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『悪魔の唇』HO2:麻薬の売人 ▽以下秘匿あり 高校生までは眼鏡の真面目ボーイ。デッカいわんちゃん。 成績もそこそこによく、推薦で大学に入学する。 入学式当日にしつこく勧誘されるままテニサーに入った所、 そこはなんとヤリサーだった。青年はヤリサーなんておとぎ話だと思っていた。 幼い頃から年上の女性に好かれる傾向はあったが、 ヤリサーの才能があったらしく（ヤリサーの才能？）先輩女子に可愛がられ鮮烈な大学デビューを果たす。 瞬く間に入学時とは別人のようになり（5月くらいには「あんな奴いたっけ？」っていう目立ち方をする） 夜な夜な相手をとっかえひっかえの大学生活を送っていた。 気持ちよければそれでいいので、性別も年齢も関係なかった。 それでも根は真面目なので授業には出るしバイトもしてた。 そうして人生の転機が訪れる。 遊びまわっていた頃に出会ったセフレの年上女性が ドS女王様で、一晩で痛みによる快楽を教え込まれる。 元々才能があったのか、相性がよかったのか、 彼女も諭仰を気に入り、よく呼びつけられるようになった。 諭仰もふつうの遊びでは物足りなくなり、 まるで薬物依存のように溺れ、足繁く彼女の元へ通った。 他との関係性は綺麗さっぱり切った。 半ば信仰状態ともいえる程彼女にのめり込むまま、やがて半同棲の飼い犬状態になる。 いつのまにか大学も中退し、麻薬の売人をやっていた彼女に師事を受けながら 自身もその世界に本格的に足を突っ込むことになる。 そんななか約二年前、彼女が突然失踪する。 社会的には行方不明の扱いだが、ヤクザのシマを薬物売買で荒らしたとして 甚振られた末に海の底だろう、というのが周囲の見解だった。 もったいない。彼女は他人を、俺を痛めつけている姿がもっとも美しいのに。 実際に死体を目にしてはいないので、生きているかも、という淡い期待はある。 でももう二度と、彼女に与えられる快楽を享受できないのだと思った。 失踪する前日、彼女が言い残した言葉がいつまでも頭から離れない。 「アンタ、私が居ないともう生きて行けないね」 以降は彼女の仕事を引き継ぐような形で商売範囲を拡大し、 危ないシマにも積極的に首をつっこむようになる。 命は取られないだろう、というギリギリの相手に薬を売り付け、 制裁を加えられることを目的に動くこともある。 至上の痛みを。痛みを通じて再び彼女に会える気がするから。 信じるものは彼女。すなわち痛み。暴力。 痛みこそ俺の生きる意味。 諭仰自身は彼女（暴力や痛み）を信仰しているので、 麻薬には手を出さないし、よくないもんだな～（すっとぼけ）という認識。 自身の顧客や薬物依存患者に対しては 宗派違いの他人、のようなドライな印象。 憐れむような、でも目を掛けるまでもない、そんな感じ。純粋に商売の道具。 「俺もこれでも昔は真面目チャンだったんだぜ？」 「ふ～ん。大変そうだな。」 推奨技能：探索技能、⾝を守れる技能 ◆職業：犯罪者 言いくるめ、鍵開け、拳銃、忍び歩き、値切り、変装、目星、＋個人的１つ（キック） ◇彼女について ユリと名乗っていた。本名は不明。 HO2の4コ上。失踪時30歳。 百合の刺青をうなじに入れている。 あっけらかんとした快楽主義者。好みはタッパのある従順な男。 交友関係は広く、色んな組織と繋がりのある個人ブローカー。 花言葉：「純粋」「無垢」「威厳」百合は聖書にでも出てくる花。 ◆特徴表 4-2　方向音痴　ナビゲートの基本成功率が1%。(D)+60 1-2　大きな身体　SIZ+1 ◇経歴表 【獲得表】 １１～２０　信頼できる恩師がいる 【喪失表】 ８１～９０　身近な人を失っている 【希望表】 １～１０　　信念：信仰や仕事に身を捧げる ◆フレーバー花言葉 55 辛夷（こぶし） 「友情」「歓迎」「信頼」 貴方は誰も拒まない。心から触れ合えば、必ずやその関係は好転するだろうと考える。裏切られても気にしない。さらに手を広げよう。自分の器が小さかっただけだ。もっともっと器を大きくしよう。そうすれば拒んだ者たちすら抱えられる日がくるだろう。 87 風露草（ふうろそう）・ゲラニウム 「変わらぬ信頼」「陽気」「慰める」 笑いながら慰めよう。陽気な貴方は、同調してあげることは苦手だ。苦手なことをする必要もあるまい。肩を叩き、歌を歌い、一つ二つ芸をすれば、皆が笑って悲しみが失せる。 49 芥子（けし）・ポピー 「恋の予感」「いたわり」「陽気で優しい」「思いやり」 とても優しく、落ち着いた人。許すことが和解への道だと知っている。皆が悲しいと私も悲しい。笑ったほうが絶対に楽しい。 ▼HO２ あなたは被虐趣味、マゾヒストだ。 痛みこそあなたの求める⾄上の幸福である。 あなたが最近売っているのは「悪魔の吐息」というドラッグだ。 あなたがドラッグを服⽤しているかは否かは⾃由だが、「悪魔の吐息」は使ったことがない。 なぜなら初めて⼿に⼊れた時に、あなたの求める暴⼒とは遠い存在のように思えたからだ。 ⼊⼿ルートは商売相⼿である「⿊服」と「⼩太りの男」である。其々別々の知り合いである。 今⽇あなたは「悪魔の吐息」の⾜しを貰いに、ナイトクラブへやって来た。 ※⿇薬組織に⼊っているか、或いは個⼈のブローカーかなどの設定は⾃由に決めて構わない 事前情報 「悪魔の吐息」 薬袋に⼊った⽩い粉。 摂取した⼈間は、意思と記憶がすっかり抜け落ちたり、すべての妄想が⾏動として現れるなどの作⽤が起きる。 殺⼈や強盗、強姦などの⽬的で⽤いられることもあるうえ、操られた側にも⼀切の記憶が残らない。

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