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　 「……友よ。世界というのは随分と愉しいものだな」 ////// むなかた-せいさぶろう -------■職業 医師（クトゥルフと帝国） -------■特徴表 影が薄い 　生まれつき目立たない 　＜隠れる＞＜忍び歩き＞+20％ -------■備考 1886年生まれ。とある私立脳病院で働く医師。 一言でまとめると、華族の三男坊で、実家とはほぼ絶縁状態の研究者肌な放蕩息子。 医学専門学校には行っておらず、ほとんどが独学で得た知識か、頼み込んで弟子入りのような形で働いている。 というのも実家は華族であり、父親は政治家という家庭の三男坊。 長男と次男は父親のように政に関わることを選び、後を継いで帝国主義を盛り上げようと躍起になっていた。 元々軍部に寄り添った思想を持った父親による教育を受けていたが、どうにも苛烈に感じる主義主張を受け入れられず、猛反発。 当然兄二人からも折檻の如く激しいいじめを受け、以降は影を薄め、時折ストレスの発散口のような扱いをされる立場に収まっていた。 精神科医を目指したきっかけは、中学時代の友人に久しぶりに会いに行った際、私宅監置されているのを知ったことから。 年齢にして、20歳前後の頃のことだ。 その友人もまた自分と似たような経歴の持ち主であり、現代で言う摂食障害、双極性障害、パーソナリティー障害を併発していた。 が、当時の世情では友人の治療の術は無に等しく、出された食事は吐き出す（虫が入っていると叫ぶ）、躁状態とうつ状態の切り替えによる周囲との軋轢（一度婦女に対する性暴力を働いたらしい）、帝国主義や周囲の自分を見る目に対する苦悩により離れに一生涯隔離される姿を見て、どうしてか違和感を覚える。 脳が影響しているらしい、という研究結果を知った頃から、転がり落ちるように精神医学について学び始めた。 以来友人とは何度も面会をしていたが、数年前に栄養失調によって死亡している。 私宅監置含めた精神医学のあり方については懐疑的ではあるものの、革新的な立場を取っているわけでもない。 下手な主張を掲げれば（縁切りしているとはいえ）実家の圧力を受ける可能性や、世間の風当たりもあるが、それ以上に研究者肌なのが災いしている。 脳科学が影響していることはもちろん、最終的には父や兄たちの心や感情、思想がどうしてああも強いものに染まってしまっているのか、そのメカニズムを知りたいがゆえの”手段”に過ぎない。 似たような環境で育った友人の末路、性格や思想がまったく違う父と兄たち。 その違いについて解明するため、統計を取り、観察をしやすい私宅監置という存在は、むしろ有り難いものですらあるかもしれない。 -------■人称 一人称…私/ぼく 二人称…きみ -------■家族構成 妻、子ども2人（姉弟） 実家：父、母、兄2人 　※ほぼ絶縁状態 ////// -------■通過シナリオ 異説・狂人日記

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