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立川 結愛(たちかわ ゆあ) 19歳 無職 「あっ……あの……ふへ……へへっ……」 ---------------------------------------------------------- 【特徴表】 2-2 影が薄い：生まれつき目立たない。<忍び歩き>および<隠れる>に+20%。 4-8 大切なもの：他人には価値のないものだが、大切な品物をいつも身に着けている。失った時には1/1d8正気度ポイントを失う。(大切なもの→KPCが身につけていた腕時計)(1d6→5→<追跡>に割り振り) 【職業】 ■芸術家 ベース <言いくるめ><芸術><写真術><心理学><製作><目星><歴史> +個人的あるいはその時代の特色的な技能としてさらに1つの技能。(→<図書館>を選択。) ---------------------------------------------------------- KPCとは小学校から付き合いがある。家が近く、登下校はよく同じグループにいたため、何だかんだと話はする。趣味が微妙に合わなかったのでお昼休みや放課後に遊ぶなんてことはほとんど無かったが、席が近くてグループワークや給食の時間で同じになり、その折に話すことが多かった。 中学に上がってからはクラスも分かれ、共に登下校することも無かったが近所ゆえ親同士の仲が良く、その関係で一緒に出掛けたり、買い物に付き合わされたりすることも多い。選択授業や部活も違ったが、同じ漫画が好きだったり。 高校はたまたま同じで、また一緒に登校するようになった。部活が違うので帰りの時間はバラバラ。一緒に食堂でお弁当を食べたりしてた。 趣味は合わないが話は合う、みたいな「タイプ違うのになんで仲良しなの？」という感じ。休日にショッピングモールに一緒に行って適当な集合時間を決めて解散、集合してご飯食べて一緒に帰る。帰りに「○○行って〜」「××にあれ置いてたよ」とかの話をする。自分で自分の服を選びきれないので見てもらったり、似合う靴を選んだり。 高校を卒業してから、大学は別になったので連絡を取ることも少なくなった。それでも時間が合えばたまに出掛けたりする。連休に旅行とか行った。ディズニーでテンション上がってカチューシャ買ったけど帰りに正気に戻ってしまって「これどうしよう…」「どうしよう…」になった。しかも帰りの電車は遅延していて無限待機列車編になっていた。携帯の充電もヤバくて2人揃って寝てたら降りる駅を通り過ぎて終点まで行ってしまい泣く泣く親に迎えに来てもらった。めっちゃ怒られた。 と、そんな具合で普通の友人同士であったが、ある日KPCに呼び出され、相談事をされる。聞いてみれば、何やら友人の悩み事の解決に関してのことらしい。ひとまず一通り話を聞けばよくある恋愛のことで、考えれてみれば明らかに友人の悩み事の話ではないと気付いたが、とりあえずその場は適当にやり過ごした。後日改めて友人の悩み事について聞けば、彼は少し照れくさそうに、自分の悩み事だと言った。どうしようかと考えたが、頷いた。驚きはしたが長年の付き合いでもあるし、何より自分が一番KPCのことを理解しているし、KPCもまた自分のことを理解していたからだ。 好きなもの、嫌いなもの、得意なこと、苦手なこと……お互いに知らないことなど無いのではと思うくらいには、お互いのことを知り尽くしていた。 時々喧嘩はすれどもそれはご愛嬌。 またどこか旅行に行こうか、と計画していた矢先に、KPCが事故に遭ってしまった。 と言うのは全て立川の妄想。KPCと家が近いこと、小学校が同じなこと、KPCが事故に遭ってしまったこと以外は。 立川は性格の暗さから中学一年の二学期に不登校になり、それから引きこもってしまった。家が近いからという理由で時々プリントや提出物を渡しに来させられるKPCを一方的に好きになって、妄想の世界に浸っている。

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