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小林 九夜右(こばやし くよう)/レプリカント用
ID:4614263
MD:57b3b60011006626596762a3c32732d8
小林 九夜右(こばやし くよう)/レプリカント用
タグ:
きゅう助
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生まれ・能力値
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その他増加分
一時的増減
現在値
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デア
幸運
知識
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SAN
現在SAN値
/
(不定領域:
)
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技能
職業P
/
(うち追加分:
)
興味P
/
(うち追加分:
)
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初期値の技能を隠す
複数回成長モード
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通常表示
<戦闘技能>
成長
戦闘技能
初期値
職業P
興味P
成長分
その他
合計
回避
キック
組み付き
こぶし(パンチ)
頭突き
投擲
マーシャルアーツ
拳銃
サブマシンガン
ショットガン
マシンガン
ライフル
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<探索技能>
成長
探索技能
初期値
職業P
興味P
成長分
その他
合計
応急手当
鍵開け
隠す
隠れる
聞き耳
忍び歩き
写真術
精神分析
追跡
登攀
図書館
目星
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<行動技能>
成長
行動技能
初期値
職業P
興味P
成長分
その他
合計
運転(
)
機械修理
重機械操作
乗馬
水泳
製作(
)
操縦(
)
跳躍
電気修理
ナビゲート
変装
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通常表示
<交渉技能>
成長
交渉技能
初期値
職業P
興味P
成長分
その他
合計
言いくるめ
信用
説得
値切り
母国語(
)
非表示
簡易表示
通常表示
<知識技能>
成長
知識技能
初期値
職業P
興味P
成長分
その他
合計
医学
オカルト
化学
クトゥルフ神話
芸術(
)
経理
考古学
コンピューター
心理学
人類学
生物学
地質学
電子工学
天文学
博物学
物理学
法律
薬学
歴史
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戦闘・武器・防具
ダメージボーナス:
名前
成功率
ダメージ
射程
攻撃回数
装弾数
耐久力
その他
%
%
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所持品・所持金
名称
単価
個
価格
効果・備考など
価格総計
現在の所持金:
、 預金・借金:
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パーソナルデータ
キャラクター名
タグ
職業
年齢
性別
身長
体重
出身
髪の色
瞳の色
肌の色
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その他メモ
