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　かの月之宮家の流れを汲む分家であり、政治家一族である「日之宮」のお坊ちゃん。 (ちなみに本家月之宮家の子供達、月之宮の探索者達とは法的な続柄すら無い程度の血縁。曽祖父母世代が兄弟) 　彼のことをよく知る人は彼を「マレ」と呼んでる。 　かなりの無口で物静か。黙々と細かな作業がお好き。あまりにも喋らんので、面識の浅い同級生からは謎の人扱い。 　実は所謂「オネエ」であり、無口なのはオネエを隠す為。 ○好き　甘い物、細かい作業、他人にメイク ○嫌い　両親、男らしいもの、自分の下の名前 部活　演劇部(衣装/メイク係) 家族　父、母、姉、本人 　幼少から、綺麗なもの可愛いものが好きだった。外で駆け回るより、家の中で姉と一緒にままごとや人形で遊ぶ方が好きだった。 　そんな彼を、父は「男なら外遊びだろう」と人形を取り上げ、外で遊ばせようとした。女の子のような柔らかい言葉を口にした彼を、母は「男の子の話し方じゃありません」とにべもなく訂正した。 　2人とも、誉が2人の考える「男らしさ」を持つことを望んだ。 　小学生の頃、定番の「名前の由来を両親に尋ねる」課題で彼は「誉」という名の由来を尋ねた。 　両親は「お前が将来、日之宮家の"誉れ"となる男になるように」と答えた。「だから、お前は日之宮の名に誇れる、立派な政治家になるんだよ」と。 　両親としては彼に日之宮としての誇りと、日之宮に相応しい人物を目指すきっかけを与えるつもりで言ったのかもしれないが、その答えは逆に彼に「絶対この2人の思い通りになどなるものか」という反抗心を与えた。 　生まれて最初に与えられた名に込められたものが、幸福の祈りや愛情ではなく、押し付けがましい期待だったと知ってしまったのがトドメだった。 　そんな反抗心で、それ以来の中学・高校の学生生活をやってきてしまっている。 　現在両親とは、オネエ言葉を隠す無口さや、押し付けられた期待に沿う事をしない事などが相まって仲は冷え冷え。成績は一応学年上位常連なんだから文句言うな。 　姉とは仲良し。姉自身、彼ほど趣味嗜好が外れているわけではないが両親に沿えない所が沢山ある。似たもの姉弟。 　演劇部の衣装/メイク係。小道具も作る。ただし部員が少ないので彼も脇役程度に舞台にも出る。忙しい。 　演劇部のメンツは彼のオネエを知っていて秘密にしてくれてる。こっそりついてるあだ名は「マレ姐」。 　気を許した相手には、割とお喋りかつ世話焼き。両親にギャイギャイ言われようと自分を貫く頑固さも持ち合わせている。オネエ言葉を馬鹿にされたり否定されたりした経験もあって他人への警戒心が強めで、気を許してる相手は姉と演劇部のメンバーと下記の深鏡　結環ちゃんのみ。 　深鏡　結環ちゃん(PLイオちゃん)とは同級生。授業のグループで一緒に放課後作業してるうちにうっかりオネエ言葉を口走り、ドーナツで口止めすることになって以来、ちまこらと絡む仲。(多分「？」となってる結環ちゃんに一方的にドーナツ押し付けた) 　代わりとばかりに結環ちゃんからはアクリルアイスをやたらと貰う。「アタシにこんなもん配ってどーすんのよ」などと呆れたようなことは言いつつ、全部綺麗に保管してる。 　オネエを知った上でこうして仲良くしようという意思を見せてくれる相手がありがたくて、自分を隠さず自然にできる相手が増えて実はほんのり嬉しく思ってる。 　結環ちゃんが人の悪意に対してあまりにも鈍感なのはちょっと心配していて、(doll houseネタバレにつき自粛)も気にしている。 　意味はどうあれ(シナリオ踏んで決める)、好意的ではあるし、世話焼きたい。 　オネエである彼だが、趣味嗜好が女性的というだけで性自認は男性。恋愛区分は異性愛寄りの両性愛かもしれない(可能性は広げといて損はない理論) 　カバンより重いものを持たない坊ちゃん育ちが災いしてか、ドのつく非力っぷりの持ち主。腕相撲などしようものなら結環ちゃんにも勝てない。 シナリオ後追記 (正確にはKPC出演のDOLL HOUSE) 　同級生の深鏡結環が、自分に懐いているのはわかっていたし、(友人として)好意的なのもわかっていた。 　思わせぶり(？)な発言が多い割に本人には(少なくとも自覚してる範囲では)本当に文字通り言葉通りの意図しか無いのもわかってたから、自分はわかっても他の異性相手ではそうはいかないだろと、嗜めつつオチるまいとしてたが、人生の岐路レベルの事態に親戚以外で真っ先に頼ったのが自分だったことと、自分と離れるのが嫌という発言にとうとうオチた。 　とはいえ上記の通り本人的には言葉通りの意図しかないのはよく分かってるから「チクショウ！！」と思ってる。 　相手はとんだ天然砲だし、惚れたが悪い。 　中身的にはツッコミ体質がキレ散らかしてる光景が面白い。あと頼られたり願われたりするの弱いのかもしれない。 「なぁーにが悔しいってねぇ！あの子の頭にそんな大した考えなんて無いのよ！そうと分かってんのにこんなバカみたいに振り回されてる自分が悔しいのっ！！」

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