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「クトゥルフオンセルール」(http://coc.kakurenbo.com/%E3%82%AD%E3%83%A3%E3%83%A9%E3%82%AF%E3%82%BF%E3%83%BC%E4%BD%9C%E6%88%90/%E8%81%B7%E6%A5%AD%E3%82%B5%E3%83%B3%E3%83%97%E3%83%AB)←リンク先に飛べない可能性大。検索バーで「クトゥルフオンセルール」と調べれば出てくる。 そのネットページの「職業」の項目の「ビジネスマン」ベースの経済学部の学生。 以下「good morning all」のHO2重病人の秘匿情報があるため現行未通過者は閲覧注意。 東京都在住の22歳。 経済学部の4回生である。 性格:少々ぶっきらぼうだが世話好き。自分のことはとことん無頓着。 好きなもの:子ども、ゲーム。 嫌いなもの:父親 口調はアイドリッシュセブンの大和さん。 一人称「俺」「お兄さん」 モチヅキグループ(あらゆる分野を牛耳る企業)の跡取り候補。もともと現会長の妾の子であったため跡取り候補になれるような立場ではなかったが 仲がよかった本妻の子である腹違いの弟が亡くなる直前に彼と交わした約束をきっかけに、死にもの狂いで今の地位までのぼりつめた。 大学を卒業すればトオツキグループの社長に任命される話となっていたが、4回生の夏休みのある日、全身の激痛と定期的な吐血に襲われ、立って歩くことができなくなってしまった。かかりつけ医にかかったところ不治の病であり、数日の余命宣告をされてしまう。約束を果たす一歩手前で起こった悲劇に絶望の淵に立たされた水帆だったが、腹違いの弟と交わした約束を果たすため病が蝕む身体を奮いたたせ病を治す方法を探し続けている。 「昔の自分ならすぐに諦めて、この運命を大人しく受け入れただろうな。生きてることに特に意味を見出せなかったしさ。 　けど今はアイツとの約束があるんでね。せいぜい足掻かせてもらうぜ？運命さんよ？」 シュブニグラスと眷属から 未完の小説…何がなんだかって感じだけどよければどぞ。 「水帆お兄ちゃーん！！遊びにきたよー！！」 玄関口からいつものように元気な声とギシギシと軋む音が聞こえてきたと思うと、腰に誤って打ちつけたような痛みがはしった。 「っっ！！」 痛みに顔が強張る。俺は溜息をつきながら身体を捻ると、腰に張り付いた物体のツムジあたりに親指を少し強く押し当てた。 「…洋(よう)。腰にタックルするなって何度も言ってるだろ。」 小さな悲鳴が上がる。頭部を包む明るめの栗色の髪の毛の下から 小麦色の肌に大きな黒目をした少年がむっとした表情で顔を覗かせた。 「お兄ちゃんのバカバカ！ツムジを押さないでっていってるじゃんっ！！」 「他にも言うことは？」 　両手を頭の高さまで構える。 「…ごめんなさいー！だから、両手さげてってば！」 俺こと望月水帆(もちづきみずほ)と洋介は兄弟だ。まぁモチヅキグループの現会長である(クソジジイ)の本妻とアイツが風俗で手を出した女から生まれたから正しくは腹違いの兄弟だが。ちなみに洋介が前者で俺が後者だ。 「歩くの遅い〜！！」 少し先を歩く洋介は地面を何度も踏みつけながら拗ねた表情で俺が追いつくのを待っている。 何が彼をそこまで公園へと駆り立てるのか、インドアの俺にはさっぱり理解ができないが 今以上に機嫌を損ねられるのは後々面倒だ。しぶしぶ歩調を速めて洋に追いつこうとした。 「もぉ知らない！！水帆お兄ちゃんのノロマ！！置いていくんだから！！」 「あっおい！」 くるりと翻った小さな体が遠ざかっていくと思うと視界の隅で何かが映る。 〝何か”を頭が理解する前に俺は叫んでいた。 「洋介！！！！！！！！！！！！！！！」 そこから世界が時間の概念を忘れてしまったかのように目に映る全てがスローモーションで流れていく。 洋介の身体はまるでボールのように弾かれ宙を舞う。そしてゆっくりと地面に叩きつけられると数メートルほど地面を滑っていき動かなくなった。動かなくなった小さな身体から赤黒い軌跡が尾を引き、線の始まりには「お父さんが選んでくれたんだ！」と満面の笑みで見せてきた青い靴が横倒しに落ちていた。

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