タグ： 案山子ダブクロ

　色取り取りに光り輝く宝石のような翼を持った少女。投石布型の遺産「ジャイアントキル」をケープのように纏い、異形の翼を隠している。 　生まれつき背中に奇妙な突起を生やしており、それを奇形として捉えられたことにより幼少期は疎まれ続けていた。突起がエグザイルとしての異形の発現であると分かったのは、彼女がUGNに保護された際。その頃には突起は二本の枝のように伸びており、光り輝く宝石状の部位が発生し始めていた。現在の翼状の形になったのは彼女が十になった頃。翼は現在も成長し続けており、宝石は千切っても再生する。彼女は宝石部分を射出することで攻撃を行う。 　UGN側としては彼女を保護、運用を行っているものの、一目見て異形と分かるその姿から任務に就かせることも困難とし、各地の支部を転々とたらい回しにされてきた。そうして辿り着いたのが日本支部である。各地を巡る中、誰とも深い関係を築くことも出来ずに鬱屈していた彼女であるが、日本支部で霧谷雄吾と出会い生活は一変。彼から任せられた仕事は裏方、UGN本部地下施設での情報整理……彼女の能力とは無関係の、オーヴァードでなくとも出来る仕事。しかし、衆目を気にせず行え、事務や研究者と確かな接点を持つその仕事を通し、彼女は生まれて以来叶わなかった「他人と触れ合う日々」を獲得する。無論初めから人々と打ち解けられる筈も無く、霧谷は度々彼女をフォローしてきた。 　そうして数年、多くの人々、そして霧谷と関わりながら仕事を熟してきた。忌避や好奇の目で見られもしたが、一部の人間達とは信頼関係を築き、情報収集を専門としたチームの指揮を執るまでに至る。また、その過程で他部署が管理・研究を行っていた遺産「ジャイアントキル」と適合を果たす。結果、チームを率いた実績、遺産の力を行使できる点を鑑み、彼女自身が調査に関わっていた面影島にて支部長に就くことが決定。保健室登校として現地の高校に潜入することとなった。

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