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「余はアトランティス帝国最後の王子ではあるが、既に亡き國であるゆえ、今はただの旅人にすぎん！ よって、気軽に余をパーセクと呼ぶがよい！」 本名、パララクス・リヒトヤー・ユニーテ=アストロノミクⅡ世。 長いので略称としてパーセクを名乗る。 【経歴】 紀元前12000年前に存在した、古代帝国アトランティスの元第一王子。 現代文明に勝るとも劣らない文明を築き上げ栄華を誇った帝国も、ある日大洪水によって滅ぶこととなる。 滅びゆく国に王とともに最後まで残り、民に指示を出していたパーセクは完全に逃げ遅れたはずだった。 しかし最後に自身が道楽で作っていたソラ駆ける船《天彗》に博打で乗り込んだところ、ぎりぎりで脱出に成功。 そのまま宇宙へ飛び出してしまう。 限りなく光速に近い速度で飛ぶ《天彗》の1時間の旅から戻ると、ウラシマ効果によって千年が経過していた……… そうして祖国も知己も全て失った王子は地球と宇宙を気ままにさすらう旅人となった。 過去のさまざまな時代と宇宙の様々な星に触れているが、ウラシマ効果で肉体的にはほとんど老いていない。 この度地球に戻ってきたのも千年ぶりだが、高い適応力と理解力で1ヶ月ほどですっかり現代に馴染んでいる。 さらに、この時代をより良く知る手段としてヒーローに加わることを選んだのであった。 【性格】 やや尊大ではあるが明るく度量の大きい人物。 好奇心旺盛で特に技術と娯楽が大好き。 【能力】 アトランティスを含む地球文明と宇宙文明を組み合わせた魔導宇宙科学(アウターサイエンス)とでも呼ぶべき未知の技術を用いた道具を使いこなすエンジニア。 【所持品解説】 ・"光輝なる鱗粉"(フェアリーダスト) - フォールンスプライト相当品 光によって構成され、光によって演算し、光によって外部干渉を行うナノマシン。 自己複製と自己分解で一定量を維持しながら、常にパーセク付近の大気中を漂っている。そのため彼の周囲はどこか煌めいて見える。 攻撃に演算、空中映像投影などあらゆる場面で主人をサポートするパーセクの最高傑作。 アトランティスの「光の結晶化技術」と様々な異星から集めた「光量子コンピューティング」「ナノマシン理論」「余剰次元干渉技術」などで構成される。 ・"命の翅"(プシュケー) - ブーメランアスピス相当品 上記の"光輝なる鱗粉"のコントロールを補助するデバイス。 淡い虹色の光で編まれた針金細工の蝶の翅のような見た目で、背中から展開する。また稼働率に応じて翅の形状や大きさは変化する。 パーセクの意志を即座に"鱗粉"群に伝達する他、限定的な電磁場操作および大気操作を組み合わせ"鱗粉"の高速移動操作を実現する。 なお、翅に似ているものの飛行機能はない。 アトランティスの「光の結晶化技術」「光熱による天候干渉法」と異星の「思考制御システム技術」が基礎となっていて、 現代RW世界の「レネゲイドによる電磁場操作技術」も機能向上に一役かっている。 ・"逍遥游の衣"(アトランティカ・ニュー・スタイル) - 野火相当品 現代RW世界の服飾技術で再構成したアトランティスの伝統衣装。 元来の伝統衣装とは比べ物にならないほど快適で運動性も高い。 「やはりヒトの衣のことはヒトが一番良く知っておるな！ こればかりは異星に行けども良いモノは見つからぬ。」とは本人の談。 【運用メモ】 ・ミドルで使えるもの 野火:感覚+3D ブーメランアスピス:達成値+4 コスト1 天性のひらめき:C値-3 コスト4 フォールンスプライト:+3D 1シーン1回 カテゴリルーキー:+2D 1シナリオ1回 マスターズコネクション:判定成功 対決不可 インスピレーション:GMに質問 1シナリオLv回 真相告白:NPCに質問 1シナリオ1回 【余談】 名前の由来は全て天文学における距離単位から。 パーセク→そのまま英語でパーセク。 ※パーセク(parsec)は視差・秒角(parallax second)を略した語で、secondをⅡ世(the second)とかけてパララクスⅡ世とした。 リヒトヤー→独語で光年(Lichtjahr)。 ユニーテアストロノミク→仏語で天文単位(Unité astronomique)。

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