□□□□□□ ――――――――――――― PC名:小林 九夜右(こばやし くよう) 職業:私立探偵(2015 私立探偵 EDU*10+DEX*10) 年齢:26歳(現在2024年 / 1992年11月5日) / 性別:男性 / 出身:日本(東京) 髪の色:茶 / 瞳の色:茶 / 肌の色:肌 身長:168cm / 体重:72kg ■能力値■ ――――――――――――― HP:11 MP:15 現在SAN:83/83 STR16 CON12 POW15 DEX15+3 APP7-1 SIZ9 INT10 EDU18 初期値SAN75 アイデア50 幸運75 知識90 ダメージボーナス+1d4 財産「10」3d6 ■技能■ ――――――――――――― 職業P EDU*10+DEX*10 (360P) ――――――――――――― こぶし+35/鍵開け+50/追跡+40 図書館+45/目星+45/言いくるめ+70/心理学+75 興味P (100P) ――――――――――――― 武道(空手)+80/聞き耳+20 その他 ――――――――――――― 【特徴表】俊敏=回避+54 【特徴表】目つきが悪い(D)/ 1d6=4(40P)人類学+40 【シナリオHO3】NOBODY*2 =応急手当+10/鍵開け+10/隠す+10/隠れる+10/聞き耳+10/忍び歩き+10/写真術+10/精神分析+10 追跡+30/登攀+10/図書館+10/目星+10/人類学+20 成長P ――――――――――――― 武道+3/投擲+19/こぶし+5/武道(空手)+9 応急手当+20/聞き耳+1/目星+6/製作(料理)+23 母国語(日本語)+7/人類学+10/クトゥルフ神話+16 ■所持品■ ――――――――――――― 財布/名刺/身分証明書/簡易応急セット/手鏡/防犯ブザー/ミニ裁縫セット LEDポケットライト/手帳/万年筆/ハンカチ/ティッシュ 手袋/マスク/携帯電話/モバイルバッテリー/煙草/飴玉 ジッポライター/ライターオイル/アルコールティッシュ 薄汚れた石片(ただの石ころ。思い出として所持している) 集音器(2010記載道具〈聞き耳〉+20%) メリケンサック【1d3+1+db】 ■その他■ ――――――――――――― 《メモ》 ――――――――――――― 東京都 三鷹市出身の男性。一般的な家庭で育ち、一般的な学校を卒業した。 十歳以前の記憶は無いが、両親は双方共、仕事勤めであり、幼い頃から両親と顔を合わせる機会は少なかった。 その為であるか、自分のことは自分でやるという意識が人一倍強く、幼くして親を頼る手段を自分から断っていた。 しかし、相応の愛情は注がれており、至って普通の家庭環境であった。 また、他人の顔色を伺い、周りに合わせることを得意とし、集団生活でも苦労を知らずに育つ。 彼は高校入学と同時に一人暮らしを始め、実家を離れることを選択。 高校在学中は、アルバイトを掛け持ちし、実家からの支援なく暮らしていた。 これは、両親に心配や苦労を掛けたくないというよりは、誰の手も借りたくないという自立意識からの行動である。 高校卒業後は都内の大学に入り、大学も無事卒業。 大学卒業後は、知人の探偵事務所に就職を果たす。業務内容は浮気調査が主である。 現在は朱桐探偵事務所支部、小林探偵事務所の雇われ所長をしている。 非常にマイペースで適当な性格であり、今までも適当に生きてきた。軽薄に見られがちだが、その通りである。 他人の手を借りたくない、他人に借りを作りたくないという独りよがりな面を隠し持っており、他人と距離を置きがち。 しかし、コミュニケーション能力は高く、他人との交流に障害はない。 口元に消えない傷が在り、普段からマスクをしているが、気にしているわけではなく、気にさせない為にマスクを着用している。 唯一、借りを作った両親には感謝はしている。 ―――――――――――― 一人称「俺」「自分」 二人称「君」「あんた」「貴方」「~さん」 口調 「~ッス」などの軽い敬語 又は ため口 誕生日 1992年 11月 5日 誕生花 松葉菊「怠惰」「怠け者」「勲功」 血液型 B型 ▷飲酒:可 ▷喫煙:可 ▷住居:探偵事務所 ▷動物:苦手 ▷アレルギー:無 ▷趣味:読書/音楽鑑賞/映画鑑賞 ▷性格:適当/マイペース/保身的/人間不信/警戒的/潔癖症/打算的/合理的 ▷信念:どうせ死が決まっているのだから、適当に生きれば良い。未来を考えることは大切だが、過度に期待するものではない。 他人に借りは作らないことが望ましいが、万が一、借りを作ったのなら、這ってでも返すべきだ。 上記の信念を改めよ、ただ、悔いのない選択を。 ▷好(食):ポテトチップス/飴/ハンバーガー ▷嫌(食):無 ▷好(人):無 / 事件を共にした皆 ▷嫌(人):自分の害になる者 ◆ その他 設定 ◆ ・動物は、どう接することが正しいのか分からない為、苦手である。 ・月一回に市内の慈善活動に参加しているが、善良的な意識からではなく、自分の信頼値を高める為である。 ・適当な性格ではあるが、他人に貸しを作らない為、時間や約束はきちんと守る。 ・他人との深い交流を望まない。何時でも縁を着れる浅い付き合いを望む。 ・皆誰もが下心や悪事を持って行動しているように見えてしまう。 ・私生活に必要な行動は怠らない(家事全般)。 ・自分の生活スペースが散らかすことはない。掃除はこまめにする方だ。 ・体を鍛えることが好きだ。 ・背中に遠吠えする狼の刺青が彫ってある。 ◇――【小林探偵事務所】 ■責任者 : 朱桐 一月 ■所長 : 小林 九夜右 ■社員 : 小林 九夜右 ■備考 ・本部 朱桐探偵事務所 ・住所 東京都渋谷区神泉町 南部(神泉駅徒歩六分) ・改名 2022年 所長変更と共に 改名(神泉探偵事務所 ⇛ 小林探偵事務所)。 ・仕事内容 浮気、不倫、いじめ調査。 「本部である朱桐探偵事務所の紹介者が依頼人として来ることが多い」 《RP》 ――――――――――――― 「お初っす、自分は小林 九夜右って言うっす。とりあえず、よろしく、かな?」 「お疲れ様です~。今日も適当に仕事頑張りますよ~。嫌だなあ、真面目にやりますって」 「俺は他人の為に命かけられるような熱い感じじゃないんで、死ぬなら一人で死んでください」 「時代は科学っすよねえ。何時までこんな古臭い仕事続けられますかね~」 「最初から期待しないんで、安心して裏切って良いっすよ」 「借りを作ったからには、命がけで返せますよ」 《技能習得理由》 ――――――――――――― 《ステータスの決定》 ――――――――――――― 《職業ベース》 ――――――――――――― 2015 EDU*10+DEX*10 私立探偵 《交友関係》 ――――――――――――― -朱桐家- ・尊敬/連帯感/上司:朱桐 一世 -朱桐探偵事務所- ・尊敬/連帯感/上司:朱桐 一月 ・尊敬/連帯感/上司:朱桐 十夜 -和風オカルト雑誌 絡新婦- ・不信/警戒/元上司:神泉 籠 -小林探偵事務所- ・庇護:暮古 朝陽(くれこ ともはる) -NOBODY*2- ・連帯感/友情:暮古 末葉(くれこ まつば/PL:ぺき) 呼び名「末葉さん」 / 印象:卵割れない人、大凶引いた人 ・連帯感/庇護/友情:火鳥 烏有(かとり うゆう/PL:あいりん) 呼び名「烏有」 / 印象:親友、弟のような存在 ・連帯感/庇護/友情:露草 浹(つゆくさ あまね/PL:ぴるくる) 呼び名「露草さん」 / 印象:海洋生物については全て知ってそう、年下感強い 《特徴表》 ――――――――――――― ・3-7 俊敏 「どんな時でも素早く状況を把握できる。回避の基本成功率はDEX×2ではなくDEX×5になる」 ・4-1 目つきが悪い(D) 「目つきが悪すぎて知り合い以外から怖がられる。APP-1.更に信用-10(1d6=4/人類学+30)」 《特記》 ――――――――――――― 《参加シナリオ》 ――――――――――――― -26歳 / 2024年- ・「NOBODY*2」⇒HO3/全員生還 KP:砂時計 HO1:かわず(暮古 末葉) HO2:あいりん(火鳥 烏有) HO3:きゅう助(小林 九夜右) HO4:ぴるくる(露草 浹) ・「雨宿り木」⇒KPC生還 / 3016443億 KP:きゅう助 PL:あいりん PC:火鳥 烏有 ・「冬の足音」⇒生還 KP:きゅう助 / KPC:小林 九夜右 PL:かわず / あいりん / ぴるくる PC:暮古 末葉 / 火鳥 烏有 / 露草 浹 ~~~~~~~~~以下、ネタバレ有~~~~~~~~~~ 《長期の狂気》 ――――――――――――― 《遭遇した神話生物》 ――――――――――――― 「星の精」「ゴグ=フール」 《魔導書》 ――――――――――――― -NOBODY*2- 「ネクロノミコン」⇒部分的解読 《呪文》 ――――――――――――― -NOBODY*2- 門の創造<-p289-290> 天候を変える<p273> ハスターの招来/退散の呪文<p263> ハスターの歌<p277> ハスターの解放<p277-278> 《入手》 ――――――――――――― ・薄汚れた石片 「懲罰房の石片。