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▼ネクロマンサー 【あなたは道士/死霊術師/研究者など、死体を動かし操る能力を持っている】 ▽職業技能[EDU*20] 　以下から7つを選択＋任意の技能1つ　⇒＜回避＞ 　＜医学的に＞＜図書館＞＜目星＞＜生物学＞＜薬学＞＜コンピューター＞ 　＜オカルト＞＜心理学＞＜信用＞＜拳銃もしくは刃物を使う任意の戦闘技能＞ ◆タイプ1：『這うもの』ベース 武器は1しかダメージを与えられない。 炎・電気・毒性の化学物質はラウンド毎に1d6ダメージを与える。 隠れる、忍び歩き60　跳躍40　登攀80　 《特徴表》 ・スポーツ万能：<回避>+20、<隠れる>・<忍び歩き>・<跳躍>+10 　1つの技能に+20%、3つの技能に+10%、合計4つの任意の運動系技能にボーナスを加える。 　：本体が蟲であるため普段の動作は遅いが、危機を察知した際の瞬間的な運動能力には優れている。 ・ペット：探索者には、最愛の犬、猫、鳥などがいる。（※SAN0のため回復値なし） 　：HO2という名のペット。通常の死体とは違い、中身を持ち自律性があるので可愛がっている。 《習得呪文》二つまで ・セデフカーの皮膚 ・精神力吸引 ＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿ あるところに二人の姉弟がいた 厳しい家庭の出身で、弟はいつも優れた姉と比べられていた 姉の方はそれに構わず弟の事は愛していたし、彼もまた優しく賢い姉に親しみ、共に育った 眉目秀麗、上品だが愛嬌があり、誰からも好かれる姉の振る舞いを懸命に真似、同じであろうとした だがどんなに学びを得て、思考を巡らせようとも姉に勝るようなことは、少年には何一つなかった 幼心にそれは次第にひずみを生んでいった 男は女よりも優れているべきである、厳格な環境下の教えが次第に少年の重荷となっていった 姉に対する愛情、周囲からのプレッシャーによる僻みは妬みへと変わり、 いつしか彼女を自分一人だけのものにしたいと願うようになった 嗚呼、姉さえいなければ…否、彼女を自分だけのものにすれば、周囲の人間も自分を認めるだろう！ そして何より、純粋にそれを手に入れたいと願った そうするためには？…自分以外に手に届かない存在にしてしまえばいいのだ 幼い少年はそうする方法…拉致か、監禁か、肉体的な方法よりも、魂を手に入れることを望んだ 姉の魂を手に入れるためには、自らの手で肉体を払い去ってやればよい その方法をずっと模索し続けた　動物を、自分よりも無防備な子供を使って秘密裏に練習した 彼の算段が整う頃には、彼女は一層美しく利発な少女の肢体となっていた 少年も自ら力や知識を人知れず蓄え、機が熟した頃合いで、収穫の時は来た、と—— そんな矢先、あっけなく彼女は他人の手により殺害されて亡き者となった 発見したのは彼だった　人の立ち入らぬ、幼き日の二人だけが知っていたはずの森で、 美しかった肢体は無残にも、無数の蟲にたかられ、野良犬に喰われた物言わぬ肉塊となり転がっていた 彼は深く嘆き悲しむとともに、死体の一部を持ち去った 心臓は抉られていたため、残った片方の眼球と子宮を選び、処理を施し秘密の宝とした 猟奇事件の犯人は逮捕されるも、姉はもうけして戻っては来なかった 失われた彼女の魂への嘆きは病まず、いつしかそれは歪んだ願望となる 即ち、再びこの世に呼び留めればいいのだと その術を学ぶため、彼はおぞましき禁忌に身を窶した 研究者としてヒトの屍を集め、臓腑や骨肉を何度も刻んで何度も接いでは研鑽を繰り返した 宗教組織に所属し禁断の外道を学び、冒涜的な知識を手に入れた 結果、死体の従者を邪法により生成することに成功した 死体たちは押しなべて、かつての亡き少女と似た容姿をしていた それらは良く動き、仕事をしたが、彼は満足しなかった そこにあるのはやはり空虚な肉塊でしかなかったからだ かつて姉を殺害した殺人者を捕え、魂の在り処を問い質したこともあったが、 彼はその魂を生贄に捧げたと答えた　他の有象無象のモノに消費されてしまったのだという その罪人もまた、意識を持たせたまま姉の姿に加工してやった 姉にされたものよりも、より惨たらしい手段で甚振り嬲り、精神が擦り切れて消滅するまで繰り返した そうして復讐を果たすも、それはもはや通過点でしかなかった 彼は諦めることはなく姉の似姿を作り続けた 姉の現身を幾度も生み出し、廃棄し、生成し—— それを繰り返した結果、ひとつの真理にたどり着く もっともよく姉に近いもの、その魂を一番に知る者が、”ここ”にあるではないか、と 継ぎ接ぎの肉塊に宿す必要はない。魂に見合った肉体を、”これ”に与えてやればいいのだ そして男は、自らの肉と、僅かに残った彼女の一部の宝を蟲に喰わせ、禁呪を行った かくて、男の理想と歪んだ願望そのものである”姉”はこの世に顕現し続けるモノとなった そこにかつての乙女の魂があるかどうかは、誰も知らない ＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿ ♡水松木 此桜(みるき しおう）♡ 愛くるしく美しく、恥じらいとあどけなさを残し、それでいて少しエッチなオタクの偶像のような少女、の姿をしている。 可愛らしい装飾を施した拳銃が武器。常にペットを付き従えている。まれに地が出る。 本名は 水松木 雄黃（ゆうお）。故・此桜の弟である。表向きには両名とも死亡扱いとなっている。 ●HO2に関して/ 姉の姿になって以降、遭遇し捕縛した存在。 自身と同じく蟲であり、かつ魂の代替として利用価値のあるそれを稀少なものとして扱っている。 自身を姉として再構築する際に切り離した、かつての自らの肉体の一部（片眼球と男性器）を埋め込んでいる。 蟲としての本体の一部も分け与えている。自身の蟲が潰れて欠損した際の非常時のリソース先になるからである。 また身体の蟲の代謝を整えるために、定期的にHO2内部に預けてある蟲との交配を行い、繁殖させる。 行為をする場合、間接的に姉と自身との近親相姦にということになるだろう。 無論、これは外部から新たに蟲を摂取すれば不要な行動ではある。 なお、取り入れた彼の肉体の一部や蟲を摂取したものとして扱うのであれば、彼の記憶の一部をHO2は知っていても良い。

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