から遠い公立校へ入学 18歳 高校3年 普通自動車の免許取得 18歳 大学1年 啓都大学入学 【サンプルボイス】 「…」(無視) 「賢人、おはよ。水買うからついてって。」 「賢人!今日のご飯なににするん?あと、明日休みやし飲も。」 「賢人、ドライブいこ。車内カラオケしようや。」 「賢人のピアスかっこええな、…なぁなぁ、俺も空けてぇや。お揃いしよ。」 「賢人の名前の銘柄とかそりゃ気になって吸うやん。…何が重いねん。それと別に可愛くないわ。」 「賢人💢💢💢構えやッ💢💢💢ブッサイクな女となんでつるんどんねん💢💢💢💢スマホ貸せ💢💢💢💢全部切ったるわ💢💢💢」 【補足】 テーマ 「箱入り娘」 【通過済みシナリオ】 辜月のN END:Narrative(ナラティブ) 両生還 2022/11/27 [留意点] 京都の街は崩壊しているため、このシナリオを通過した探索者は京都を舞台としたシナリオに参加することができない。 【辜月のN 秘匿HO】 ◆PC2:箱 あなたはPC1の親友だ。 あなたはPC1と離れがたく思っている。 【開示してOK+相談OK部分】 あなたたちは大学入学時からの親友だ。 あなたは入学してはじめて話しかけてくれたPC1のことを大事に思っている。 あなたたちは二年前に入学したものとする。 また、あなたたちには共通の友人がいる。名前は「二条錦」。 京都生まれ京都育ちの生粋の京都人だ。 【ここから秘匿内容】 あなたは大学の入学式の前日から今に至るまで謎の症状に悩まされている。 あなたは人の声が聞こえない。 あなたには匂いが分からないものがある。 あなたには触った心地がしないものがある。 あなたには味の分からない食べ物がある。 ――けれども、それらには例外がある。 PC1の声だけはいつでも聞こえる。 PC1の匂いだけはいつでも分かる。 PC1だけはいつでも確かな感触がある。 PC1の作ってくれた食べ物だけは味がある。 この事実を、あなたはPC1に今まで黙ってきた。 この症状を改善しようと病院に行ったことはあるが、 原因は未だ分かっておらず、医者も半ば匙を投げている。 ※このため、特定の聞き耳は自動失敗となる。 【バックボーン】 ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー 【家族構成】 父方 祖父:元国会議員 祖母:専業主婦 母方 祖父:元大手企業社長(観光業) 祖母:秘書 父:政治家 仕事が忙しく滅多に帰ってこない。翔環の面倒はほとんど母任せで見ていない。 母:専業主婦 50歳。過保護で少々ヒス気味。 父の接し方、家庭は母以外男しか居ないことへのストレスから翔環に対して女の子のように育てる。 兄:東京大学法学部4回生(警察庁入庁決定済) 父親の英才教育を受けて男らしく育つ。会話という会話はほとんどない。現在はキャリア組として警察庁に入庁することが決定している。 なお、兄は大学へ通うべく4年前に上京した。 【過去】 兵庫県姫路市に家を構える、とても裕福な家庭の次男。家族全員エリートで資産豊富、なんの不自由もない生活が保証されている家の元に次男として生まれる。 家では女の子のように大事に育てられていた。というより、完全に女の子扱いだった。 母親は女子の立場として自身を理解してくれるであろう娘を望んでいたが、翔環を産んだ時は既に高齢であった。更に父親とそういったことも無くなる。そのため母は望んだ娘を産めなくなってしまったのだ。 故に顔が女の子のように可愛かった翔環を娘のように扱い始めた。父親は基本放任主義。流石にランドセルを赤色にされそうになった時は止めてくれたが次第に口出しが減り、最終的に翔環が小学校高学年になる頃には完全に関心を長男の教育と仕事に向けていた。 小さい頃は兄と違って門限や行動範囲が厳しくなかなか遊べなかった。嫌気が指すほどに母親は過保護だったのだ。外に出る時間が圧倒的に少なかった環境の中過ごした結果、外で遊ぶことや旅行への意欲が増していく。その欲を晴らそうと父親の書庫にある観光名所や歴史的建造物を見て知見を広め始めたことが歴史学に深く関心を持つきっかけだった。 学校での生活は、使う文房具やお弁当などは上質な物が多かった。運動神経も良く、顔も良かったためモテモテ。自分をボンボンだと嫌味を吐く同級生の男子ももちろん居た。そんなヤツらに見栄を張るために可愛い女の子と付き合ったりもしたが、門限の厳しさや家の事情で引かれてすぐに別れるのが大抵の流れ。