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膿み堕とし　HO弐 ベース職業…ディレッタント(2015) 2-3：親の七光り　名家の出身、または親が有名人かもしれない。＜信用＞に+20%。 SAN値を初期の値より-20 －－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－ 「なにその目。きゃ～！殺される～、こわ～い！あはは！！」 「あーウザ。話しかけんなよ。パパに頼んであのボロ診療所潰して綺麗な病院建ててもらおっかな」 「殺人は犯罪なんだよ、そんなの小学生でも分かるでしょ？ 　だからこうやってこいつに、自分になんの力もないってことをわからせてあげてるの。そしたら世界のためになるし？私って優しいよねー」 一見してプライドの高そうな女子高生。大人相手でも物怖じしない。 村を取り仕切る篠目家程の権力はないにせよ重鎮の家の娘で、自己主張の薄い篠目憐歌を差し置いてお姫様気取りで偉そうにしている。 長年家長を務めた祖父が数年前亡くなったため、現在は父が当主を勤め、それを母が支えている。10歳上の大好きな姉がいたが県外へ行ってしまった。 守柁瑞樹(HO壱)に対するいじめの首謀者であり、目下クラス一の問題児。同じく問題児とされている世良夏菜子とよく一緒にいる。 たまに両親の運転する車で遠出して大型ショッピングモール(イ○ン)でファッション雑誌やかわいい小物を買うのをとても楽しみにしている。雑誌の付録のポーチやコスメをものすごく大事に使う。 そのイ○ンに入っているタルト専門店のフルーツタルトが大好き。フルーツはなんでも好き。 【ここまで秘匿なし】 －－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－ 【ここから秘匿】 「私がやらなきゃ」「こわい。こわい、こわい……」 両親がしていた生贄の話を聞いて、大好きな姉が蹂躙されていたあの夜を思い出した。美玲(みれい)お姉ちゃんは死んじゃった。 瑞樹がきっとお父さんを殺したのを知ってしまった。大好きだから守ろうとした。だからいじめた。 悪になったらこんな程度のものじゃない目に遭うから。もっと痛いから。もっと怖いから。だから耐えて。もっと辛そうな顔をして。そしたら助かるから。 あの時逃げてしまった私が親友としてやってあげられることなんてもうこれしかないから。 ごめん。ごめん。だいすきだよ。ごめんね。 でも美晴君(HO参)と出会って、恋をしてしまった。 もうお姉ちゃんはいない。パパとママは村のために生きてる。夏菜子にも、学校のみんなにも、大人にも、瑞樹にも、誰にも言えない。これからずっと一人なんだって思ってた。でも、美晴君は私に気付いてくれた。あったかくて、嬉しくて、怖かったのが溶けていくみたいで、だから、だから……。 ◇ 武道を嗜む家で小さな頃から薙刀の練習をしていたためそれなりの知識をつけている。 家の敷地に蔵があり、姉と入って探検しては遊んでいた。その度に怒られていたが、そこに本物の、刃物の薙刀が置かれていたことを覚えている。今でも場所は知っている。持ち出せる。 いざとなったらこれで瑞樹を攻撃して死なない程度の傷をつけたら私は決定的に悪になる。なれる。 ……でも。その時、美晴君はどんな目で私を見るんだろう。 －－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－ ▶【PCについての要点】◀ 強気メスガキの皮を被った誰かに依存しないと不安な臆病女です！！ 自分のやっていることは瑞樹さんを守るために正しいことだと思っているけどそれでも家に帰ってから吐いたりなどしていました。 おそらくはずっと悩んで迷っているキャラだと思います。 どちらの道を選ぶかは最中の展開によって決定したいと思いますが、どちらにせよ追い詰められたら取り乱したり焦ったりします。 ＃AA3D68 ◆ 【HO壱・守柁瑞樹との情報】 ・小さな頃から凛としていて同年代の他の子よりも自立した雰囲気の瑞樹さんに憧れていて、友達であることが誇らしかった。美人だし、背も高いし、痩せてて羨ましい。