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嘉保俊介は「いい子」である。 「嘉保俊介です。よろしくお願いします。」 「〇〇くん、どうしましたか？」 「優秀だなんてそんな……できないことも多いですよ」 誕生日：8月9日（ハグの日） 家族: 父、母 好物: 勉強、読書、平穏 嫌物: 大きな音・うるさいもの、不穏 一人称：僕 二人称：〇〇くん、〇〇さん（苗字）、〇〇先生 ♢外見・身体能力 　髪の毛はある程度短いが前髪はそれなりに長い。普段はちょっと横に流しているがそのまま前におろせば目が隠れる程度である。眼鏡っ子で家でも学校でも眼鏡をかけている。 制服は、学校ではブレザーを脱いでカーディガンスタイル。シャツのボタンは夏でも一番上まで締めるタイプである。 体格としては一般的な高校生男子の平均身長・体重で、特段ヒョロイわけでも筋力などがあるわけでもない。体力がさほどないため持久走・ハードルなどが苦手で、純粋な短距離走の方がまだ得意である。 ♢行動・性格 　成績優秀で、規律規範をしっかり守る優等生。先生のいうことは聞くし規律に違反する生徒がいたら注意することもある。（ただ、怒るというより諭すに近い雰囲気の注意である。）困っている生徒から声をかけられたら相談に乗ったり勉強を教えたり、先生から頼まれごとをしたら引き受ける。 中学三年生になる頃にはこのスタイルはもう確立されており、誰もが認める優等生の行動を心がけている。休み時間は教室で予習復習、放課後は家にすぐ帰るか図書室、自習室、もしくは塾に直接向かっている。 　温厚で聞き上手ないい子で、優良生徒であることを決して鼻にかけず真面目で謙虚な性格。両親以外には同級生や下級生であっても敬語を使って話すが、これは俊介なりの礼儀らしい。とにかく、手のかからない生徒である。イレギュラーがあってもそんなに慌てることなく冷静に対処しようとし、常に穏やかで感情の起伏も比較的少ない。 　誰とでも分け隔てなく話すことができる。基本的に大人しく誰かと馬鹿騒ぎしたり休み時間に積極的に話す様子はないが、人と話すことが嫌いなわけではない。ただ娯楽が家の方針で許されていないため、周りのゲームやアニメなどの話に入れないだけである。 自分のこと、家のことを深く聞かれそうになるとのらりくらりと回避しようとしてあまり話したがらない。相手のこともそんなに深くは聞かない。 勉強・成績は上位に。他の実技系も秀でているわけではないが、それなりにできる。 ♢家族構成、生い立ち 　父は医者で母は弁護士。兄弟はいない。生まれた時から期待をかけられて生きてきた。地頭はそこそこな俊介に対し「より良い教育を」「キャリアのある人生を歩ませるために」「『優秀』であるために」という両親の意向により、幼い頃から娯楽など無く勉強漬けの毎日を送っている。だが、基本周りに反抗するような態度を取ることはない。そんな息子の姿に、両親も鼻が高い。 「わかったよ、父さん」「ありがとう、母さん」 純真でいい子の嘉保 俊介である。 その教育方針の賜物か、小学生の頃から成績優秀で学期末にある漢字50問テストも毎回100点一発合格。中学に上がってからも落ちることなく他の教科も満遍なく良い成績であり、特に５教科の出来がいい。中学の中間考査・期末考査は3年間を通してほとんど自己平均90点台を叩き出していた。 　『優秀』は何も勉強だけにとどまらない。学校行事、委員会に積極的に参加し、中学では学級委員を務めていた。高校でも学級委員を務め、後期になったらいっそ生徒会に入るか悩んでいる。 ♢その他活動系 　部活には入っていないし課外活動もしていない。その代わり塾に入っており、時間は全部勉強に流れていく。 基本的に学校以外に家を出ることがあるとすれば、両親と出かける用事か図書室、自習室などの勉強関連の外出・買い物がほとんどである。 ♢癖　 ・眼鏡をあげる（横クイじゃなくて、中心押すタイプ） ・ハンカチ握りしめる ーーーーーーまだ続くよーーーーーーー 『本当の嘉保俊介』 真面目に生きる以外にどうやって生きたらいいかわからない。 僕は勉強しないと何もできないから。勉強だけが取り柄だから。 人と話す時、自分が惨めでないように僕は知識で自分を形成する。 勉強をしなくなったら。『優等生』じゃなくなったら。誰も自分を見てくれなくなる。 これでいい。これでいい。 でも、そろそろ俺だって自由になりたい。俺は親の人形じゃない。でも、怖い。 もう疲れた。 疲れたけどやめられない。自由になりたいけど、自分1人じゃどうしたらいいかわからない。 好き勝手言わないでよ。自分だってわからないよ。