タグ： MoMo家の男性陣 辺薇とトゥバン

1-08：幸運のお守り・・・幸運のお守り(KPと相談した物品)を持っている。身に着けている限りPOW+1。 もし手放したり紛失すれば不運を招きPOW-1。 POWの変化により＜幸運＞は変化するが、正気度ポイントは変化しない。 ▶︎家族写真 3-02：プロ・ドライバー・・・小さい頃から乗り物で遊んでいた。 あらゆる＜運転＞技能の基本成功率が50%となる。 現在、駄菓子屋で店番をしている。 性格は、研究気質。気になったことはひたすら調べたい気質の人間。 言動は適当だが、色々と考えていたり、いなかったりする。 面倒な事に巻き込まれるのが嫌で、すぐに「面倒だなぁ」と言う。 煙草は電子タバコではなく、紙タバコ。 セブンスター。 自身の中にある「体験していないはずなのになぜか鮮明に思い出せる記憶」について、ずっと不思議に思っており、10代後半で謎を解くために外国を渡り歩くようになった。 色々なところで日雇いのバイトで泊まり込みながら、フィンランドやロシア、エジプトなどで自身の記憶の断片を辿っている。 しかし、これといった情報も得られず、20代後半辺りでアイスランドで出会った女性と結婚。 結婚3年後、子供を授かる。 そのまま、アイスランドで永住しようか、とも考えたが、やはり自身の記憶の謎を解明したい、という気持ちが抜けず、妻と息子を置いて、再び旅に出た。 しかし、旅の途中で盗難被害に遭ってしまい、なんとか自国の日本へ帰国出来たものの、家族に連絡も出来ず、道端にぶっ倒れたところで駄菓子屋のおばあさんに拾われる。 金もなく、お婆さんに恩返しの意味も込めて、駄菓子屋の手伝いをするうちに、駄菓子屋の顔馴染みになってしまった。 （家族に連絡したら、『馬鹿ね』と言われた） 妻に工面してもらい、すぐに日本を出る予定だったが、記憶の中で交流のあった蓮水と七海をたまたま見かける。 彼らが日本にいるなら、何かヒントが見つかるかもしれない、と思い立ち、しばらく駄菓子屋で働く事にした。 ボロアパートを借りていたが、かなり幼い蓮水と交流が生まれ、七海とも話すことが出来た。 自分の記憶より二人ともかなり幼く、蓮水に関しては環境が複雑な事もあり、記憶に関しては特に触れていない。 二人の記憶があれば、どこかの機会で話してくれるだろうと思っている。 自分の記憶より生意気な蓮水を「坊主」。 お金持ちの七海を「ボンボン」と呼んでいる。 ーーー 10代前半の頃、鮮明に思い出せる記憶に関して、深く考えたことがある。 この記憶は、自身が選択した分岐の数だけ存在するのかもしれない、と日日日は認識していた。 特に、自身の記憶での大きな分岐点は、兄である「烏頭羽　日和」の存在だ。 鮮明な記憶の中には「兄と関わる記憶」と「兄がいない記憶」が存在していた。 兄と関わる記憶では、自身の人生は少なからず紆余曲折の末、「兄のため」に生きている事が多く、客観的に考えると不健康な関係性だった。 兄がいない記憶、兄のいない烏頭羽日日日（顕しのベガ）は理不尽な環境に居たが、記憶の限りでは順風満帆な人生を送っているように思えた。 現在の自分は、世界を救ったらしい烏頭羽日日日（オリジナル）と似た記憶を辿っている。 理不尽な環境に置かれていたが、母と共に父親から逃亡し、母の再婚を経て、兄と出会っていた。 もし、ここで自分が兄から離れるとどうなるんだろうか？ そう思い立ったのが、旅に出る事になった大きな理由の一つだった。 もう一つの大きな理由は「コトカ・メイカラネンと出会う事」。 兄の母親殺しを探す人生から解放してあげたかったが、今の自分が兄にどんな言葉を掛ければいいか分からなかった。 ただ、旅に出る前に一言だけ。 「……この世界が、兄貴にとって幸せな世界だったらいいな」 それだけを残した。兄はポカン、とした顔をしていたし、恐らく日日日とほとんど交流のない兄にとっては、全く意味のわからない言葉だっただろう。 結果として、兄と別れた日日日は旅の答えは見つかっていないが、新しい家族を持って、蓮水や七海と出会い、少しずつ、記憶の謎を探りつつある。 日本でぶっ倒れ際に、結婚指輪を無くしてしまい、フィンランドに帰るのが杞憂。 妻の名前は、ユーリア。 息子の名前は、鷹司（たかし）。 （コトカの意味が、「鷹」だから） 「烏頭羽　日日日。今年で43、か？　煙草は体に良くないって、よくユーリアに言われてんだけどな。日本にいる間ぐらい、良いよな」 「多分、坊主とボンボンは俺の息子と同じぐらいかね。俺の息子は可愛いぞ〜」 「はぁい、5円チョコは10円だ」 「はは、坊主は懲りねぇなぁ。ほれ、おっさんの奢りだ。ボンボンと一緒に食っとけ。パピコ」 「コトカに見せてやりてぇなぁ。お前が繋いだかもしれない、この世界で俺はこんなに幸せになれたぜって」

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