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特徴表： 3-6　「格闘センスの持ち主」 幼い時から道場で鍛えられてきた。素手の戦闘技能(キック、組み付き、頭突き)の初期値は50%になる。 2-4　「愛読家」 あらゆるジャンルの蔵書を持っている。＜図書館＞に+20%。 さらに図書館に出かけなくても、自宅の書庫で＜図書館＞ロールが可能となる。 - - - - - 『　 ミ ノ タ ウ ロ ス の 証 人 　』 - - - - - あなた方の両親は10年前に殺された。 あなた方にとって両親は大切な存在でやさしい両親だっただろう。 12月の24日あなた方は夜にこっそりと天体観測へと向かい、 家に帰ると両親は体がばらばらになった状態で発見された。 人間の犯行とは思えないような方法で殺害されており今現在も犯人は捕まっていない。 あなた方の所在地は今も昔も神奈川県相模原市だ。同居している。 また今現在の年齢はHO1:22～25歳/HO2:22～25歳である。 ◇◇◇ ▽𝐇𝐎𝟏 　白夜 あなたは警察組織に所属している 現在は捜査第一課で日々事件を追いかける身だ。 巷で起こった連続殺人の担当になった ◇◇◇ あなたは今から半年ほど前に強姦された。 夜道を歩いていた時突然に殴られ気が付けば体を拘束され布で顔を覆われた後あなたは蹂躙されたのだ。 犯人の顔は見えなかったが異性であることだけはわかった。 後日あなたのメールが届き、もし「被害届を出した場合はそれらをばらまく」と脅迫といえる文面とともに撮影していたと思われる動画が送られて来た。 そのことを他者に知られたくない思っている。 自分の口からそれらを語った場合＜1d5/1d10＞の正気度を減少する。 ほかの者に知られた場合も同じく正気度が減少する。 またその日からあなたはその人物と無理やり行為に及ぶ夢を見続けている。 その夢は非常に鮮明で生温かな感覚と、嫌悪感、そして理性を失う快楽と ―――繰り返される夢に夢と現実が判別がつかなくなるのではないかと思うほどだった。 あの両親の事件の後＜HO2＞との歪んだ関係になり禁忌とされる行為に及んでいたことだろう。 今現在の＜HO2＞への感情がどうなっているかは委ねる。 白夜―――太陽が沈んでも暗くならない薄明の状態を指す。 太陽は常にあなたを照らしている。その光は隠しておきたいものを暴こうとする。 - - - - - いさは　はるき - - - - - 愛車はマツダ ロードスター 煙草の銘柄はピース・アロマ・ロイヤル 好きな食べ物は兄さんが作ってくれるもの 日課はいってきますとおはようとおやすみでキスをすること 信条は情を汲む事はあるが法には劣る 「ただいま兄さん、…今日の晩飯なに？」 「もっと触って良い？兄さんの肌、気持ちいい」 「両親を殺した奴、絶対に許さない」 「殺人は、誰だって許されていない行為だ。両親抜きにしても、必ず俺が逮捕してみせる」 「最悪だ、早く忘れないといけないのに」 「忘れないと、だめだ、あんな人間のことなんて、」 ・時系列まとめ 【10年前/13歳】　クリスマスイブの12/24に両親が殺される。 　　　　　　　　 以降、両親のいない寂しさから兄に埋めてもらおうと無意識に手を伸ばしてしまう。 【05年前/18歳】　高校卒業と同時に改めて兄に告白をする。 　　　　　　　　 両親を殺傷した人間を捕らえる為にも、犯罪の抑止の為にも警察学校に入校する。 【01年前/22歳】　警察学校を卒業して交番勤務の最中で刑事部への推薦を貰う。 【0.5年前/22歳】 強姦被害に遭う。 ・兄との関係性の事 最初はただ、両親が居なくなった寂しさを埋めたかっただけだったと思う。 両親のことが大好きだった。 