タグ： お前のせいだよ

人間のクローン技術について研究している大学教授。 35歳という若さで准教授を越え教授の席についた、所謂天才。本人もそのことを鼻にかけており何かと自分が天才だということを主張している。 俺様気質で自分が正しいと信じて疑わない傲慢な性格。他人を見下しておりプライドが高い。 母親は元々身体が弱く、夾雅が幼い頃に亡くなる。厳格な父親の元で厳しい教育を受けながら育ってきた。完璧主義者な父親に身の丈に合わない期待を背負わされ、政治家になり人の上に立つ人間になりなさいと呪縛のように何回も言われてきた。小中高と地元で一番の私立を本人の意思に関係なく受験させられ、全て落ちた。その度に父親は激しく怒り、時には教育のためという大義名分の元暴力を奮うこともあった。 夾雅はその度に布団にくるまり、幼少期に買ってもらったロボットのおもちゃを大事に抱きしめながら泣いていた。幼い頃読んだアイザック・アシモフの本が好きで、機械工学の分野に進みたかった。そのためその物理や数学には強かったがそれ以外はからっきし。学生時代は調子に乗って私立受験し落ちた馬鹿として、いじめを受けていた。そんな日々を過ごしている中で、自分以外の全てが敵だと言う被害妄想に駆られるようになったのは、最早必然だった。 泣きながらも父親や自分を見下している相手への復讐心がふつふつと芽生えている中で、ミ＝ゴと偶然接触する。まだ何も成し遂げていないのに死にたくない、と必死に抵抗する中で、ミ＝ゴに死後脳を提供する代わりに望む通りの手術を施してやろうと交渉される。もし誰も敵わない頭脳が手に入れば自分を見下した相手に復讐できるかもしれない。気が付けば頷いており、期待に応えられない可哀想な凡人は天才へと変化した。 それからの日々は天国だった。自分を馬鹿だ阿呆だと罵った相手をテストと言う明確な数字で見下すのは気持ちよかった。己を失敗作だと言い切った父親を結果で黙らせるのは気分が高揚した。その父親の望み通り、いやそれを越えた大学に行って、「今まで馬鹿にしてごめんなさい」と土下座させたときなんて口角が上がりっぱなしだった。 手術を受けてから暴力的な衝動に駆られることが増え、ついに人を殺してしまったときも笑いが止まらなかった。頭だけでなく力も手に入れるなんて！ミ＝ゴには自首をするなと言われているが、誰がするか。この力があれば、嫌いで憎くて仕方がないやつらをぶっ殺せる。あぁ、次は誰を殺すのだろう！……あのクソみてぇな父親は、散々利用して精神的に叩きのめしたあとに殺してやろう。 機械の分野ではなく禁忌とされるクローン技術に興味を持ったのは、いずれ嫌いなやつを殺したときに疑われないため。この世界の中心は俺だ。邪魔な人間は消して、増やせばいい。 現在は復讐のために、自分を見下したやつらに一泡吹かせるために生きている。 好きな食べ物はこしあんぱん。趣味は読書。 モチーフはガマズミ。花言葉は「結合」「私を無視しないで」。 「あ？何、新入生？はは、俺様の名前も知らねぇようなやつがよくここにこれたな。優しいから名乗ってやるよ。今泉夾雅だ、二度は言わねぇからな」 「そんなことも分かんねぇの？生きてて恥ずかしくねぇのかよ」 「あーーーーー！！！お前また書類ぶちまけやがったな！？このグズ！！」 「……ぶっ殺してやる、あいつもあいつも、お前も」 ♪泥の分際で私だけの大切を奪おうだなんて/ツユ ・教授が生き残った場合 後遺症：ロスト救済不可（死後ミ＝ゴに脳をもっていかれる） 夜間に行動する際に、幸運を振り、失敗した場合殺人衝動に襲われる。 その状態で幸運を振り、成功した場合、殺人の対象は選ぶことができる。 ミ＝ゴのテクノロジーにより、HP が１になったとしても、翌朝には元の HP に戻っている。

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