タグ： 虹の彼方

※基本：放浪者ベース 【 探索者データ 】 〇家族：父(トラック運転手)/母(水商売)/祖母(役所勤め)/娘(愛香) 〇友人：それなりにいた ■ 性格 ■ 人当たりのいい性格だが、人と深く関わり合うことがない。 どこか疲労の見える顔は実年齢よりも高く見えてしまうが、本来はもう少し美人なのであろうと思えるような顔立ち。 ■ 簡易設定 ■ 未婚の母という事で世間からの目はどこか冷めている。しかしながら人当たりのよい受け答えからご近所いじめなどに発展することはなかった。 家族とは縁が切れており、女手一つでどうにか娘を育てようと必死で思い詰めるような節があるだろうか。どこか情緒不安定な節がある。 ちゃんとしなきゃ。母親なんだから。自分の理想とする母になりたい。娘の自慢の母になりたい。ご近所さんとも上手くやっていかなきゃ。もっとちゃんと働いて稼がなきゃ。職場でミスしないようにしなきゃ。そんなことばかり考えている。 この子の父親には浮気をされ別れることになったけれど、それは自分がちゃんと出来なかったから。 最愛の人との子、この子さえいれば幸せなんだから。娘の笑顔は愛おしい。初めて寝返りを打った時、初めて歩いた時、初めて「まま」と呼ばれた時、そのどれもが泣きたくなるほど嬉しくて愛おしいのに、それなのに……どうして、どうして私はこの子の我儘や癇癪を受け止められないんだろう。 お願いだからいう事を聞いて。夜中に泣かないで。我儘を言わないで。お父さんのことを聞かないで。お願いだから、 【 技能ポイント 】 < >　 【 AF/呪文 】 〇AF 〇魔導書 【 魔導書 】 【 不定/後遺症 】 〇不定 〇後遺症 【 遭遇神話生物 】 【 通過シナリオ 】 ◇蛇足設定◇ 幸子は明るく活発で、人見知りをしない少女であり友人も多くいるような学生生活を送っていた。常に長袖長ズボンを穿いてはいたけれど、本人曰く寒がりだからだとか日に焼けると痛くなるからと話している姿を周囲は見ただろうか。友人も多く、いつも複数人の女子グループでの行動をしていた。その中での立ち回りは基本的にムードメーカーである。 人の心の機微、人がどうして怒るのか、それをなだめるにはどうするか、そんな立ち回りが異様に上手かったからだ。 それもその筈、家に帰れば些細な事でも怒り、折檻をする父がいたが故である。理不尽な怒りにも理論立てて、人としての尊厳を踏みにじるような暴言と共に振るわれる暴力を受けていれば自然と人の感情の機微にも聡くなる。 人見知りをしないのは自身に価値がなく誰にどうされようと構わないから。 明るく活発であるのは、そうあれば人を苛立たせることが殆どないから。 本当の自分というものはきっとどこにもなくて、本当の友達だってどこにもいなかった。 娘と過ごす今こそ、本来の姿の彼女なのかもしれない。 確かに生きている。否、生きていかなければ娘を育てることなど出来ない。そう心の底から感じるのに、どうして私は……。

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