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猫を祭神として祀る「猫杜（ねこもり）神社」の宮司の息子。跡取りだが父親が元気なので、ぶらぶらと家業を手伝っている。 霊や妖怪が見える体質で、それを見越して宮司から近所の相談事をよく押し付けられる。 妖怪の血を引く友人たちがしょっちゅう神社に入り浸り、それらの世話も焼いている。 昔から本ばかり読んでいたので、喧嘩の腕はからっきし。ただし霊的な面倒事に巻き込まれがちなので、逃げ足だけは鍛えている。 妖怪の知り合いが多いので、人ならざるモノや怪談の知識がやたらと豊富。 カオスな友人と名前の漢字の偶然が恥ずかしいので、だいたい下の名前をカタカナで名乗る。 【猫杜神社の由緒】 　昔、庄屋である猫を長く大切に飼っていた。その家の跡取りが大鼠の化け物に狙われ、猫は仲間を率いてこれを退治し命を落とした。庄屋は猫たちの塚を立て、石像を作らせて祀った。跡取りは姓を森塚と改め、代々猫神を祀る祭司の家となった。境内の猫塚にはこの猫の石像があり、飼い猫の健康祈願や供養、猫返しの祈願に訪れる参拝客が撫でていく。ちなみに狛猫は、加勢した猫のうちの二匹を象ったものと言われている。 　境内には猫が多く集まるため、それらの健康管理を行っている。動物病院や保健所とも連携して、近所の猫相談所となっている。境内には森塚家の他に、本殿、社務所、神楽殿、猫塚、小さな広場には盆踊りの櫓の柱が立っている。近年はかわいらしい猫守りや猫の御朱印帳など、猫グッズを作って猫保護の資金をまかなおうとしている。

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