幼少期に一ヶ月以上懲罰房に幽閉されていた際の出来事を思い出すために」 《交友関係》 ――――――――――――― -NOBODY*2- ・連帯感/不信:暮古 末葉(くれこ まつば/PL:ぺき) 呼び名「末葉さん」 =一番信用なりませんけれど、一番借りはありますからね。 頼りにはしてますよ。貴方の技術も正義も。 ・連帯感/庇護:火鳥 烏有(かとり うゆう/PL:あいりん) 呼び名「烏有さん」 =世界はもっと色んな色がありますよ。 手引くのくらいなら、手伝えますからね。それに、あんたの兄貴には借りがありますから。 ・連帯感/庇護:露草 浹(つゆくさ あまね/PL:ぴるくる) 呼び名「露草さん」 =羨ましいと思いました。貴方の友情ってやつ。俺にはないものなので。 ◇―――NPC ・庇護:暮古 朝陽(くれこ ともはる/NPC) 呼び名「朝陽」 =保護したカルコサ孤児院の少年。俺が育てますよ。 上手く育てられるか分かりませんけれど、俺が欲しかったものは全て与えます。 ・尊敬:倫太郎(りんたろう/NPC) 呼び名「倫太郎さん」 =俺の英雄でしたよ。貴方は。 ・尊敬:大宮 まとい(おおみや まとい/NPC) 呼び名「大宮さん」 =あんなに友人を想えるなんて素直に尊敬します。 あんたも、あんたの友人も、強い人ですよ。 ・尊敬:入間 信一郎(いるま しんいちろう/NPC) 呼び名「入間さん」 =馬鹿な人ですよ、あんたは。 でも、譲れないものがあるのは、分かります。 ・共感:真ノ宮 佳那(まのみや かな/NPC) 呼び名「真ノ宮さん」 =面白い人だと思います。それくらいですね。 貴方の運転はもう見たくないですけれど。 ・同情:芦川 守(あしかわ まもる/NPC) 呼び名「芦川さん」 =立場が違えば、俺はあんた側だったと思います。 似てるんですよ。あんたの悲しみには共感できませんが。 ・尊敬/同情:最原 巴(さいはら ともえ/NPC) 呼び名「最原さん」 =無知は罪です。理解できたのなら冤罪です。 凄いと思いますよ。罪を認めて、あんな綺麗な絵が描けるなんて。 《AF》 ――――――――――――― 《障害》 ――――――――――――― 《知識》 ――――――――――――― 《シナリオ後 付与設定》 ――――――――――――― -NOBODY*2- ・PL付与設定⇒実家の帰省中に事件が起こった。 【NOBODY*2 HO3 追跡する探索者】 あなたは過去に両親を殺されている、その犯人を見つけ出し両親がなぜ殺されたのかを知りたいと思っている。 あらゆる探索技能に+10 / また追跡と人類学に補正がかかり+20となる / DEXに固定で+3 1【隠された素顔】 あなたは6年前両親を亡くしている。ある日何者かに殺害されたのだ。 あなたは外出から帰宅し違和感を覚えリビングへと向かうと、犯人が両親を殺害し逃げ去る現場を見た、犯人は美しい顔の男であったことと 犯人が書き残していったNOBODYという文字を今でも鮮明に覚えている。 そして犯人が逃げ去ったあとわずかに息があった父の最後の言葉を聞く、曰く「―――殺さなくては」と。 それだけ伝えた後に父は息を引き取った。 両親が死んだ後、妙なことが起こった。両親の死体は回収されこちらに返されることはなく、メディア規制もされており事件が表に出ること はなかった。存在を消されたのだ。 抗議しても「あなたにはその権利はない」と何も聞かされることなく全てが闇に閉ざされてしまう。 そして今現在街でまた「NOBODY」という文字が書き残される事件が発生している。 この事件を追いかければ両親の死の真相や犯人にたどり着けると貴方は考えた。 そして事件を追いかけているある日、貴方のもとに電話がかかってくる。「6年前の事件の真相を知りたくはないか」と 電話越しの男の声は――――忘れもしない両親を殺した犯人の声だった。 2【隠された過去】 幼少の記憶があいまいだ、というのも10歳より前の記憶がない。 子供のころから何度も同じ夢をみる―――「真っ暗な部屋に閉じ込められて怪物に食べられてしまう」そんな夢だ。 