タグ： 異能警察 HO3

カラーコード：867BA9 誕生日：4月1日（2023年現在28歳） 【特徴表】 ①手先が器用：任意の＜製作＞1つの基本成功率が50％となる。さらに、＜機械修理＞および＜電気修理＞に+10％。 ②平凡な顔：平凡な顔の為、他人の印象に残りにくい。＜変装＞に+20％。加えて、一度しか会ったことのない相手ならば、相手が＜アイデア＞ロールに失敗すれば、「よくある顔です」と言い訳するだけで、別人として誤魔化せる。 素朴ながら可愛さを感じる童顔とそこそこな女子力の高さでオジサンの心と胃袋を掴む(？)27歳。 面倒くさがりだったりお調子者な一面もあるが、根は真面目。どっちかと言えばツッコミ担当。何だかんだ面倒見がよくいつもニコニコしており、誰でも取っつきやすいゆるーい雰囲気を醸し出している。 のは全部演技である。 滝川紫苑は元は役者志望だった。中学・高校は演劇部に所属。また、高校2年の頃からは劇団にも所属しており、何度か舞台に立った経験もある。飛びぬけた才能は無いが目立った欠点もない(DEX14)というオールマイティな演技力をフルに活用し、DAPに溶け込んでいる。 素はぶっきらぼうで不愛想。目つきも若干悪い。真面目とは言えないが、目的に対してはストイック。 　DAP配属当初、メンバーをある程度知るまでは下手に自分から近づかない方が良いと考え、程々に距離を縮めていくきっかけとして胃袋でも掴もうと製菓技術を習得。元々料理スキルは高くなく、きっかけにさえなればいいとの考えではあったが、記号的なキャラ付けの一環として現在でも週1～2の頻度で作り職場に持参している。DAP全員に配れるようにまぁまぁな量を作って持っていくが、露骨な好感度アピールにとして変に取られないよう”あくまで自分が食べる用”としている。昔から割と食べる方ではあったので普通に一人で平らげることも可能。 ------------------------------------------------------------------------------------------------- 　滝川紫苑には、多田野与四一という、共に同じ夢を追いかけた親友と呼べる友がいた。 　出会いは高校の演劇部。滝川は性格故に部で一匹狼となっていった(本人は気にせず)が、そんな中唯一しつこく絡んできた多田野の熱意に滝川が折れる形で友人となった。多田野曰く「滝川の演技が好きだから仲良くなりたかった」のだそう。 　多田野が芝居の道に入ったのは高校からであり演技に関してはズブの素人だったが、荒削りながらも人の目を惹きつけて離さない輝きを持つ多田野の演技に滝川は一瞬で魅入られ、友人やライバルである以上に多田野与四一のファンになった。 　そんなこんなで多田野と共に青春と言える日々を送っていたが、高校2年の秋、親の転勤により多田野が東京を離れることになった。お互い役者を目指し続ける事を誓い合い、一時の別れを告げる。 「次会う時は舞台の上で」「それまでお互い連絡禁止」 　約束の証として、ノリと勢いで買った、各々のイニシャルが入ったお揃いのアンクレットを贈り合った。 　その後滝川は、団員募集中の劇団に片っ端から応募し、受かった中で一番名のある劇団に入団。高校卒業後は日がな一日演劇に打ち込み、演劇以外の時間は生活の為にいくつかかけもちでバイトをする忙しない日々を送っていた。 　多田野と再会を誓ってから5年後、多田野から一言「東京」とだけメッセージが来た。役者として少しずつ軌道に乗り始めていた滝川は、再会が近づいている事に胸を躍らせていた。 　その再会は、唐突に訪れる。 　数日後、東京某駅構内で原因不明の爆発が発生。ニュース速報を寝ぼけまなこで絵空事のように見ていた滝川は、しかし、少しして掛かってきた一本の電話により現実へと叩き起こされる。 　『もしもし、○○警察署の────多田野与四一さんとはどういった────爆発に巻き込まれ────身元の確認のご協力を────』 　信じたくない一心で駆け付けた警察署で見た”それ”は、確かに多田野だった。あの日贈った滝川のイニシャルの入ったアンクレットが、それを証明していた。ただ、持ち主の姿に約束を交わしたあの日の面影は一切なく、けれどもそれは、久方ぶりの再会に依る記憶上の姿との差異などでは決してなかった。 　他にも重軽傷者は数名いたが、死亡者は多田野だけだったそうだ。他の人は一番爆発の中心に近かった多田野が壁になっていたことで奇跡的に助かったのだろうと、警察は言っていた。 　滝川は、多田野を見捨てたその”奇跡”とやらが、憎くて仕方が無かった。不思議と涙は出なかった。 　結局、原因不明の爆発は原因不明のまま、それが事故なのか事件なのかすらも解明されることはなかった。 　最早役者である事よりも己を大きく占めていた”親友との約束”が絶たれたことで心に大きな穴が空いた滝川は、役者である事への熱意を急速に失っていった。そして、その失った分の熱意と関心のほぼ全てが、多田野の巻き込まれた原因不明の爆発事故へと向いた。