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海も枯れるまで 湊音ちゃん(ベシ)とエンド⑧ 名前は上部鏡仁(うわべ きょうじ)。 自分が美形であることを自覚している。思い込みが激しかったり、人の気持ちに鈍感なところがある。 外見がいいので学生時代からモテていたが、鏡仁を巡ってトラブルが起きやすかった。悪いことが起こると自分の美貌のせいだと言い出す。本人に悪気はないがナルシストと思われたり嫌味に聞こえる。口癖は「イケメンですいません」「僕がイケメンなせいで〜」。 両親が美容師ということもあり、鏡仁も美容師になった。自分以外の美形を量産すれば全員ハッピーになると思ったのもきっかけである。他人の気持ちを知りコミュニケーションを頑張ろうと、通信大学で心理学も勉強していた。 ここから秘匿に関する情報。 外見が良いという理由だけで、鏡仁に近づく者がほとんど。心からの友達や恋人を持ったことがない。 独立して美容師になってからも、鏡仁の顔の評判で来る客が多く、自分の内面や美容師としての腕を見てくれる人はいなかった。それどころか、客同士が鏡仁を巡って裏で喧嘩をしたり、従業員も鏡仁の目を引くことや、おこぼれを狙うことしか考えてない。 僕がイケメンなせいで、トラブルが絶えない。 僕がイケメンなせいで、人の醜い面ばかりを見てしまう。 僕がイケメンなせいで、誰も僕の中身を見てくれない。 僕がイケメンなせいで、自分も他人も不幸にする。 鏡仁は罪悪感に押し潰され、自分がこの世からいなくなった方がいいと思い始めた。 イケメンですいません。 ※傷跡が幾つかあるが、美容師の仕事と腕にプライドを持っているため、自傷行為に仕事の道具は使っていない。

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