タグ： 海も枯れるまで

母さんは僕のことが嫌いで、お義父さんは僕のことが好き…らしい。 「あの男に似てて気持ち悪い」「女だったらよかったのに」「俺の気が狂わされた」「恋人を盗られる」「一周回って怖い」 たまに褒めるような言葉もあるが、そういう時は大概何かに利用したい時や、誘いたい時で、本心から”会話”をしてくれるような人は誰もいない。 クラスには馴染めないし、大人の視線も気持ち悪い。いや、気持ち悪いのは僕の方なんだっけ。 独りで生きていけるように必死に勉強したけれど、バイトは長く続かない。たぶん僕の容量が悪いからだ。 学校には居たくないし、家では母さんに怒られてお義父さんに付け回される。電車やバスも怖いから、自転車で行けるだけ頑張った先にある廃れた図書館や、会話の生まれない喫茶店が僕の居場所。 いつだったか宗教に勧誘されてついていったこともあるけど、僕の希望は我儘だと言われてしまった。最後の望みすら絶えた気がして、それからは読んだたくさんの本から自ら命を絶つ方法について学んでいった。誰にも迷惑を掛けない嫌われない美しい世界だという、死後の世界に夢見ている。 --------------- メンタル激よわ青年。イケメンというより美人といった枠にいるため女男だとかなんとか言われる。 勉強は頑張っているため知識はあるが、頭の回転が付いてこない。何をやってもうまくいかない。それが余計自尊心を削っている。 人間不信でまともに人と交流をしてこなかったので未だに子供っぽいところがある。 人気のない場所に逃げることが常で自転車が相棒なのでとても速い。 実母：実父が居なくなってからおかしくなっていった。現在の夫は親が用意した再婚相手。 　　　あまり綺麗とは言えない容姿だが、親に愛されてお金はあるので自由に遊び歩いている。 実父：遊び歩いた先で捕まえた筈だった男。小学校低学年くらいの時に他の綺麗な女性と共に出て行った。 義理の父：母の親が用意した再婚相手。金に釣られて来たが、母は自分のこと以外に金を落とさないので生活レベルとしてはやや貧乏寄り。 　　　　　義理の息子に劣情を抱いてしまった自分が嫌すぎて酒に溺れた。酒癖も悪い。 ----------------------- 回避：夜道で襲われることもしばしば、また他者からの暴力からも逃げ惑う日々。 応急手当：自傷はするが服を汚すと怒られるので気が済んだら手当をしている。 目星・隠れる：人気のないそれでいて安全なところを探して生活する。 聞き耳：嫌でもこちらに向く声が聞こえてくるからどうしても意識してしまう。 図書館：一人で勉強するのが好き。 運転（自転車）：学校に行くにも遊びに行くにもこいつが相棒。 制作（自殺道具）：なければ作ればいい。 変装：常に素顔を晒さないようにしないと生きてけない。 英語：外国の小説も好きだし、大学で専攻している。 博物学：大学で学んでる 薬学：ODしたり市販薬でどうにかこうにかできるか調べてる

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