タグ： 植木蜂探索者 異常性動物シリーズ

戦士（3-4）周囲のものは全て武器だと考えている。あらゆる近接戦闘武器の基本成功率50％ 芸術的才能（2-8）任意の芸術1つにINT*3％を加える。 一人称：俺 甘いものが好き。ケーキバイキングが好き。 名の知れた暴力団組織の組長の娘。 暗いことから人のためになることまでなんだってやっていた藍塚組（あいづかぐみ）は栖のことを慈しみ育ててくれた。 そんなある日、13歳になった日。 組長の知り合いだという男が組員全員を射殺。組長も殺害。 しかし栖は生かされ、「憎いなら一緒に来い」と無理やり連れていかれた。 男は栖を娘のように可愛がりはしたが、栖はそれを受け入れず、機会を見つけては寝首をかこうとした。叶うことは無かったが。 男が死んだのは、栖が20歳の誕生日を迎える前日だった。病死だった。 自分の手で殺す前に彼は死んでしまったのだ。 虚無感に包まれていた栖だったが、少しして彼が遺した封筒を見つける。 それは遺書だった。 遺書には、栖へ宛てた彼の言葉が溢れていた。 そして、彼が本当の父親だと知った。 今まで育ててくれた組長は男の兄で、産まれた子どもを跡継ぎとして適さないからと極秘に取り替えたらしい。 そして栖が跡継ぎとして育てられた。 男はそれを知った時には口封じのために家族を殺され、男1人になった。だから復讐しに行ったのだと。 全てを読み終わり、栖は遺書の大事さに気づいた。 終わったとしても、伝えたい言葉はしっかりと届く。 もしも組長が死ぬ間際、遺書を書いていたならどんな内容だっただろうか。 栖は今日も届ける。遺書に魅入られた彼女は、死者のメッセンジャーをすると決めたのだ。 現在は足首まであった長かった髪をばっさり切り、実の父親の服装を真似た服を着て男装女子のような状態で活動している。 【参戦シナリオ】 ・dropout despair(ドロップアウトディスパイア) HO1　TRUE END「遺書屋」 KP渕之上桜深さん、HO2静稀 才牙（しずき さいが/「才牙」/PL厄流シさん）と共に。 【異常性癖一覧】※探索者の性質なだけでこれによる変態行動はしません。 高所愛好（アクロフィリア） 死性愛（タナトフィリア） 旅行中毒（ワンダーラスト）　 ◆HO1「届人−トドケビト−」 ──あなたは<遺書屋>の片割れであり、 書かせた遺書を、届けるべき場所まで必ず届ける者だ。 貴方は「遺書」という存在にとても惹かれている。 死んでも残り続けるその「言葉」は、貴方に大きな影響を与えた。 それは過去に「遺書」に関係する境遇があったのかもしれないし、単純に死んでも残り続けるその言葉を好いているのかもしれない。 　しかし、そんな貴方には一つ悩みがある。 それは自分の「遺書」を書くことができないことだ。 相手はもちろん相方であるHO2に宛てたものだが、 内容は決めているのにどうしても紙に書き起こすことができないのだ。 　この裏社会では裏切りや殺戮は日常茶飯事だ。 信頼している相方も、自分だっていつ死んでしまうかわからないし、自分達は「遺書屋」として名も知れてしまっているから尚更恨みを買うことだってあるだろう。 だから何かあったときのために……と思ってはいるのだが、いまだに貴方の「遺書」は 完成していない。その内容は貴方の頭の中だけにある。

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