何か特別な愛情があった訳じゃないけど、極々普通の家族。 普通だった。 だから育ってきた環境も普通で、異常なことへの耐性なんてまるでなかった。 両親が死んで、どうすればいいか分からなかった。 それでも分かるのは、明日起きても母さんがおはようって言ってくれることもないし、父さんが気を付けて行けよって言ってくれることもないこと。 当たり前が当たり前じゃなくなったこと、それだけは分かった。 理解も納得も出来ないままに毎日が過ぎていく。 時間が解決してくれるって言葉があるけど、そんなことはなかった。 寧ろ両親のいない時間が積もっていくにつれて、どんどん寂しくなっていって とにかく寂しくて、すごく冷え切っていたのを覚えている。 だから、埋めて欲しかった。温めて欲しかった。 最初は隣に居るだけで良かった。触れる温度が温かくて、よく眠れるような気がした。 添い寝してくれれば、手を握ってくれれば、それだけでよかった。 でももっと欲しくなった。 母さんと父さんと同じくらい、埋めて欲しいと無意識に手が伸びていた。 もっと、もっと って。術を知らないなりに。そのぶん本能が加担していた。 キスをした。 柔らかい感触が気持ちよかった。頭の奥の方がぼんやりして、指先が少し痙攣していた。 強く抱き締めてみた。 布越しの体温と心音が伝わってきた。自分の心臓も今までにないほどうるさくなっていった。 まだ兄さんの方が背丈はあったような気がしてたのに、全部懐に仕舞ってしまいたくなるような、全部欲しくなるような感情があった。 今思えば、征服欲とか独占欲とか　そういう気持ちだったんだと思う。 でも兄さんの方が年上で、兄さんの方が早く世界を広くしていく。 色んな人と知り合っていく、いずれかきっと好きな人が出来る。自分よりも大切な人が出来る。家族よりも？ すごく嫌だった、また寂しくなるのが嫌だった。 だから腕を掴んで、引き込んで、　気が付いたら押し倒していた。 素肌の温かさを知った、こんなに溶けるような温度を手放す訳にはいかない。 指先で身体を暴くことを知った、ちょっとした事で跳ねる身体と漏れる声に肌が粟立った。 身体を繋ぎ留めることを知った。1度突き入れて、揺さぶってしまえば戻れなくなった。戻す気も一瞬でなくなった。 苦しそうに眉間に皺を寄せて、縋り付いてくる兄さんの眼球に、自分の姿が映った。 そっくりだった。目の中にいる自分も兄さんも。兄弟なんだから、当たり前。 でも今こんなにも満たされてる。ふたりとも、いっぱいいっぱいの顔をして、お互いにしがみついて。 これは間違いじゃないんだって、そう思った。 しばらくはそんな日々が続いた。 寂しさを埋める為のループ。寂しくなったら、胸が空いたら兄さんとセックスをした。 時間よりも少し早い速度で満たされていくような気がしてた。 そんな中でも、漠然と両親を殺したのは誰なのかと蟠りは燻ぶっていたけれど、その時はまだ若すぎてどうしようもなかった。 ただただ寂しさを埋める事で精一杯だった。 高校生になって少しした頃、彼女が出来た。 女の先輩。 普通に付き合って、デートをして、セックスもした。 でも、何か違った。 柔い身体もいい匂いも可愛い声も好きだよって言葉も全部嘘じゃないのに、上手く埋まらなかった。 嫌いかと聞かれれば、そうではなかった。確かに好きだった。 でもあの人と自分では温度が違い過ぎて、いずれ傷つけてしまうと思った。 頭を下げて、理由を話せば先輩は「私よりも好きな人がきっといるんだよ」って笑って了承してくれた。 その時はよく分からなかったけど、別れた年の冬にまた彼女が出来たから「そういうことか」と思った。 でもやっぱり違う、この人でもない。 また頭を下げた。それの繰り返しを数回経験した。 その中で素直に受け入れてくれる人も居れば、頬をはたいて声を荒げた人もいた。 