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繭墨 時久(まゆずみ ときひさ) 特徴：平凡な容姿・急所を見抜く 不定の狂気：2025年11月24日から一ヶ月・昏迷/緊張症 気さくで明るく少しだけチャラい、わりとどこにでもいそうな容姿のおきらくお兄さん。 社交性が非常に高く人懐こい性格とよく変わる表情が愛嬌となり、人に親しまれやすい性質のバキバキの陽キャ野郎。ノリが軽過ぎて気付けばあんまよく知らん人達と楽しく遊んでいる事もしばしば。クラブとかで雑に無双するタイプ。 どこででもなんとなく末っ子気質とお調子者とお兄ちゃんのブレンド割合を変えて溶け込む天性のフッ軽。少しだけある心理学で相手の好みに合わせて懐に潜り込み、それなりに仲良くなる事にひたすら特化している。 この辺りの性質は当然ながらより良い人間関係を築くための確信犯で、愛嬌とあざとさは己の武器として捉えている。だって楽しく過ごしたいし、たくさんの人に愛されたいので。 仕事でも能力面よりかは世渡りの上手さで色々越えてきた経歴の持ち主。特に自分を可愛がってくれそうな上司ポジションの人物への甘えと売り込みが激しいが、根底にあるのはやはり出世欲ではなく愛玩。 現在は愛玩と信頼と哀惜と求める全てをくれるようになった職場の班長兼相棒の片隠さんにがっつり傾倒しており、なんかもう後方正妻ツラもいいところ。事ある毎に褒めちぎり愛で倒し陰日向に支えて真心を尽くし、害するものには容赦なく泥棒猫には嫉妬する始末。監禁(なお繭墨がされる方だ)を経て同棲を勝ち取り無事にほんわか両思い生活を過ごしているが、別に交際をしている訳ではない……らしい。嘘だろ？それで？ その性格で気付かれにくいものの、幼少期は異様な記憶力や思考力の高さでよく周囲を驚かせていた。大人になってからは意図的にあまり表に出さないように手加減している事も多いが、班長の相棒であり続けるために多少は有能アピールをし始めた。 基本的に人の印象に残りにくい容姿ではあるものの、その銀色の瞳だけはよく見ると機械的なまでの叡智と理知を思わせる異質な目をしている。 ちなみに常人なら色々なものを垂れ流すレベルの辛いものを好んで食べる大の辛党。甘い物も嫌う様子はなくわりと何でも食べられるタイプ。 また料理の腕に覚えもあり、わりと器用にそつなくややばばくさい家庭料理を作ってくれる。 酒や煙草は嗜む程度、どちらもたまにやるならキツいのが好き。煙草はLUCKY STRIKEのエキスパートカット14ミリ。 ～以下プルガトリウムの夜のネタバレを含む～ 生まれ持った頭脳により子供らしさに欠けていた性格、そして父母のどちらにも似ていない銀色の瞳が遠因となり、元々暴力的な性質だった両親から家庭内暴力を受けていた元被虐待児。 10歳の時に頭を強く殴られた衝撃で危うく死にかけたのをきっかけに、逃避の防衛反応から離人症を発症。 通報により父母が捕まった後は祖父母に引き取られそれなりに満足に育ったものの、症状は一進一退のまま大きく改善すること無く今に至っている。 症状は月齢に伴い改善と悪化を繰り返す傾向にあり、満月の時期がピークになりがち。乖離に伴って五感の鈍麻、特に味覚の異常が起こりやすく、辛いものが好きなのは痛覚なので調子が悪くとも感じやすいという理由も含まれている。 当人の認識としては意識の乖離のために暴力の恐怖や当事者意識が薄いのもあり、虐待自体の記憶より延々続く離人症の感覚の方が気持ち悪くて苦痛といった調子。 ……しかし『悪い子』と思われる事を嫌い『可愛い良い子』である事に固執しがちな辺り、本人が思うよりはトラウマは根深い様子。近くで誰かに手を振り上げられると咄嗟に防御か迎撃の挙動を取ってしまう癖も根強く残っている。 離人症を患う状態は祖父母に孝行出来ない『悪い子』に近いため、半ば強迫観念に駆られるようにして治療法の模索を続けてきた。 うっかり怪しい宗教に入信して即抜け、荒療治が過ぎてうっかり自殺未遂などを繰り返し、今回焦りによる躁鬱に後押しされてついに自害を達成しそうな所で様々な思惑に巻き込まれていくことになる。 普段は虐待が理由で曲がった性格に育ったとまでは言えない程度には根明だが、それこそが現実逃避と当事者意識の欠如の結果生まれた上辺の性格とも取れる。 妙に思い切りがよく危うい気質に加え、どうにも陰湿な暴力の才能があるのは病や性格以上にもしかしたら血筋の問題なのかも知れない。 ちなみに実はお尻のちょっと目立つところにホクロがあったり、右の鎖骨にふたつごっついボディーピアスがあったりする。 それを知っている程深い関係の人物が近くにいれば遺体の身元特定は早かったと思われるが祖父母の家は遠く、元カノやら何やらの大半は既に音信不通であった。ざんねん。

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