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3-1 天気予報士 5-1 動物に好かれる ベース 2015ディレッタント 不器用だが割と真っ直ぐな性格。 思ったことをそのまま言うし、信頼したらググッと懐に入れてしまうため騙されやすい。 連れ子にも散々騙されまくりバカにされていたのでとても嫌い。 また、兄共々邪魔扱いされたことで父現母を嫌っており大人全般が苦手になった。 そんな中ずっと傍にいて何も知らず遊んでくれていた幼なじみの女の子に初恋をする。 今でもほのかな恋心を持っているが、告白もしていなかった。 こんな事態になるならしなくて正解だったかもしれない。 そもそも、彼女は兄のことが好きなのだから。 最近も彼女からライラックの花の例の話を聞き、ふと花屋で見た時に何となくほいちにあげたくなったのだ。 花を買うなんてしたことがなかったから恥ずかしかったけど。 でもまあ、喜んでくれたんかな、多分。 お礼にラベンダーの花をくれた。リラックスしろってことかな… 趣味で写真を撮ったり絵をこっそり描いていた。 そんなものなんの功績にもならないって子供の頃取り上げられていたけど、 今こうして海の家に追いやられて住んで、逆に堂々と自分らしさを追求できているのが皮肉だった。 自然が好きだった。 自然の中にいると全てが融け込むようで、 その中で海や野の絵を描くのが好きだった。 でもその中に兄がいると、途端に消えてしまいそうで不安になった。 死のうと言われた時、彼が死という言葉を使うのがなんて似合うのだろうと思ってしまった。 正直人生で死にたいなんて一回も思ったことなかったけど、思わず引き留めるように頷いたのは、ここで頷かないときっと本当にこの人は一人で死んでしまうんだろうって思ったからだった。 半身がいなくなるのはとてつもない恐怖だった。 それなら自分も一緒に連れて行って欲しいと思ったし、知らないうちに死を覚悟していた傍れに背筋が冷たくなったし、ちゃんと俺を連れて行ってくれるのだと深い安堵もした。 本当に死ぬのかな。 死ぬってどんな気持ちなんだろ。 心中に誘われてから描くことをやめた。 自分のフィルターを通さずありのままを写したかったから、写真を撮るようになった。 生きていた証のように。

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