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朱鳥居小美成（しゅどりい・おいなり） 名前の由来：京都の伏見稲荷大社から。 【基本プロフィール】 勤続12年。一人称は俺。二人称はあんた。 敬語は使えるが、親しい人間には年齢関係なくため口。 仕事自体は迅速丁寧。特に道具を大切に扱う。 中学を卒業してすぐに会社勤めになったため、知識が偏っていたりする。 好きな食べ物は甘く煮たおあげ・甘酒・立ち食いそば。 余り表情が変わらないためか、無愛想でクールに見えるが、老人には優しい人間。 仕事のない日は老人ホームのボランティアとして、一緒に散歩をしたり、話し相手になったり、囲碁や将棋などの相手をしている。 【組織に入るまでの経緯】 元々は、とある古い神社に捨てられていた孤児で、神主である老人に拾われ育てられた。 親代わりだった老人は優しく、小美成は幸せだった。 だが、彼が中学を卒業する年に老人は亡くなり、それをこれ幸いと、上大財閥が神社一帯の土地を開発事業の為無理矢理に買い取った。 当時中学生だった小美成には抵抗することも出来ず、神社を追い出され、また神社は無情にも完膚なきまでに破壊された。 行き場が無く路頭を彷徨っていたところをリーダーに拾われた。 【復讐について・殺人行為に関しての考え】 上大財閥には神罰（小美成が抱く復讐心をそう言い換えている）が下るべきであり、それを下すのが己の使命である、と考えている。 彼が真に恨んでいるのは、上大財閥そのものというより、自身に降りかかった理不尽である。 このまま抵抗せず、理不尽を享受していては、いつかそれに押しつぶされてしまう、と考えている。理不尽の象徴を上大財閥とし、神罰を下す（復讐を果たす）ことで希望を見出そうとしている。 殺人に対しては、自身が奪われ続けた人生を送っていたためか、人から命を奪うことは何とも思っていない。 復讐、殺人を神罰と言う理由だが、これはけして殺人行為を神様になすりつけているわけではない。 小美成本人は人間を殺すのは人間である、と考えている。 神罰、という言葉に置き換えているのは、「自分に殺される側のため」である。 理由は「自分と言う人間に殺されるより、悪事をして神に罰せられる方が納得して死んでいけるのではないか」というもの。 人生は納得できないことが圧倒的に多いのだから、せめて自分に殺される人間は納得して殺されて欲しい、という彼なりの気遣いである。（明らかに認知は歪んでいるが） 【神という存在の考え方】 いわゆる神道に基づいた考え方をしている。 八百万の神々がいて、それらの神は人間にとっては心の拠り所として存在し、都合良く願いを叶えたり罰与えたりする存在ではない、と老人に教えられていたため、小美成も同様に考えている。 また、老人の教えとして、身の回りの掃除や道具を大切に使う癖が付いている。また物を大切に思う心に神が宿るとも教えられていた為、物を粗末に扱う人間には口癖のように「罰が当たる」と言う。 【使用武器について】 愛用している太刀は神社に祀られていた物。かつて妖刀夜灯白尾（よともしのはくび）と呼ばれた太刀。闇夜に光る白き尾を持つ妖狐を切り伏せたところ、妖狐の力がその身に宿ったとされ、その禍々しい力を鎮めるために神社に祀った、と伝えられている。 【余談】 老人は無縁仏であり、また、小美成には墓を建てる資金などもなかったが、老人の知り合いであった烏丸組の敷地内に墓と社を好意で建ててもらっている。 自分が通えない時も綺麗に管理をしてくれているため、非常に感謝している。

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