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片鱗 HO1 職業ベース:農業従事者(2015) 選択職業技能:〈杖〉 技能差替:〈重機械操作〉→〈目星〉(理由後述) 職業p:EDU×10+DEX×10→240p 職業特記:CON+1 特徴: 24【愛書家】〈図書館〉+20、自宅でロール可能 41【目つきが悪い(D)】APP-1、〈信用〉-10 →D補填興味値:10p 「……ス、どうも」 「なんですか。そこ、邪魔なんで、どいてください」 「関係ないでしょ。ほっといてください」 　前髪を長く伸ばした、上背の高い男子高校生。表情と声色は暗く、無口で無愛想。印象として野暮ったい少年(APP6)。 　斜に構えがちで厭世的。ひとりの時間と静寂を好み、読書、空想に逃避をしがち(特徴24)。クラスメイトや家族との折り合いも悪く、付き合いのある友人はほとんどいない。 　礼儀や好意に対し悪し様に返すことはしないが、人付き合いに不器用で疲れやすく、無関心気味かつ怠惰。感情表現が少ない上、選ぶ言葉が悪い意味で率直なため誤解を受けやすい(〈交渉技能〉初期値)。 　土いじりを趣味としており、放課後は幽霊部員だらけの園芸部でもっぱら鉢植えの世話をしている(職業ベース:農業従事者、〈芸術：家庭園芸〉70・〈博物学〉75)。 【通過シナリオ】 ・片鱗 HO1　20240420-0429 ENDB-2_生還 ・天漢に流るる　20250911-0914_生還 以下、「片鱗」HO1秘匿内容を含む非口外情報 ──────────────────── シナリオ指定: ・〈運転:二輪車〉+10 ・趣味 →植物の成長管理、観察、記録等の世話全般。得意科目は生物だが、有する知識は園芸趣味の域を出ない(〈博物学〉65、〈生物学〉21)。 ・上のきょうだい →丹下茉莉花(たんげ・まりか)、20歳、4歳上の姉。異性であることや、お互いの性格からも交わす言葉は多くはなかったが、仲は良かった。 　水泳部の特待生として大学に行った。お互いがお互いの名前に拠った適性を持ったことが可笑しくて、ほんの少しだけ嬉しかった。 　家を出た彼女に対して安心してもいるが、ここ一年強の、家族の不和の皺寄せが己一人に来ている現状が楽であるとは言い難い。奥底に、彼女に対しても負の感情があることに対しては自覚的。 　無気力で人嫌いな気質は家庭環境に由来する。諦めが早く、伏して耐えることに慣れており、自己抑圧が強い。 　生まれつきの人相の悪さから、視線をどこに置いても諍いの種になる(特徴41)ため、前髪を意図して伸ばしている。その下で、トラブル回避のため絶えず目を動かすことが癖(技能入替:〈重機械操作〉→〈目星〉75)。 　上記は姉と育つうち教わった、姉弟間での暗黙の了解に近い姿勢。しかし彼女が家を出た今は、自律が前ほど強固であれないことを薄々感じている。 　問題を起こすことなく、すべて耐え切って家を出た姉を尊敬し、それに倣いたいと思っているが、自分をここに一人残した彼女を恨み、最後まで傷を舐め合う相手のいた彼女を妬んでもいる。 　底にある暗い願望を色濃く自覚し始めたのはここ最近。心身が成熟していく途上で、堰き止め続けた負の感情が頭をもたげ始めた。ストレスの反動は、陰湿で暴力的な妄想として形になることが多い。 　長く強い抑圧ゆえの性質は、裏を返せば解放への激しい願望・期待に通じている。生活にこれ以上の波風を立てず、一刻も早く平穏な未来を掴むことを望むと同時に、己に理不尽を強いるものへの破壊衝動を捨て去ることができていない。 メモ: ・真珠。貝類の体内で、異物の侵入をきっかけに生成される生体鉱物。傷によって生まれ、籠められたうちで育まれるもの。 ・Dangerous Game：90年版ミュージカル『ジキル&ハイド』劇中歌。タンゲマサト／マリカ共に上記のもじり。

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