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天津狗愛宕（あまついぬ・あたご）SIZ・INT入れ替え 名前は京都愛宕山・愛宕神社（天狗信仰がある）から。 山岳信仰を専門とする研究者。普段は大学で客員教授なども務めている。 山という存在に対して、「山は美しい。山は恐ろしい。美しいものは恐ろしい。恐ろしいものは美しい。そして須らく面白い」という考えを持っている。 ふくよかなずんぐりむっくりな体つきで、大体笑顔。 自分のことを私、もしくはあたごさん、と一人称し、他人にも「気軽にあたごさんって呼んでいいよぉ～」と言う。 間延びした親しげな話し方をし、基本的にあまり敬語は使わない。 教養があるのんびり・飄々とした温厚な人物に見えるが、恐ろしいものに美しさを見出したり、それ故にスリルジャンキーなところがあったりして、常人には理解し難い感覚を持ち合わせている。 自分の好奇心に正直。今回の登山も好奇心のままに参加した。 授業をする身としてデリカシーも優しさも協調性も持ち合わせているが、恐らく他人にあまり興味が無い。 逆にいれば興味が薄く、期待もしないため、他人に関して寛容とも言える。 間食が多く、手軽に食べられるものを好む。 ちなみに、山岳信仰は興味・好奇心・学問として好んでいるだけで、まったく信心深くはない。 山岳信仰を研究するようになったきっかけは、幼い頃、兄弟（天津狗比叡：あまついぬ・ひえい）が登山中に行方不明になったことに起因する。 周囲の人間は「山の神の神隠しにあったのだ」と言っていたのだが、愛宕は納得出来ずにいた。 「山はただの山であるはずだ」「もし本当に神がいるなら比叡を返せ」「神の存在も山の存在も解き明かさなければ自分は納得できない」 「比叡のことを、納得できない」 若き研究者は今日も消えた兄弟を諦められずにいる。

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