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　いかつい見た目。怖い。金髪、ピアスが多い、高身長、細マッチョ、顔に傷がある、無表情、三白眼……。とにかく怖い見た目をしているにも関わらず、服装は酷い。Tシャツにダメージジーンズ、シンプルなシャツを羽織った恰好なのだが、Tシャツは「くそださいてぃーしゃつ」と創英角ポップ体で縦書きで書いてあるものである。非常にダサい。そして毎日同じデザインの色違いのTシャツを着ているため、彼のセンスはどうなっているのか、そしてどこでそんなものを買っているのか、気になるところである。 　常に無口、無表情であり、眠そう。実際に寝ていることも多い。講義中は寝ている。というかHO1がいないときは常に寝ているか、音楽を聞いている。声がとてもかけづらい見た目と態度であるため、構内で彼に声をかける人はHO1しかいない。 　聞いている音楽はクラシックや、日本の雅楽が多い。が、別に好きなわけではないらしい。特にベートーヴェンをよく聞いているようだが、別に詳しくはない。雅楽については自分の名前にもある笙の音を聞くため、クラシックについては親の影響で、と答えている。ただし笙汰は親について語りたがらないため、本当に親の影響なのかは定かでは無い。 　顔の傷やピアス、金髪などからヤンキーだと思われている。実際には自分から喧嘩を売りに行くことはなく、売られた喧嘩を買ったり、困っている人を助けるために喧嘩したり、という姿が目撃されているだけである。「金髪やピアスは自分の好みの恰好がこれだったからというだけだし、顔の傷は幼い頃にちょっとした事故に遭ったというだけ」だと言っている。ちなみに食事のときには舌ピアスを見ることができる。 　見た目のいかつさとは裏腹に、結構優しい。重そうな荷物を持っている人がいたら黙って手伝うし、掃除やボランティア活動とかも真面目にやる。そのためギャップ萌えで好意を持たれることがあるが、HO1以外の人に対してはあまりにも興味が無く、反応も薄い・もしくはほぼ無いので、彼女はいない。なんならHO1としか話さない。ちなみにHO1と話しているときだけ笑うが、目が笑っていないのでとても怖い。それらのHO1への態度から「尻尾が見える」と言われるようになり、ついたあだ名が「ドーベルマン」。つまりはHO1の飼い犬扱いである。それが笙汰の耳に入ったのか、HO1が教えたのか、誰かがプレゼントしたのか、理由は不明だが、最近になって新しいTシャツを着て大学に現れた。書いてあったのは「どーべるまん」の文字。もちろん創英角ポップ体、縦書きである。同じ講義の学生全員を爆笑の海に沈めるという伝説を作った。 　バイトはしていない。家がわりと金持ち。ただしバイトの代わりに家の手伝いとして書類が送られてくるらしく、何かのリストを眺めている姿が目撃されている。本人曰く「将来、仕事を継がないといけないから、勉強と現状把握のために少しだけ仕事に関わらせてもらってる」。 　HO1には心を許しているようで、HO1の肩に寄りかかって眠ることもよくある。（というかその光景をPLが見たい） 　二条錦とはもちろん友人だが、笙汰の態度はその他大勢への態度とほぼ変わらない。

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