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理工学部に通いながら花火師を目指している。 本人は高校を出てすぐに花火師である祖父に弟子入りを志願したが、「大学をしっかり卒業すること」と「卒業までは別の花火師の下で修行を積むこと」を条件に卒業後の弟子入りを約束してもらっている。祖父が出した条件の意図はどちらも、「幼い頃から愚直に自分の作ってきた花火を手本として見てきた竜太郎に、新しい価値観を得ながら成長して欲しい」という願いからであり、その真意を知らないものの日々新しい刺激の中でゆっくりと成長している。 幼い頃は夏に行われる花火大会に合わせて毎年祖父のいる地方に帰省していた。 夜見明日香とは小学生の頃にそこで出会い、夏にしか会えない幼馴染のような関係で育ってきた。 明日香が自分を庇って怪我をしたことをきっかけに彼女がハナという存在であることを知る。それから自分なりにハナについて調べたこともあり、植物には多少詳しくなった。 そういった経緯もあってか、中学になって一つ下の学年に明日香が転校してくるまで、頭のどこかで彼女との思い出は夏がみせる幻のように思っていた。一年ほどは夏以外で明日香と過ごす時間に違和感があったが、今は彼女と過ごすどの季節も離れ難く、愛おしいと感じている。 小学生の頃、明日香の名前の漢字を知ってから最初は面白半分でなんとなく「また明日」と言って別れるようになり、今もなおそれを続けている。 明日香がハナであることを受け入れ、彼女が彼女らしく生きて最後を迎えられることを願いながら、「また明日」という言葉を吐いてしまうのは、どこにも行かないでほしいという呪いと祈りの混ざったような気持ちからなのかもしれない。 恋と呼ぶには実り過ぎていて、愛と呼ぶにはまだ青いような感情。ただ彼女の幸せを願い、望めるのなら最後の時にそばに置いて欲しいと思っている。 誕生日：3月22日 フレーバー：15菊（きく） 「高貴」「高尚」「真実」「真の愛」 貴方の行いは全てが正しい。貴方の言葉に皆が頷く。自分を信じる貴方の言葉が、皆が信じる貴方をさらに高みへと導くだろう。 「明日も、明後日も、来年も、十年後も、“また明日”って言わせてくれよ」 通過シナリオ 「夏に憧憬」 以下、夏に憧憬 HOヒト内容あり 相場理仁とは、小学校の6年間同じクラスだった。中学は学区が違っていたために別々のところに通っていたものの、小学生の頃の友人と遊ぶ時はよく居合わせ遊んでいた。 明日香がハナであることが判明し、図書館でハナについて調べているところに声をかけられたのをきっかけに、お互いの大切なハナの存在を共有している。 そのこともあってか、そこから学校こそ同じにはならなかったものの、時折連絡したり、時間が合えば他の友人を交えて遊びに出掛けるなどで関係が続いた。 「ハナを人の姿があるうちに殺す手段がある」と教えられた際は、戸惑いですぐに言葉は返せなかったが、別れた後でしばらく考え込んだのちに「それを決めるのは、当人の権利であり、選ぶのはハナ達だ」と結論を付けている。

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