タグ： クロッカスはリナリアを見ないKPC

｢クロッカスはリナリアを見ない｣ KPC □ 職業：メンタルセラピストベース □ 大学生。教育学部。保母さん志望で日々勉強中。でも今は大学生を謳歌したいので遊び盛り。 天真爛漫で無邪気。友人も多く、誰にでも物怖じせず話しかけられる最強の陽キャ。 現在恋人である慎司とは大学に入ってすぐ出会った。持ち前のコミュ力で講義初日に席が隣だった彼に話しかけたのがきっかけ。同じ学部じゃん！仲良くしよ〜！ それから何となく、見かける度に話しかけた。口数は少ないけど嫌われてはいないみたいだし、話しかければちゃんと返してくれる。むしろこの距離感は心地よいかもしれない、なんてことを思いながら充実した大学生活を過ごしていた。 そんな中、別になんてことない、学部の友達同士の飲み会があって。彼も来てた。へえ、意外とこういうところ来るんだ。無理やり誘われたのかもだけど。 皆で集まった飲み会は楽しかった。色んな人とも話したし、そろそろ彼に｢楽しんでる〜？｣なんて話しかけようとして、 彼は別の女の子と話してた。 普通にある事だ。だっていっぱい人いるし。男の子も混じってた。 だから何でもない。何でもないのに。 ちょっと嫌な気持ちになった。 初めて、誰かとの食事が味気ないと思った。 それから何故か無性に腹が立ってきた。ムカつく！雷堂くんのくせに！ちょっと女の子と話しただけでモテた気になってるんだ！(※なってない) それがムカついて、前よりやたら話しかけるようになった。ご飯にも誘った。2人きりで。あと買い物行こうとか、水族館行こうとか、ちょっと遠出して日帰り旅行どう？とか。 彼は嫌な顔せず全部付き合ってくれた。やっぱり彼と話すのは楽しい。ふふん。きっとここまで付き合ってくれた女の子は雷堂くんの近くにはいないでしょうね！全く、私がいないとしょうがないんだから。 ドヤ顔でその話を友人にしたら｢付き合ってるの？｣って返された。 ？？？？？？？ 付き合う…？それは、あの、恋人的な意味で…？ 考えたこともなかった。付き合ってない。どころか、恋愛対象になるなんてことも、思ってもみなくて。 意識すればするほど、その形は明確になっていった。 あ、そっか。私、彼のこと好きだったんだ。 それから数ヶ月後、告白した。厳密に言うと、言うつもりはなかったんだけど。 いつも通り、一緒に夕ご飯食べて、帰り道。ふざけたつもりだった。勢いで言っただけだった。 ｢私さ、雷堂くんのこと好きなんだ。だから付き合ってよ。｣ なーんて！冗談冗談！本気にした〜？もー雷堂くんって恋愛慣れしてないんだからさ！騙されちゃダメだよ〜！ そう、後に続く言葉を紡ごうとする前に、彼は｢いいよ｣と言っていた。 これが、私たちの始まりだ。 □ スーパー陽キャだが恋には奥手(らしかった)(無自覚)。 元彼は何人かいるが友達でいる時と何一つ変わらなくて付き合って数ヶ月で振ったり、振られたり。 好きとか、そういう恋人らしいことが極度に恥ずかしい。冗談を混ぜないと出来ない。でも相手がマジで返してくるからたじたじ。冗談だって言う隙を与えて貰えない。く…強い…。 よく泊まりに行ってたら、彼から住んだ方が早くない？と言われてあれよあれよと同居が決まった。恐ろしい。ずっとスペキャ状態だった。今も時々｢あ、一緒に住んでるのか…｣と何故か再認識する時がある。 家事も料理もそれなりにできる。片付けはそんなに得意じゃない。 休日は外で大勢と遊ぶのが好きだったが今は家で2人ゆっくりするのもいいか、なんて思えてきた。突然恥ずかしくなるけど。 水族館デートが1番好きでよく誘う。いつか全国制覇しようね！ 今はの呼び方は慎司くん。最初呼ぶ時はかなり勇気を振り絞った。 ｢慎司く…ん……あ〜うそうそ間違えた！らいd｣ ｢名前？いいよ｣

※歌詞を引用、及び記載することは禁止となりました(Youtubeや歌詞サイトのURLだけ書くことをお勧めします)。
↑ページ上部へ