タグ： クトゥルフ

見目麗しい少女。 物腰の柔らかそうな落ち着いた雰囲気。 長い黒髪、線の細い身体、整った顔立ち。明確に美人。 受動的な性格だが臆病や人見知りというわけではなく、人付き合いは上手。 頭が良く、観察力に優れている。用心深いとも言える。 共感性が高く、想像力が豊か。 運動神経が良くないため運動は苦手。 【生い立ち】 物心着く前に両親を亡くしており、両親の顔は写真でしか見たことがない。 父方の祖母に引き取られ、祖母の家で育った。祖母の他にも３歳上の従兄が1人居り、3人で暮らしていた。 祖母には厳しくも愛情をもって育てられた。従兄は兄のように慕っていた。 祖母と従兄には家族愛のようなものを抱いているが、時々どうしようもなく「自分は誰とも血が繋がっていないのではないか」という孤独に襲われた。 家庭環境に対して劣等感を抱えており、極力他人には明かさない。 地元の小学校を卒業する頃、祖母からとある中高一貫の全寮制の学園を勧められた。 祖母は教育の分野で著名なようで、知り合いが多かった。祖母に従い、申し出を受けて全寮制の学園に入学した。 寮での生活は、ルームメイトに恵まれたおかげで楽しかった。2人一部屋で生活する事が定められており、初めこそ不安だったが、ルームメイトがサバサバした気持ちの良い子だったのが幸いだった。 学園の授業はレベルが高く、更に生徒からの希望があれば積極的に外部から講師を招いたり参考書や文献を取り寄せたりもするような所だった。 芸術家の卵や芸能人も在籍しており、彼らは講師を招いて自身の分野を磨くのに傾倒していた。 やりたいことや進みたい進路が特にない夕理はほとんど普段の授業だけをこなしていた。 中等部3年になる頃、外国の本を読めるようになりたくなり外国語の勉強を始めた。 学園の生徒の中には、自身の進路や将来を既に決めている者も多かったが、夕理には大人の自分が想像できなかった。 そんな将来に悩み始めた頃、異空間に閉じ込められた。目が覚めると牢屋に閉じ込められていた。どうやら同じ境遇にある大人が2人いて、彼らと協力して脱出を目指すこととなった。 とにかく、はやく帰りたかった。 結論として、脱出には成功した。 20年以上もの年月を費やして、だが。 その空間は不思議で、その空間で20年を費やしても、現実では1日も経っていないような、時間の流れが現実とは切り離された所だったため、夕理の身体は14歳のままだった。 しかし夕理にとって空間で過ごした20年間というあまりに長い時間は、精神面を成熟させるには十分な期間だった。身体と心がかけ離れてしまったようなちぐはぐな感覚が残ることとなった。 日常に戻り普通を心がけていても、どうも仲の良い相手には伝わるらしく、すぐにルームメイトから「夕理、何か変わった」と言われたが、以前どういう風に過ごしていたのかなど忘れてしまっていた。周りの皆が記憶している夕理がどんな子供だったのか、ぼんやりとしか思い出せなかったのだ。 その状況で、誰にも気付かれないように昔の夕理に適応していくのは大変な労力を要した。 高等部2年の頃、学園を転校することになった。 学園で何か大事があったわけではなく、祖母が重い病気を患ってしまったのだ。 心配だったし、祖母の希望もあったので、学校に「祖母の所に戻りたい」と伝えた所、祖母の家の近くの進学校への転校を提案された。 そこは今の所と比べても申し分ない程レベルが高く、大学への進学に強い所だ。その提案を受け入れて、転校することを選んだ。 現在、高校生。 【表】 ①15歳 頭が良く、丁寧な言葉遣い。 よく人や周りを観察している。警戒心が強いというよりは臆病や不安からくるものである。 協調性があり、輪を乱さないようにしている。 落ち着いていて大人っぽいと思いきや臆病だったりする、自我の弱い少女。 お嬢様のような清楚なイメージ。 ②17歳 いつも落ち着いており、共感性が高く想像力も豊かなため、同年代の子達から悩みを相談されることが多い。 育ちが良いため丁寧な言葉遣いや清潔な佇まいを心掛ける。 観察力に優れているため周りのことによく気付き、気遣いもできる。恵まれた容姿も相まって大人っぽく見えるため男女問わず好かれる。 