余計に周りからはボンボン、箱入り息子としてナメられることが多かった。 家でのストレスも相まって、同級生からバカにされた怒りが抑えられず手を出してしまう事もあり、ふっかけてきた同級生とは喧嘩三昧だった。 学校側からは問題児扱いを受けていたが翔環は喧嘩を売られていた立場だったため非常に苛立っていた。 じゃあ自分がやられっぱなしでいろってのかクソッタレ。見て見ぬ振りしてたくせに大事になってからその上辺だけ見て口出してきやがって。理解を示そうともしない教師たちが嫌いになり、反抗的な態度を多くとるようになった。完全にグレたのである。 それに翔環にとっては喧嘩することは一種の自己主張だった。喧嘩をして擦り傷が痛む度に「荒っぽいことをやる俺は小綺麗な金持ちのボンボンじゃない」「女みたいに弱くない」「自分一人で意見を持って自立できる」という思いを感じるように。そういった自己承認欲求に近いものが、人と対立して被虐行為や擦り傷が増える度に満たされるようになった。 家庭の事情もいじめられていたことも知らないくせに、知ってても何もその事には触れずに口を出してきて綺麗事を吐く教師が大嫌いだった。ちょっとでもいいから、他人と喧嘩をした子供だとしても悪い事だと決めつけずに寄り添って話をして欲しかった。 自分ならこんな教育者にならない。もっと子供に寄り添える教師が必要だと考えた翔環は学校の先生になることを決めた。理由も理由なので先生にはあまりいい顔をされなかったが、翔環は本気だった。歴史が得意だったため文系科目をとことん勉強。人の顔色をよく観察し、それらを汲み取り動くように。困った人が居たらいち早く気付いてさりげなく助けたりもした。 彼の努力も実り、高校はそこそこ偏差値の良い公立校へ進学。自由になりたかった翔環はわざわざ家から遠い場所を選んだ。わずかだが、自由を得れた気がした。 友達も沢山出来て人に囲まれた高校生活を過ごせた…ように見えたが、所詮は裕福な家庭に生まれた翔環に擦り寄っていただけだった。 翔環は普通にいい友達だと思っていたため余計にショックを受ける。金目当ての奴らを全切りした結果、彼が友達と言える存在は1人も残らなかった。 地元からもっと遠くへ出ようと、たった1人で京都の大学へと進学することにする。1人だったのが幸をなしたのか、勉強に一途に取り組むことが出来、無事史学部史学科に入学を果たした。 母親には「教師になりたい」と説得し、母方の祖父母名義の家に住むのなら、ということで、大学付近にて一人暮らしをする許可を何とか得ることができた。 部活に入部したと嘘をつき放課後のアルバイトもひっそりと始めていた翔環は、貯めたお金を使って普通自動車の免許を取ることに。新たな生活に向けて準備をしていった。 待ちに待った一人暮らし、自分のやりたいことができる大学生活。新しいバイトも始めてみようか、早速京都の観光地を見て回ろう、その次はドライブでもっと遠いところへ行きたい、新しい友達は出来るのだろうか。 美容院に行って髪を切ってもらった。男らしい刈り上げを入れて、ハーフアップにしてみる。かっこいい。自然と頬が緩んだ。自分はこれから自由なのだ。 色んな夢も不安も抱えて大学生活へと足を踏み入れる。 だが、大学の入学式の前日。謎の症状に悩まされることになる。 人の声が、聞こえない。 匂いが分からないものがある。 触った心地がしないものがある。 味の分からない食べ物がある。 入学式になってもそれは変わらなかった。話しかけてくる人の声が聞こえず何を言っているのか分からない。案内している先生の声が何も聞こえない。…完全に置いてけぼりなのだ。 ああ、また1人になるのか。 今度こそ友達ができると夢見ていた自分が馬鹿だった。耳が聞こえなくなるのは想定外だったが、友達なんて作らない方が身のためだと体が訴えているのかもしれない。そんな風にさえ思えてしまった。それに、今までよりもっと不自由になった気がした。 どこか虚しい気持ちを抱えたままグループを離れる。 そして、ただ1人で桜を見ていた。 誰かにヒソヒソと話されようとも気にならないこの現象は、自分にはあっているのかもしれない。 でも、寂しい。 誰にも見られていないのをいいことに目元を拭った。 その時、声をかけてくれたのが賢人だった。
※
歌詞を引用、及び記載することは禁止となりました
(Youtubeや歌詞サイトのURLだけ書くことをお勧めします)。
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