それに反論は出来ない、真摯でいられなかった自分が悪い。 そんなことを経験してきた高校生最後の冬休みに、気づいたことがあった。 兄さんとふたりの冬休み。外は静かに雪が降っていた。 クリスマスは自分にとっては嬉しくない日だった、あの時こうしていればああしていればとどうしても考えてしまうから。 でも、兄さんが隣にいてくれるから大丈夫だって思えた。寂しいけど、1人じゃない。 そう思ったら胸がじんわりと温かくなって、思わず抱きしめたいと思った。キスをしたいと思った。 「兄さんは俺の隣に居てくれるよね」 ...きっと兄さんは覚えてもいないような質問。 その答えがどっちだったとして、その時初めて自分が人を好きになったのだと気が付いた。 縋りたくなる気持ちも、埋めて欲しい気持ちも、温かいのを求めるのも全部兄さんの事が好きだから。 いつから気持ちがシフトしたのかは分からないけど、自分の持っている気持ちを同じように兄さんに持って欲しいと思っていた。 見返りが欲しい、こっちを見て欲しいと追い掛けていたならばそれは恋だ。 高校を卒業した日、兄さんに改めて好きだと伝えた。 家族としても、1人の人間としても好きだと。 難しいかもしれないけど1人の男だと思って欲しい、付き合って欲しいと伝えた。 そうして、今に至る。 時珠に兄さんは本当に自分のことを好いていてくれるのだろうか、と不安になることもあるがそれでも日々一緒に居てくれている。 警察学校に入る事を打ち明けた。いない時間が多いことも話した、でも兄さんはいつも待っていてくれる。 大して何か出来たことはないけど、兄さんの誕生日だけは必ず一緒にいるようにしている。 公言出来る関係性では到底ないが、それでも自分は兄さんといられるならなんでもよかった。 …ちなみに、告白の返事は曖昧にされてる。 なので毎日めげずに告白してる。好きです。 - - - - - ・両親の事 どうして殺されなければならなかったのか、未だに分からない。 極々普通の家庭を持つ両親だったと記憶している。少なくとも、自分の見える視野では。 反抗期に差し掛かり始めた頃だったからこそ、最期何も言えない別れになってしまったことをずっと悔いている。 殺され方はまるで人扱いしていないような手法そのものだった。 バラバラにされた遺体も人の尊厳というものを知らない生き物がやったのではないかと思わせる程に。 ただ、平穏に一緒に居たかっただけなのに　両親はこのような仕打ちを受けるような事をしていたのだろうか。 通りすがりの犯行にしては手が込み過ぎているように思うし、自分たちが外出しているのを知っている人物なのだとしたら尚更だ。 - - - - - ・強姦被害について 二度とあってはならないことだと考えている。 目的も相手も何も分からなかったが、ただただ他者からの欲を押し付けられることがあんなに屈辱的かつ反吐の出る事柄だとは思っても居なかった。 一言でいえば最悪、二言で言うなら絶対に許さない …あんまり思い出したくない。 が、あれ以降熱に浮かされるような夢をどうしても見てしまう。 夢は記憶の整理だとは言え、肌が粟立つような生々しさと嫌悪感によって睡眠の質はたちまち悪くなった。 なるべく見たくない夢だ。 考えたくもない夢だ、考えてしまうだけで相手の思う壺にハマったような気がして癪だった。 なんとか治らないかと思うものの、やはり誰かに打ち明ける訳にもいかず寝る前に兄さんを抱くことで半ば気絶狙いで睡眠をとろうとしている。 - - - - - 1:ミノタウロスの証人　END6 後遺症：毎日のようにもう一人の探索者に強姦されてしまう。CON-2 「兄さんが生きてくれているなら何でもいいんだ、正直なところはね」

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