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安楽死のからっぽであなたな心臓　PC 夜目 梟(よもく-ふくろう) ●技能 芸術家(2010)準拠 ●特徴表 ＜2-5鋭い洞察力＞優れた感覚の持ち主であるため＜目星＞に+30%。 ＜3-10平凡な容姿＞平凡な顔立ちなため、他人の印象に残りにくい。＜変装＞に+20%。加えて、1度しか会ったことのない相手ならば、相手が＜アイデア＞ロールに失敗すれば、「よくある顔です」と言い訳するだけで、別人としてごまかせる。 ●設定 都内の美術大学に通う青年。平均的な容姿に、目立ちたがらない控えめな性格からあまり印象的な人物ではない。友人が多いほうではないがそれなりに充実した生活を送っている。絵を描き、仲のいい数人の友人と食事をし、帰宅して課題をして寝るといった当たり前の日常を送っている。普通という言葉を身にまとったような人物。いいことがあれば嬉しくなり、悲しいことがあれば泣き、理不尽な目に合えば文句をこぼし、自分より実力のある人を見れば尊敬と共に羨み、美しいものを見れば感動する。しかし処世術として表に出していないだけで本質はかなりの夢想家であり感受性豊か。何か一つの物から得るインスピレーションが異常に多い。常に連想ゲーム的な思考をしており、物事と物事を結びつけることが得意。一つのインプットから多くの発想をするが、同時にインプットに飢えており読書や絵画、音楽、映画鑑賞を趣味としている。部屋の収納には小説に漫画、画集やCDに映画のブルーレイなどが詰め込まれている。舞台とか映画とかに通いまくるせいで万年金欠であり、食生活がボロボロ。職業上割と体力はあるが不健康なため無茶ができない。 大学で油画科に所属し、同時に画家として活動している。作品数は多くなく、大きめのキャンバスに時間をかけて一作品を描く。作品はシュルレアリスム的なものが多い。絵を描いているときだけはその他すべてから脱却し、思考という一種空想の中に生きている。平凡な日常を生き、その日常の中で育まれた先入観の一切を省いた思考をキャンバスの上に描き出す。 影響を受けた表現者にサルバドール・ダリやルネ・マグリット、作風とは遠いがマルセル・デュシャンやアンドリュー・ワイエスの名前が上がる。表現の自由さ、自由過ぎるが故に終わりがない世界に魅せられたのではなく身を投じ自分の意志でそこに住み続けている。根本的なところからの表現者　いわゆるタレンテッドなどではなく、普通の人間であるが故執着としてそこに居続けている。才は無いが、才を求めてではなく、道を切り拓くこととして表現をし続ける。それがどこに繋がっているか、答えがないことが明々白々でえるため考えたことは少ない。すべてを知って、表現をして何になるかと言われても、わからないのだから当たり前に答えられない。 今まで人に親愛以上の何かを抱いたことが無い。ときめきのような感情は決まって絵画や映画、音楽を鑑賞したときに生まれるもので、人に抱くものだという感覚がそもそも存在していない。 一人称：俺 二人称：あなた 「夜目梟です。ええと、あそこの美大の三年です。はじめまして、よろしくお願いします」 「描きたいのは思考の世界の光景です。そこに何かの先入観はいらないんです。頭の中を描き出せるだけの画力と、表現したいものを描き出すための知識が欲しい。そのために俺は、この世のありとあらゆるものを知りたいんです。知らないものを思考に組み込むことはできませんから。不可能なのは分かっています、死ぬまで叶うことは無いんです。けれど、だからこそ、芸術に生きると決めました」 「うーん……そうだな、表現を他人に評価されることは嬉しいけど、それが答えにはならなくて。……ちょっと角が立つ言い方でした、今のなかったことにしてください……」 以下シナリオネタバレ ○後遺症「忘れえぬ心音(B)」 NPC以外への恋愛感情の発現及び性的接触、能動的な生殖行為が困難になる。 PCは自らの初恋の人であるNPCを想い続け、その影を一生探し続けることになるが、かれの素性やその後を突き止められることはない。 これらの想いは1d12ヶ月ごとに薄れるどころか増してゆき、1d10年後にはいかなる狂気や病もそれを蝕むことができなくなる。

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