夢の終わりにその部屋から誰かが自分を助け出してくれる、そしていつも目を覚ます。夢に出てくる人をあなたは無意識に探している 。 あなたのは『目的』は 1.【両親を殺した犯人を探し真相を知ること】 2.【夢に出てくる人をみつける】 の二つである 君は犯人の指定された場所へと向かうだろう。このことは他言無用だと告げられた。 危険がないわけではないだろうがあなたはその場所へと向かう決心をした。 《SS NOBODY*2 HO3》 ――――――――――――――――――――――――― 俺の幼少期の記憶は曖昧だ。 正確に言い表すのであれば、十歳以前の記憶が無い。 今まで育ててくれた両親の存在も、学校先で会う同級生や先生の存在も、ある日突然記憶の中から消えてしまったのだ。 その現象は不便でこそあったが、何処か他人事で、時間が経つに連れて過去の出来事として俺の頭は処理してくれた。 両親も親として記憶障害に付き合ってくれた。 記憶障害を起こしてからだろうか。 それ以前のことは覚えていないから、分からないけれど――他人と関わることが苦手になった。苦手と言うのは語弊がある。俯瞰して見てしまうのだ。全部、他人事なんだ。友情に厚くなんてなれないし、他人の為に命懸けで努力するなんて出来ない。自分のことさえ、他人事なのに。 他人事だからこそ、何時でも、切れる浅い縁を。貸しは作らず、一人で生きる。頼るものを遮断する。一人で上手く生きられるように。誰にも期待はされぬように。 その点、両親は俺の唯一貸しを作った人物であった。高校卒業以降は自立した生活を送っていたが、それ以上に恩返しをするべきだと心に決めていた。 大学を卒業して、良い会社に勤めて、仕送りは欠かさない。将来は働き詰めだった両親が働かなくとも、二人が安定した生活を送れるように尽力するつもりだった。 ――そう、そのつもりだったんだ。 大学在校中、現状報告も兼ねて実家へと帰省した六年前。両親と軽い会話を交わして、友人と遊びに出た夜の後。 実家に戻った俺が見たものは、真っ赤な鉄錆の池だった。池に横たわる俺の両親。両親を殺した犯人は目の前に居た。 それなのに、体が動かなかった。 笑える。全部他人事だって割り切ってきたくせに、怖かったり、寒かったり、驚いたり、そんな感情が一辺に押し寄せて、体を動かすことはできなかった。 犯人は逃げた。奴の顔と場に残した文字が今でも頭から離れない。数拍遅れて駆けた時には既に手遅れ。息も絶え絶えな父親に「今、救急車を呼ぶ」なんて、助かりはしないと分かっていたのに声をかけた。 結果、犯人は逃げ、両親は死に、父親は「殺さなくては」と言葉を残した。 後に駆けつけた警察へと抗議したが、相手にしてくれなかった。両親の遺体が帰ってくることもなかった。事件は無かったことにされた。俺には頼る相手も居なかった。 ふざけるな。 俺は一人で生きるんだ。 両親に恩を返して、それでようやく、自分の人生が歩めるはずだったんだ。唯一の貸しだったんだ。唯一の汚点だったんだ。 あぁ、違う。 俺は、両親が好きだった。 だから、良い会社に就職して、働き詰めだった両親に楽な暮らしをしてほしくて、平穏無事に生きて欲しくて、ただ「ありがとう」って言われたくて――。 それなのに、犯人は奪ったんだ。 許さない。否、許せない。 俺は、大学卒業後、良い会社になんて勤めなかった。知人の探偵会社に就職し、探偵業を必死で熟しながら一人で犯人の行方を追った。六年間、一人で戦ってきた。父親の残した言葉が「犯人を殺さなくては」なのだと信じて――俺は犯人を殺すために生きてきた。 そのくせ、犯人の行方はまるで掴めなかった。無能な犬ほどよく吠えるとは、まるで俺の事だな。 今日も俺はくたびれた体を横に倒し、目を瞑って眠りにつく。毎度映る悪夢を眺めて、悪夢から救ってくれる誰かを幼い頃から探していた。もう、誰かの捜索なんて二の次になってしまったけれど――。 ――あぁ、疲れた。 ――――――― 電話の音と共に目が覚める。 職場からの電話だと思って慌てて起きた。生まれてこのかた遅刻なんてしたことなかったのに遂にやらかしたか、なんて悠長に考えていた。 しかし、掛けてきたのは見知らぬ番号。少々不審に思いながらも応答と共に電話へと耳を傾ける。 ――人の記憶は声から薄れるなんてよく言うが、俺はその声を忘れたことなんてない。 