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秋永　賢斗（あきなが けんと） 一人称：私・俺(ときどき) 色：#9BB2D0 …… 共学の私立高校教師をしている。 担当科目は物理と数学。 性格： 温厚で、誰に対しても丁寧に接する。 危険なことは基本的に避ける。 生い立ち： 高校時代、バンドをやっていた。 担当はギターでボーカルも少しやっていた。 幼馴染の誘いで始め、夢中になった。将来はバンドマンになりたかった。 しかし、親に反対されて音楽学校には行けなかった。 バンド仲間と進学先はバラバラになり、多忙のために合うことも少なくなった。 完全に疎遠になったわけではないが、一緒に演奏することはなくなった。 バンドマンの夢が遠のき、第二の夢だった教師になることにした。 今では、教師も楽しいと思えるようになった。 軽音部を見ていると昔を思い出す。 名前の由来： 賢斗は「ニュートンのリンゴ」の品種"ケントの花"から リンゴの季節から秋 "ケントの花"は完熟の時期がまちまちで、長期になるため永を含めた。 参加シナリオ： おやすみなさい、良い夢を。 ＊＊＊＊＊ネタバレ注意 ＊ ＊ ＊ おやすみなさい、良い夢を。： 交通事故に遭い、3日間眠っていた。 その間、長い夢を見ていた。 ―少し覚えがあるような道で、見知らぬ女性2人がいた。 一方は普通の人だったが、もう一方はゴリラのような大女だった… 虫のような化け物に、彷徨う異形のものたち。 また新たに出会った青年と兄妹と共に、不気味な暗い道を出口を探して回った。 空き地に白い扉、その前に黒いローブを被った人がいた。 その人に問いかけられた後、扉をくぐって目が覚めた。 ―目が覚めると幼馴染の影野瑛斗(かげの えいと)がいた。 こちらを心配していたようで、必死な表情で手を握ってきた。 今は少し休むべきであるが、仕事のことが入院中も頭から離れなかった。 退院後の初日、生徒からも心配された。 「もう少し休んだ方がいいよ！今日は自習で」と教壇に立つ私に言う生徒がいた。 しかし、思惑通りにはいかないぞ。サボろうとしているな。 「十分休んだから大丈夫です」と言うと、その生徒は残念そうにした。 影野瑛斗(かげの えいと) 幼馴染。バンドに誘ってきたのは彼である。 高校の修学旅行中に崖からの転落事故により命を落としたはずだった。 ＊ ＊ ＊ ＊＊＊　毒入りスープ　＊＊＊ 目覚めると見知らぬ部屋 机の上には赤いスープが置いてあった。 「帰りたいなら毒入りスープを飲め」 傍らにはそう記されたメモが書いてあった。 毒入りスープを飲めと言われて飲もうとは思うわけがない。 ひとまず部屋を慎重に調べることにした。 調理室の鍋にはバラバラの死体が入っていた。 さらに他の部屋を調べると銀髪に赤目の少女がいた。 10代後半だろか。最初は銃を持っていて驚いたが、大人しく銃を置いてくれた。 子供に手を出す気にはなれないから助かった。無口だが言葉は通じるようだ。 小窓が付いた扉の部屋を覗くと蛇のような怪物が見えた。 この部屋に入るのは危険だと判断し、一か八かで毒入りスープを飲むことにした。 ベタベタした本の表紙を銀のスプーンですくい取り その黒ずんだスプーンでスープを飲む。 呼吸と心拍が早くなる。幻覚が見え、やがて視界は白に染まった…… ——「…………っ！！」自宅のベッドで目を覚ます。 ひどい夢を見た。やけにリアルで、生々しい夢だった。 まだ心臓が早鐘を打っていた。 今日は転校生が来る日だ。やつれた顔では印象が悪いし不安を与える。 あれは夢だと自分に言い聞かせて出勤する。 転校生は、銀髪で赤目の無口な子だった。 あの夢で見た子とそっくりな……… 　 　

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