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膿み堕としのネタバレあり 4-4 動物に嫌われる　1d6 4 3-6 格闘センスの持ち主 泱樹の父親が外で作った他の女との子供。人間。 様々な理由から血のつながりもない泱樹の祖父が引き取り育てる。 そつなくなんでもこなす子供に育っていった。 物心ついた時から父母はおらず祖父だけであったが、特にそのことについて何も思っていなかった。 中学一年生から泱樹と共に一定期間過ごすことになる。 半分血が繋がっているらしい。 ニュースを見て青い顔をしていた祖父の言動に納得が行った。 異常者の血を半分引いていたらしいが、そのことに対してもかなり冷めた気持ちだった。 いきなり知らない少年を兄弟だと連れてこられても全くピンとこなかった。 泱樹は、普通ではない。 うっとりとコップに自分の血液を指から滴らせて飲んでいる姿を見たことがある。 ひどく渇いたような奥底から衝動を隠せぬまま、道行く人々を眺めている時がある。 和室で扇風機の前で眠っていた俺の腕にできた瘡蓋が剥がれ血が滴っていたのを 恍惚とした表情で舐めていた時は必死に狸寝入りをした。 気持ち悪。 こいつは正常に見せかけた異常だ。 そう祖父に行ったら頭を叩かれ、そして悲しそうにこう言われた。 「悲しい境遇の子なんだ。お前も歳の近い兄弟のようなものなのだから、気をかけてあげて仲良くしなさい」 どうして自分がこんな異常者を。 爺さんだっていつかきっとあいつに頭から喰われてしまうにちがいない。 気味が悪い。 そんなに望むなら勝手に死ねばいい。 高校から一人暮らしを始める。 離れて暮らしてみればどうということもなかった。 あいつの風の噂が耳に入る。 女を入れ食い状態らしい。あいつの渇いた目を思い出すと妙に納得がいく。 優等生めいた姿よりもよほど「らし」かった。 老衰による祖父の家が焼けたこと、不自然な遺体から、 彼が祖父を殺し食べたのかもしれないとさえ感じているが、真相や証拠もないため黙っている。 吾妻の姓を名乗っているが、その後親権は泱樹と同じく桐生家の祖母に移っている。 家には行かず現在の一人暮らしのまま過ごさせてもらっている。 うまい汁は吸うけど自分は自分で生きさせてもらうぜってタイプ。 人間なのに半屍食鬼のひろきのがいいやつでワロタ

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