電話の先から響いた音は、両親を殺した犯人のものだった。 「六年前の事件の真相を知りたくはないか」 挑発な言葉に続いて、場所の指定。 選択肢なんてない。だって俺はずっと奴を探していたのだから。罠だと分かっていても、手掛かりは此処しかない。 それに、もう、俺は――。 ――疲れたんだ。 両親の墓標に手を合わせて「行ってきます」なんて笑っても、未来に期待できない俺は希望なんて持てやしない。 あの言葉が「犯人を殺さなくては」であると信じて、俺は歩き出す。 大丈夫――内に秘めた言葉とは裏腹に嫌な想像が頭を過る。 例えば、父親の残した言葉は「息子を殺さなくては」だとしたら、俺はどうするべきだろう。 俺は、真実の前に、どのような選択を下せるのだろうか。 《SS NOBODY*2 HO3》 ―――――――――――――――――――――――― 俺は両親に✕✕✕れていました。 俺は家族を✕✕✕ていました。 俺は――。 嗚呼、実に馬鹿らしい。 気付いたさ。とっくにな。 ――――――――――― 昼下がりの午後。 廊下に響く鐘の音が、いつもより早い学校の終わりを告げていた。同年代のクラスメイトが、束になって何処かへと駆けていく中、俺は重いランドセルを背負って帰路に着く。 遊びに誘われることはあったけれど「忙しいから」と断り続けた結果、誰も俺を誘わなくなった。それでも、友好関係は上手く築けているつもりだ。 徒歩三十分程度の先に誰も居ない家が在った。俺の帰るべき居場所が在った。 鍵を用いて扉を開けて、笑顔で「ただいま」と言葉を向けても、返事が返ってくることはない。 部屋の隅に重い背鞄を下ろして、ぐるりと周りを見渡す。 空いた酒瓶が涎を垂らしながら地面を転がっていた。積み重なったゴミの山が蝿を散らして欠伸する。 「父さんも母さんも忙しいから仕方ないですね。昨日片付けたばっかりなのに」 俺は舞った埃で喉を壊しながらも、笑みを絶やさず、虚空に言葉を落としてみせた。 軽く腕捲りをして、慣れた手つきでゴミを片す。溢れる異臭のせいで何度も噎せて、何度も嘔吐いた。床に寝そべる酒瓶や注射器に躓いて、何度も転んだ。 その度に、笑った。 今の時間に出して良いゴミを調べて、袋に纏めて、小さな体で袋を携え、外を歩く。井戸端会議に花を咲かせていた女性の群れが、萎れたように会話を止めて、俺を見る。 「こんにちは。あれ…もしかして、今の時間は、ゴミを捨ててはいけませんでしたか?きちんと調べたはずなのですが、何分カレンダーが古いものだったので、合っているかどうか分からないんです。駄目だったらすみません。このまま、家に戻ります」 会釈の後に、言葉を述べる。 やはり、女性の群れは固まったように、或いは、凍ってしまったかのように、俺を見ていた。 俺は、きょとんとした顔で首を傾げる。 上手く笑えていたはずだ。言葉も丁寧に使えた方だと思う。何か、悪いことをしてしまっだろうか。当たり前の行為から外れてしまっただろうか。 内心焦りを滲ませる中。五、六拍遅れた辺りで、女性の群れの一人が腰を折り、口を開く。「お父さんかお母さんは居るの?」と、彼女は優しく語りかけてきた。 俺は首を振って「二人共、仕事が忙しいので、家事は俺がやっているのです。いつも遅くまで仕事をしてくれて、俺を養ってくれているのですよ」と、笑った。 その言葉に、全員が怪訝そうな顔をした。 俺は再び逆側に首を傾けて、女性の群れを見上げ続けた。何故、そんな顔をされるのか、俺には理解ができなかった。 何か、間違えてしまっただろうか――? 「あの、不快にさせてしまいましたか?それとも、やはり、今の時間はゴミを捨ててはいけませんでしたか?すみません、勉強不足で…駄目なことでした教えてください。きちんと学んで次に活かします」 腰を折って、目線を合わせてくれていたはずの女性が、目を横に滑らせる。何度か唇わ震わせて、揺れた声で「そう」と呟いた。 俺を見下ろしていた女性の群れも俺から視線を外し、取り繕うように「そのゴミは捨てても大丈夫よ」と言葉を纏う。 俺は、パッと花が咲いたような笑顔で礼を述べた。 「ありがとうございます。まだ片さなければいけないものがあるので、俺はここで失礼しますね。わざわざ教えてくださってありがとうございます。お話の途中でしたよね。