自分自身を納得させるため、真相を解明すべく独自に調査も行ったが、度々警察のお世話になっただけで結局得られたものは無く、寧ろ失ったものの方が多かった。 　無断で稽古を休み、調査の上で警察沙汰にもなったことで、滝川は劇団をクビになった。 　多田野が死んだことに対して自分が何を思い、何をしたかったのか。途端に分からなくなった。その時滝川は、多田野の後を追う事すら考えていた。 　そんな時、警察に世話になった時に何度か顔を合わせた黒田という男に「一課に引き抜いて扱き使ってやるから警察官になれ」と声を掛けられた。少なくとも半分は冗談だったのだろうが、その時の滝川にはもうそれに縋るしかなかった。 ------------------------------------------------------------------------------------------------- 「おう……元気か」 「DAPに配属されることになった。超能力とか未だに信じられねぇよ。お前が死んじまった日から、頭がイカれちまってたんじゃねぇかって何度考えたことか」 「それに…………あの事故は実は超能力の仕業なんじゃねぇか、とか、俺の異能でお前の時を戻せたら、とかさ……」 「……はは、駄目だな……こんなこと考えても仕方ねぇのに。黒田から色々言われたけど、この調子で果たして上手くいくのかね……お前も知っての通り、俺は馴染むのがド下手糞なんだよ」 「だから、力を貸してほしい。 　お前との誓いを守れなかった俺がお前の力を借りることを、許してほしい」 「……落ち着いたら、また来る」 　線香を胸いっぱいに吸い込み、吐き出す。そうして俺はその場を後にし、DAPの初顔合わせの場所へ向かう。 　真っ直ぐだった髪は巻いた。色は蒸栗色に。声は少し高めで、お調子者で愛想良く。 　己を鼓舞する為に、多田野与四一を鏤める。これは決意の証。 ------------------------------------------------------------------------------------------------- ------------------------------------------------------------------------------------------------- ・紫苑の花言葉　：　追憶 ・蒸栗色の色言葉　：　努力家・現実主義・陽気 ------------------------------------------------------------------------------------------------- 【通過済みシナリオ】 ・異能警察は、英雄じゃない。(HO3)END-A ・やさしい朝をくださいね(END-A) ・この雨が止む前に ・亡心の花導 ・犬首と絞首台(KPC)END-C ・寄る辺の択一(END-C) ・刑事が戦闘訓練するだけ ・戦える者の輪舞曲(KPC)END-C ・盤上の一歩 ・さよならを言いにきた(SAN回復KPレス) ・突撃！魔法刑事(HO1) ・Babe Bae Boo(KPC)END1 ------------------------------------------------------------------------------------------------- 《後遺症 : 天恵の閃き》 [アイデア]に失敗時、再度ダイスを振り直すことが出来るが、 2度目の[アイデア]にも失敗した場合は、SAN値チェックが入る。 減少値は成功で「1D2」失敗で「1D4」となる。 《後遺症 : 戦女神の祝福》 以下の三つの効果が「グレート・オールド・ワン」あるいは「外なる神」、及びその奉仕種族や狂信者との戦闘の際に適用される。人間や独立種族、旧き神などとの戦闘時には適用されない。 ■戦女神の祝福：アイギス ・魔術装甲 +2 の付与 ・ダメージボーナスを一段階上昇させる（1d4→1d6、1d6→1d6+1） ■戦女神の祝福：ネクタル ・ショックロールと自動気絶の処理を無効化する ・毎ラウンド HP を 1d3 回復する ・HP-5 までは死亡せず「重症」状態となる →「重症」状態になった場合、シナリオ内時間6 時間後に HP を全快させる ■戦女神の祝福：タラリア ・対象と DEX 対抗が発生した際の成功率を+20％する（受動能動問わず） ・〈跳躍〉〈登攀〉〈回避〉それぞれの成功率を+20％する 《後遺症 : 戦女神の呪い》 探索者は「グレート・オールド・ワン」あるいは「外なる神」、及びその奉仕種族や狂信者との戦闘の際に、自発的に逃走することができない。 他者からの介入があった場合や発狂内容によるものであれば逃走することができる。 これらは、人間や独立種族、旧き神などとの戦闘時には適用されない。 またこれらとの戦闘終了後、探索者は〈POW*5〉の判定を行う。これに失敗した場合闘争欲求がじゅうぶんに満たされなかったとして、1/1d3 の〈SAN チェック〉が発生する。

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