タグ： 悪凝のエイドス

誰よりも私は修練を積んだ 故にどんな者にも負けない自信があった。 しかし、それでも勝てない相手が現れた。尊敬できる相手だった。 彼は本当に崇高な人間だった。ならばこそ、彼に付き、どんなことでも協力しようと思った。 ［設定］ あなたは忠犬だ。病的なまでに悪に傾倒し、悪人を崇拝し、それに憧れている。元々はエイドスの人間ではなかったが、かつてHO1と戦い敗北し、その時に感じた彼の悪人っぷりに引かれ、悪の体現者であるHO1を崇拝することになった。だが、彼は最近HO4、あの軟弱な精神をした人物を拾ってきたらしい。彼の目的に必要なことは知っているが、あなたはHO4が気に入らない。HO1に悪影響を与えるかもしれないし、そもそもHO4はHO1に対して忠実なのかが分からない。元々、彼女はヒュレーの幹部、烽火の元にいた人間だ。彼から暴行を受けていた被害者らしいが、罠の可能性もある。腹の中では何を考えているか分からないのだ。柿崎は裏表がないような人物だと容易に分かるが、HO4はそうではない。そして、もう一つ自分を悩ませている問題がある。それは子どもについてである。探索者は今まで多くの人間を殺してきた。老人から若者まで、時には罪のない一般人まで手にかけてきたこともあるだろう。だが、幼い見た目をした子どもだけは殺さなかった。いや、殺すことができなかったといったほうが正しい。そんなはずはないにもかかわらず、子どもを殺すことに怯えている。何故なのかは分からない。だが、それを腹立たしく思っていることは確かだ。 探索者はどうやら血の臭いを纏っているらしい。この世界に入ってから、ずっと『お前は血の臭いがする』と言われてきた。きっと、身体に染み付いているのだ。屠った屍の血液が、何かしらの怨霊のようなものとなって──。臭いに敏感ということもあって、自分の匂いというものが存在せず、血の臭いだと指摘されるのは気に食わない部分があることだろう。 あなたの目的は『悪を崇拝し、悪人として生きること』だ。

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