お邪魔してすみません」 頭を下げて、上げた後も、俺に目を合わせる者は誰一人居なかった。 ゴミを携え、道を行く。 愛想良く振舞って、挨拶は忘れずに。好かれるように、礼儀正しく。これが世間の当たり前。社会に求められる行為だから、俺は上手く模倣する。今回は、少し失敗してしまったのか、相手の態度がよそよそしかったけれど、次はきっと上手くいく。 ゴミ捨て場にゴミを置き、再び家に戻ってゴミを携え、またゴミを置く。何度も何度も家とゴミ捨て場を往復して、空が橙色に焼けた頃、家のゴミは大分片付いた。 今度は床に転がった瓶の破片や細かい埃を取っていく。窓を開けて、換気も忘れず。器用にこなして、今日の片付けは一段落。 冷たい温度を流す水道で、手や体、髪を濡らして、食器用の洗剤で洗っていく。お風呂もこれで終わり。 空が紺色に静まり返った頃。冷蔵庫に詰められた余りものの食材で食事を作る。俺は野菜の切れ端を食して、両親の夕食をラップにかける。 次は勉強。学校から出された課題はきちんと熟す。授業中は真面目にノートを取って、話を聞いているから、課題はそこまで難しくない。一時間も経たずに、答案用紙の空欄が埋まる。 空いた時間は復習に回す。授業中に取ったノートの内容を声に出して読んで、頭の中で整理する。 空が黒く染まる頃。ノートを片して、部屋の隅に蹲る。今日も両親は遅くまで仕事をしているようで、まだ帰ってこない。 「全く、頑張り屋さんなんですから」 笑う。冷えた体が軽く震えたけれど、きっと両親も寒いはずだから、俺は耐えられる。 うとうと、と眠くなって閉じる瞼。 また、あの夢を見るのかな――? 嫌だな。 あれ。 嫌って、何だろう。 ――暗い部屋。閉ざされた暗い部屋。怪物が、俺を食べようと腕を伸ばす。出してと叫んだって、怖いと喚いたって、暗い部屋に光は射さない。あぁ、でも。もう少しすれば、あの人が助けてくれるから。怖くない。怖くない。怖くない。怖くない。 怖く――あれ、怖いって。 何だっけ。 ――ガシャン、と。硝子の割れる音が激痛と共に脳を揺らす。熱湯を被ったような痛みと熱が頭から流れて頬伝った。 微睡みから飛び起きて、目を向けた先に、両親が居た。 仕事から、帰ってきたんだ。 挨拶しなきゃ。 「……おかえりなさい。今日もお仕事、お疲れ様です。すみません、先に眠ってしまって…」 働かない頭を無理矢理動かして、体を起こす。雨漏りでもしたのか、頭の辺りが濡れていた。寝惚けて何処かに頭部をぶつけたのか、鈍い痛みが骨まで伝った。 あれ、赤い。 これ。 ――違う。ただの雨だ。 そう、雨漏りが頭に滴って濡れただけ。頭が痛いのは、寝惚けて何処かにぶつけたせい。 どん、と。 強い衝撃が再び脳を揺らす。父親の丸太のように太い腕が俺の頭にぶつかって、壁に背を打った。 「……あ、父さんも眠いんですね。ふらついてますよ。こんな時間まで仕事を頑張ってくれて、ありがとうございます」 父親を支えようと俺が体を起こしても、また腕がぶつかる。腕が拳が何度もこちらに降り注いだ。 これは。なんだろう。 どうして。 違う。そうだ。父親も寝惚けているのだ。俺と一緒で寝相が悪いから。俺も寝惚けて頭を強く打ってしまったくらいだから、父親とお揃いだ。 母親は「アレがない。コレがない」と叫んでいた。捨てちゃいけないものを捨ててしまったのかもしれないと思って慌てて謝ろうとしたけれど、声が出ない。 あれ。なんで。 声が出ないのだろう。 喉が絞まる。息ができない。 あぁ、眠いのか。眠いから、声も出なくて、息もできないのか。睡眠時の無呼吸症候群というものかもしれない。 薄れる視界の中で、母親は見つけ出した注射器を己の腕に打っていた。 そう。母親は体が弱いから。 だから、毎日、薬を投薬しないといけなくて――。 ぐらり、視界が傾き、暗転する。 これで、俺の一日はいつも通り終わる。 俺は、両親に、愛されています。 父親と同じ寝相の悪さには、少し困るけれど、それも家族だから共有できる。母親の病弱体質は心配だけれど、薬があれば大丈夫。薬が無い時はいつもみたいに俺が買いに行くから安心してね。 今日も、俺は笑顔です。 俺は、家族を、愛しています。 ――だって、それが当たり前なんだろ?
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