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金崎直哉。19歳。経済学専攻の大学生。西園寺凛という中学時代の同級生と共同生活をしているが、大学の仲間には内緒にしてる。(そりゃそう)親元を離れての暮らしはお金がかかるものなので、お互いバイトを頑張って生きている。西園寺との関係は、親友といった立ち位置だが、もはや共に暮らすパートナーのようである。金崎自身は、大人になって自立した生活をできるようになったら、本物の人生のパートナーになりたいと考えているようだ。恋仲になるという事は責任が伴う、金崎はそういった考えが強く残っており、彼女を幸せにするためにまず自分が立派な人間にならなければならない、そう考えているということだ。そんな彼は正義感が強く、困っている人がいたら助けずにはいられない人間である。性格としても曲がった事が嫌いであり、理屈や理論をあまり考えないで行動する。まっすぐすぎる故に一部からは毛嫌いされた過去もあったが、本人は自分の気持ちを優先した結果の事であり、気にすることはなかった。しかし自己肯定感が決して高いわけではなく、自信の身をかえりみず人を助けようとするところもある。己が無力な存在と自覚したうえでそれでも精一杯努力する人間であるそうだ。 傀逅通過後の彼 無事世界を救った金崎だった。己の信念に従って行動した結果、世界は救われたのだ。誇るべきだろう。しかしなぜだろう、心の隙間が埋まらない。大きな穴が開いたようなそんな感覚に襲われる。無理もない。一番守りたかったはずのひとを守れなかったからである。世界は元通りだが、なぜかいつもそばにいた君だけがどこにもいない。家に帰ってもただそこにあったはずのぬくもりの残骸が存在するだけだ。くるしい。なきだしたい。でも彼は前を向いて、無理やりにでも笑って生きていくしかないのである。それこそも彼の信念であり、西園寺のためでもあるからだ。今日も彼は、一人で生きていく。 ここからは蛇足なんだけど、彼のイメソンは君の神様になりたい。かなぁと思いました……。西園寺に向けたやつですね……。

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