タグ： ドロップアウトディスパイア HO2

▽設定 『遺書屋』と呼ばれている殺人鬼の片割れ。 対象の殺害を担当しており、戦闘にも慣れている。 一見クールだが、単純で騙されやすい性格。かなり頭が弱く、深いことは考えず動く面がある。 そのため見かねたHO1に首輪を付けられてしまった。 だがこれも上手いこと言いくるめられたので、特に違和感なくアクセサリー気分で毎日付けている。 ▽経歴 貧乏な家庭に生まれた。 その上、元から頭がかなり悪く、学校の勉強についていけず周囲に馴染めなかった。 そのうち自然とサボったり不良とつるむようになり、どんどん社会からドロップアウトしていった。 その結果、強盗殺人が最も楽しく効率良く金を稼げることに気づき、殺人を繰り返すようになった。 そのうちにHO1と出会い、現在は遺書屋として活動している。 ちなみに遺書にはさして興味が無い。へぇ好きなんだ、程度。 ▽遺書 洒々へ 洒々が遺書が好きだっていうから、頑張ってそれを書いてみることにした。 でもオレは漢字とかがいまいち分からない。ちょっと変な手紙になってるかも。 辞書はちゃんと引いたから許してほしい。 遺書の意味も、せっかくだから調べた。死後のために誰かに書き残した手紙だって。 でも死んだら死んでるんだから、ためも何もないと思うんだよな。 オレが死んだあとお前がどうしようが分からないし。 だから書く内容はすごく悩んだんだけど。 一つだけ、オレのこと忘れないでいてくれたらなとは考えた。 オレお前といて楽しかったんだ。 オレは頭が悪いから、人殺す以外のことが大体上手く出来なくて、そのせいでよくモヤモヤしてた。 でも、お前がいて色々教えてくれたら、ちゃんと出来るようになったことが沢山あった。 出来るようになって初めて、楽しいって思うものが増えた。 首輪くれたのも嬉しかった。 オレ昔から迷子になりやすいから、これあればどっか行かないなって安心した。 だからその分、お前もちょっとはオレといて楽しかったり、安心してたりしたらすごく嬉しいなって思った。 好きな人とか、楽しい思い出とかは、あんまり忘れないらしいって聞いたから。 お前にとって、オレはそういうものであったらいいなって。オレが死んだあともお前に忘れられてなかったら、それはすごく良いことなんじゃないかって、そう思った。 たとえ死んでても、地獄で嬉しいって感じられる気がした。 だから洒々、オレのことずっと忘れないでいて欲しい。 それがオレの、死後のためにお前に書き残す手紙だ。 他はぜんぜん思いつかないから、そろそろ終わりにする。あと文字書くの疲れた。 な、オレが死んだあとも元気でやれよ。 別にオレがいなかったからといって不健康になる訳じゃないだろうけど、うっかり風邪とか引かないように気をつけてくれ。 あと首輪リサイクルとかはすんなよ。されたらちょっと悲しくなる。 あれはオレだけの物がいい。 よし、これで書くことはもう無い。本当におしまいだ。 じゃあな！ 四季野 彩芭より

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