妬みや僻みの対象にされることもままある。 一人でいる時は本をよく読んでいる。 成績優秀で真面目な優等生。 しかし堅物ということは全くなく、むしろどこか秘密や謎がありそうな、ミステリアスな印象がある。 時折、やけに暗く見える時がある。 両親を物心着く前に亡くしており、祖母に引き取られ育てられた。両親は写真で顔を見たことしかない。 祖母には厳しくも愛情を持って育てられた。祖母のことは尊敬しているし、感謝もしている。 つい最近まで寮で生活していたが、祖母が病気を患い入院してしまったことをきっかけに祖母の家に戻ってきた。高校は祖母の家から通える距離の進学校に転入し通っている。 祖母の看病と身の回りの世話のために叔母が祖母の家に住む事になったため、現在は叔母と2人で暮らしている。 夕理と同じように引き取られて一緒に育った3歳上の従兄が居るが、彼は現在海外に留学中のため滅多に会えない。 【裏】 ①15歳時 恵まれた容姿のせいで、同性異性を問わず他人から羨望や妬みの視線を向けられることが多く、それを憂鬱に感じていた。 何をするのも誰かに監視されているような窮屈感を抱えていたが、ただの自意識過剰なのではないかとも思ってしまうため、どうにも日常が息苦しい。 周りから「可愛い女の子」を求められることを鬱陶しく思うものの反抗できるほどの自我がなく、結局それっぽく振る舞ってしまう。 そんなつもりなどないのに「お嬢様」と囃し立てられると辛い。 周りと自分との間がズレているような、どうしようもない孤独感を抱え込んでいるが、そんな鬱屈した自身の性格に落ち込む事もしばしば。 本当は1人が好きだが、周りの視線を気にせず1人で居るということがしづらく、その結果社交性はある。 決して友達が嫌いなわけでも、誰かと遊ぶのが楽しくないわけでもない。ただ何をしても息苦しさがつきまとう。 趣味は特にないが、強いて挙げるとすれば読書。 初めは好んで1人で本を読んでいたが、ある時「澄ましている」「高嶺の花気取り」などと妬まれたことがあった。それ以来複数人がいる状況では、本を読んでいても周りのことを気にして集中できなくなるので読むのを控えるようになった。 上記のような抑圧された環境下にあったため、女らしく振る舞うことを無意識の内に避けてしまう。決して男性になりたいという願望はない。 女らしい可愛いことに対して気恥ずかしさや苦手意識を覚える程度。 頭の中で思考に耽ることが多く、景色を見ながらぼーっと考える時間が好き。 どうしようもなく1人になりたくなった時のために、誰も来ない秘密の場所をいくつかこさえている。 自尊心が弱く、特技や長所、趣味を聞かれても答えられない。 ②17歳時 精神だけが20年分の歳月を積み重ねてしまったため、精神面が成熟している。 大人と変わらない、冷静で視野の広いRPをする。 夕理は少女の時代をあの空間で終えてしまった。だからこそ学園や高校に居る生徒逹の持つ、あのキラキラとした子供らしさを羨ましく感じる。 何も知らない無邪気な少女に戻れるなら戻りたい。だが過ぎた時間が巻き戻ることはない。 少女でもなく、かといって大人でもない宙ぶらりんな状態にいる。 生まれつき、悪意を向けられることが多い。 殺されかけたことは今までで3度ある。 以前までは泣いて萎縮していただけだったが、あの空間での体験により、自身のために行動するようになった。 自分の身を守るために、相手や自分を利用して上手く立ち回る強かさが備わった。 精神的な部分はさておき、自分が子供であるという現実に対して焦燥感がある。 何をするにも保護者の許可が必要で、子供だという理由で認められないことが多すぎることが煩わしい。 早く大人になって一人で生きていける権利が欲しい。 心理学を仕事にしようと思う。自分の武器の中でも1番頼りになるものだと。 心理学者として研究と研鑽を重ねる傍ら、精神科医や大学教授の仕事で稼ぐ。 日本では医療としての側面が強いから、精神科医として活動しておく必要がある。 『善悪の善とは所詮悪の上澄みである。その下には深く果てのない悪がある』

※歌詞を引用、及び記載することは禁止となりました(Youtubeや歌詞サイトのURLだけ書くことをお勧めします)。
↑ページ上部へ