これでいいの？ どうしたら、よかったんだよ。 名前 ・嘉保 「かほう」という言葉の遊び。HO２不良生徒のかるまとついになるように。（業の対義語は『果報』）漢字そのままだとつまんないから変えちゃった。 また、将来の期待を勝手に背負わされて「家宝」として生きる道を持つこいつに皮肉を。 ・俊介 「優れた子供に」という意向で親がつけた名前。本人は重責を背負わされているようで好きじゃない。父さんと母さんといろんな人が縛らなければ名前通りの「いい子」になったかもしれないのに。 ●行動・性格・性質 　余裕があるように見えているだけで、本当は自分のことで結構いっぱいいっぱいである。 自分を取り繕うのに必死で他人に寄り添っている心の余裕がなく、周りから声をかけられて相談されたり困っているのを見かけた時に助けることはあっても、自分から注意を向けて困っている人を探すようなことができない。気を配るのもそういう状況ができないと自ら行うことができない。 　「いい顔」をするのが癖になっている。本当はイライラだってするし寂しい、臆病で短気な性格である。ただ表に出すと嫌われてしまうのではないかと思い普段は隠している。そういうところも臆病。多少被害妄想の傾向がある。（というかネガティブ思考になりやすい。） 　勉強は嫌いじゃないけど、好きかどうかはよくわからない。どちらかというと手段に近い。だがそれは、今まで学問の分野だけに抑圧されてきたせいで好きかどうかわからなくなっているだ気で、根本的には好奇心旺盛で知識欲はある。 　知識や技術を身につけるのに時間がかかる。また、たくさんの行動を一度にやる（習い事の掛け持ちとか）とうまくいかない。要領がさほど良くない。 ●生い立ち 　両親のことは好きじゃない。でも捨てられるのは怖い。親が欲しいのは自分ではなくて「優等生でいい子の自分」だと思っており、それが寂しい。 過去にボソッと娯楽がしたいとこぼしてしまったり、クラスで聞こえてくる楽しそうな遊びなどの話を羨ましく思ってしまい気が抜けてテストの点数が下がった時の落ち込んだような冷めた目がとても怖くて、それ以来失敗しないように取り繕う癖ができた。 　周りの子達が得ている自由のなかった俊介は、学校ではクラスメイトや先生からの評価、周りの大人からの「優等生として」の評価が高くても、「友達」はいなかった。 大人も親戚もみんな自分に強い期待を抱いているように見えて怖い。自分を取り繕うのに必死で相談なんてできるはずもなかった。 　みんなはあんなに楽しそうなのに、そこに入れないのが悔しい。腹立たしい。でも、自由になりたいと言って幻滅されるのが怖い。 ●その他活動系・思い出 　本当はすごく遊びたい。クラスメイトが話しているカラオケだって行きたいし電車を途中下車したり別の線に乗って好きな場所に遊びに行ったりしたい。工作もパソコンも、もっとやりたいと思っている。親や周りに吐き出せたことはまだ一回もない。 中学の頃、技術の先生に放課後何回か技術室やパソコン室を開けてもらって工作したり遊ぶことがあった。作業するには短い30分程度の遊びでそんなに回数もやったことがなかったが、本人的にはあれが一番楽しかった思い出である。 （親には先生にわからないところを聞いていた、友人に勉強を教えていたなど言い訳をしていた。） ●家の中（自室の中）での過ごし方。 　部屋の照明は暗い方が好き。普段は真夜中以外は自分の机のライトのみをつけて勉強しているが、目に悪いから電気をつけろと怒られるため、親が来た時にすぐつけられるようにいつも手元に部屋の電気のスイッチを置いている。真夜中は家族が寝るため電気を消しても咎められることはなく、圧倒的に夜が好き。 　家で勉強する時は片方耳栓をしている。過去に携帯とイヤホンでブラウザから音楽を聴いたことがあるがバレて割ときつめに怒られたのが、生い立ちの関係もあり密かにトラウマになっているためもうイヤホンは買わないと強く思っているが、親の会話をあまり聞きたくないため最低限の音は聞こえるように片耳だけ耳栓をしている。夜中は両耳したりしなかったり。 　寝る時は布団を頭から被って体に巻きつけ、幼児の寝方のように体を丸めて眠る。 ＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝ 特徴表 3-1「天気予報士」 外を見て〈アイデア〉ロールに成功すれば、短い期間（[1d6+1]時間）の正確な天気も予想できる。降水確率や風の向き・強さ、嵐の時間帯、雷の落下しやすい場所なども予測可能だ。

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