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カノヨ街　HO：壱番地の標本 ステータスの移動 EDU-3⇒CON+3 SIZ-3⇒STR+3 「ハイ！必要な場所に必要なモノを、これが私のモットーでございます。」 壱番地を拠点に人材斡旋業者として活動をしている人間。 髪は真黒で七三分け、常に笑顔を張り付けている男。 体形は平均的でこれといった特徴はないが、常に黒いスーツを身にまとっており和装が一般的であるカノヨ街では少々目立っているかもしれない。 常に相手をたてるような言動を取り、いつもシアワセそうに住民のシアワセの為カノヨ街を駆け回っている。 人と人、妖怪と妖怪、そして妖怪と人を繋ぐ、その思いを胸に。 抱いているはずなどなく、すべては打算。 自分は周りの心の壊れた奴らとは違う。 絶対にここを出る、そのために使えるモノは使う。 そんな考えに囚われている。 ただの人間でしかない自分だけでは、状況の打開は難しい。 そう感じた男は自分にはない妖怪の力を利用することを考えた。 妖怪と呼ばれる、人から外れた姿をした奴等の力が、この仮想現実の中では本物だったからだ。 しかしその力は千差万別で、役に立ちそうなものも、そうでないものも多かった。 そこで効率的に力を調べる為に始めたのが人材斡旋。 能力の詳細を調べると同時に、人脈を広げる事も考えてのことだった。 平均的な身体能力ということで、人間とはどんなものか、知識だけでなく、 体を張って力を試させるようなこともしていった。 利用する為に恩を売り続けた。 そうして気付けば住民たちから人間の見本・代表例として、「壱番地の標本」と呼ばれていた。

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