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ー性格ー 金持ちのお坊ちゃま。 絶対的王者として、君臨することが自分の役割だと思っており、態度は傲慢で大きい。 だが、実際のところは優しく言葉遣いは兎も角誰かを見下したりしているわけではない。素で自分は上に立つものだから皆を導くのが役目だと思っている。他者が困っていたら助けるのは勿論だし、それによって自分に被る火の粉に対しては気にすらしていない。 要するに悪い奴ではないが、親からの育てられ方が甘々だったせいで言葉尻などが尊大な態度になっているだけである。 母や父のことを愛しており、彼らの役に立ちたいと思っている。 目立ちたがり屋。 成績は悪くないが、優秀な生徒が揃うミカエル寮の中では落ちこぼれ。学習意欲は高い方なので努力をしている姿は見かける。 ー素性ー 父と母 ー過去ー 幸せ！！家族に愛されて育ってきたし、それなりに友達もいるただの一般人だった。15歳の時にアカデミー入学が決まり、父や母が大喜びしたことをきっかけにアカデミー入学を決意した。 ー情報ー 誕生日 5月10日 好きなもの 一番、国、王様、甘いもの 苦手なもの 医術、苦いもの、諦め 出身 東の国 名前の読み方 スレイ・クロンヌ（王の冠という意味） ⇒ミカエル寮 カラー...白 ー天使見習いの技能ー 技能 中世に近い生活であることに加え、言語での隔たりがない(共通言語に名称はない。それ以外に言語がない)ため、以下の技能は取得が不可能。 機械修理/電気修理/コンピュータ/運転/操縦/重火器技能/他の言語 天使見習い職業技能 目星/図書館/説得/心理学/人類学/医学/芸術(トランペット)/ソード(初期値20) ー口調ー 俺口調 ｢俺様の名は、スレイだ！お前たちの名前もおしえてくれ！｣ ｢凄い大天使になって、歴代最高の4騎士になるのが俺の今の夢だ！｣ ｢なんだとぉ！！俺様の何処が落ちこぼれだというのだ！！｣ ー以下、ifルートー スレイはとある大手会社の子供として生まれた。血筋は由緒正しき家柄で、その家に生まれたものは何かしらの栄華を後世に残している。スレイが生まれてすぐ、母親は身代金目的の誘拐犯に狙われたスレイを庇って亡くなった。スレイは幼い頃から父に母親が死んだのはお前のせいではないといわれてきたが、周りはそう思っていなかった。歴代でも家系の中で優秀だった母を失ったことは周りの人間にも許容が出来なかったのだ。周りから母親が死んだことはお前のせいだと言われ続け、｢自分のせいだ｣と思い込むようになり自身の存在意義を見失っていった。中には大人の酷い暴力や暴言も吐かれた。それは、母をそれだけの人が慕っていたということなのだが、理由はそれだけでは無かった。誘拐犯は最後の抵抗として自爆しその影響で周りの人間を多く巻き込んだのだ。スレイは母が庇ったことで顔の火傷程度で済んだがスレイが生まれたせいで己の大切な人が死んだ人はスレイを不幸の象徴として見てしまった。 そして、スレイは長男だったこともありとても厳しく教育された。 その教育について行くのは厳しいものでスレイは所謂、｢落ちこぼれ｣になったのだ。 酷い環境も相まってか歴代最低と言われ罵られる日々だった。 だが、スレイは努力しても無駄なのを知っていても努力する以外の生き方を知らなかった。 努力して、必死に父のために役立とうとしていたがある日父が事故でなくなってしまった。唯一の味方だった父が急になくなり、スレイは困惑したが周りは悲しんだと同時にスレイにより酷い虐待をするようになった。 スレイは段々と生きる意味が分からなくなっていき、そのうち父の信頼していた人から｢スレイ様、貴方を守るためなのです。本当にごめんなさい｣とだけ告げられ名前を隠し、施設へと送られることになった。 施設に送られて暫くは平穏だった。最初こそ卑屈だったがそこで仲良くなった家族のような存在に救われていった。 施設で出会った仲のいいソラとアスマと居ることで本来のスレイの性格を取り戻し少しずつ普通の生活に慣れて行った。アスマとは喧嘩ばっかりだったが、親友と呼べる存在で、ソラは気が強い2人の潤滑油でスレイが初めて愛した人だった。 だが、スレイとソラは結ばれることなく数年後アスマとソラが付き合うことになった。スレイはアスマとソラ両方のことが好きだったため、2人が幸せになれるのならとソラから手を引いた。 2人の子供を抱いてみたい、それがいつしかスレイの夢になった。 そのような夢は叶わなかった。アスマとソラが｢スレイを恨んだもの｣に殺されたのだ。スレイを誘拐しようとしたあの自爆で妻が亡くなった男が、スレイの居場所を何年もかけて探し当て、幸せそうなスレイの顔を見て2人を殺した。｢大切な人を奪われる気持ち、分かったか？｣ ｢お前なんかが生まれて来なければ誰も不幸にならなかったのにな、俺も、こいつらだって、お前だって｣ そう言われ、自分が生まれたことが間違いなのだとスレイは思った。 自分が生きているから誰かを不幸にするのだと。 幸せなんて、自分には、来ないのだと。 ｢父の期待に応え、家を守り、皆の上に立って皆を笑顔にする｣ ｢二人の子供を見てみたい｣ その2つの夢すら、スレイに叶えることは出来なかった。 その男に殴られ暴言を吐かれスレイはそのまま死んだ。最期に父や母、アスマとソラに謝りながら無念のまま死した。 舞台 現代フランス 享年 18歳（スレイの誕生日の前日）

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