タグ： 海も枯れるまで

職業：マネージャー（芸能担当。現在は俳優のマネジメントをしている。） 職業技能：言いくるめ、運転（自動車）、隠れる、聞き耳、忍び歩き、値切り、法律 ＋個人的な関心のある技能１つとして、応急手当（マネジメント対象の手当などをするため） いつも微笑んでおり、飄々とした、どこかつかみどころのない人間。常に一歩引いたところから人と関わる。 以下、HO１秘匿内容 ■APP18の美しい容姿である ■性別は男女どちらでも構わない ■年齢は20歳以上である ■都内在住 ■探索者は自殺したいと思うほど、この世にとても絶望を感じ、追い詰められている。 以下、秘匿内容に沿った設定。 自殺動機：「恋愛対象・独占したいと思う対象」以外に、自分の存在意義はないようだ、と気づいてしまったことから、人生を諦めたくなってしまった。 以下、設定詳細（長めです。すみません。） APP18と、悪くはない性格から、一定程度仲良くなると恋愛対象として見られてしまう。 本人は一般的な友好関係を持続させようと思っているのだが、相手が自分に向ける感情がどうやっても変質してしまう。 恋愛対象が男性ではない人物との交流もあったが、そのような人物もだんだんと眞中を独占したいという欲望を隠さなくなってしまう。 常にだれかの、「たったひとり」になってしまうという業を背負っている男である。 これは決して悪いことではない、と思ってきた。しかし、 自身がマネジメントを担当している俳優が出る、一本の映画の脚本を読んだとき、眞中はある種の限界を迎えた。 その映画は、恋愛至上主義に対抗し、別の選択肢を提示するような、様々な人と人との交流を描いた物語だった。 自身がマネジメントしている俳優は、他者と多層的な関わりをすることができる主人公役として声がかかっていた。 映画の監督は、「彼にぴったりだと思います」と言って、この脚本を持ってきた。 マネジメント対象とのスキャンダルが多い眞中を、「僕はあなたの友人であり続けることを誓います」と、言ってくれた俳優だった。 それはそれはぴったりな役柄のように思えた。 眞中が脚本を読んだ前日、その俳優は苦しみながら眞中に告白していた。 俳優の言葉はきっと嘘ではなかった。監督の目も節穴ではない。彼は、TPOを、仕事上の立場を守り、適切な人間関係を構築できる人間であった。 自身の業が、彼を変質させてしまったのだ、と眞中は悟った。そして、もう今後、二度と、自分に友人はできないだろう、とも。 恋愛が、独占がすべてではない、と映画は謳う。 では、愛されることと独占されることがすべてであった自分は、いったい何なのだろうか。 誰にも独占されたくない。自分は自分である、と、思いたかった。けれど、きっと自分は独立していないのだ。 きっとどこまで行っても誰かの所有物となる未来しかない。仕事以外にロクな趣味もない。他人から必要とされてきたことだけやって来た。 やりたいことなんてない。欲しかった友人は、もう二度と表れないだろう。

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