自分は家や親や姉や教師の名前を出すことでしか強がれない、自分に強みがないと正直よく落ち込んでいるけど、瑞樹はありのままの自分で立っているのが格好いい…と思っている。 ・だからこそいじめをして、今度こそ私の意思で私が頑張って瑞樹を守るんだと思っている。多分元々思い込みがちで視野が狭い。相手のためと思いながら的外れなことをしていても自分で気付けないタイプ。 ・いじめをする際は出来る限り目立つように。胸の内はごめんなさいでいっぱいで、学校から帰宅したらよく吐いている。自分で思いつくのに限りがあるのでいじめに関する本や漫画を買っては勉強している。(自室にあると美晴君に見られるかもしれないので本はお姉ちゃんの部屋に隠してる) ・ただし、「死ね」といった命に関わる言葉を言うことと、服を全部脱がして男子を呼ぶなどといったことは、今後の生死に関わるためやらないと決めている。とはいえ何が生死の決め手になるかなどは本人にしか分からないが……。 ・強いところが好きだったけど思っていた以上に強くて瑞樹さんがたまに反論もしてくるため、周囲から見たら"加害者と被害者"ではなく"喧嘩"に見えてしまわないかとハラハラしている。お願い被害者っぽくして！それとももっと過激にしないと…ダメ……！？ ・瑞樹さんに山の中の花が綺麗に咲く場所を教えてもらったのが大切な思い出。仲が良かった頃にお互い自分らしい花の栞を贈りあったが、自分が送ったものはいじめを始める際に瑞樹さんの目の前で破いて「もう友達じゃないから」と言った。これは期待を持たせたら瑞樹さんが余計に傷付くかもしれないと思ったため。自分がもらった栞は実は大事に自室の机の引き出しにしまってある……。 【HO参・春好美晴との情報】 ・大好き。村の外の世界から来た王子様。何言われても何されても舞い上がってる。エッチした日はカレンダーにハート書いてる。初恋だし初彼氏、更に不安な時に優しい言葉をかけてくれたとあったらもう落ちるしかない。もらった雫型のガラス細工ペンダントトップは宝物で、無くしたくないので自室の机の引き出しにしまってある。(瑞樹さんの栞と一緒に…) ・「綺麗な花が咲いてる場所知ってるよ」と美晴君を案内した場所は昔瑞樹さんが教えてくれた場所。他意がある訳ではなく、ただただ大切な思い出の場所を大好きな人に教えたかった。 ・役割を背負おうとする美晴君を見て、繊細な感覚に惹かれた。自分が今彼に出来ることは何だろう、何でもしてあげたい…と素直に思っている。同時に、このままでは自分はもうすぐ死ぬことになるという焦燥感がある。私がいなくなったら本当の美晴君を知る人がいなくなっちゃうんだ……。 ・瑞樹さんの為の自分になりたいのと同時に、毎日毎日"このまま私が死んでも誰も悲しんでくれないんだ"という事がふとした瞬間に頭を過り恐怖でいっぱいになっていたのも事実。でも美晴君は私が死んだらきっと悲しんでくれる……。それがじんわりと滲むように希望になってしまっている。 ・基本的にお家デートするのは綺美の部屋。日中は母は村の人との会合に出掛けてるし、父は母屋の仕事場にいるため、離れにある綺美の部屋には誰も来ないし声を出しても大丈夫。身長差があるため寝転がって目線を合わせたり対面して膝に座るのが好き。 ・二人でいると好意がだだ漏れだし、何でもしてあげたいな…と思っているのも多分漏れてる。瑞樹さんの件はたくさんの理由が絡んでいて追い詰められているにせよ、多分元から熱しやすく思い込みやすく依存しやすく背負いやすいタイプなんだと思う。 【HO伍・志方遼太郎との情報】 ・瑞樹さんの幼馴染であることは知っていても遊んだことはないためそこまでよく知らない。親同士は村の祭関連で話したことがあるらしく、"そういえば志方の家が〜…って前に話題に出てたっけ……"とぼんやり覚えてるかな…くらい ・瑞樹の幼馴染らしいけど今の瑞樹の助けに本当になれんの！？ていうか瑞樹がかわいいからって家で変なことしてない！？瑞樹帰る場所そこしかないんだからキモいことしてたら許せない！いつもいつも介入の仕方がやんわりすぎるし！そんなんじゃ瑞樹の支えにならないよ！瑞樹が立ち直るためには周りの人の支えが必要なことわかってんの！？しっかりしてよ！先生が来るからとかじゃなくて瑞樹が心配とか言って！ていうか来んの遅！！何ちょっと見てんの！？瑞樹が傷付くじゃん！！まあ、壮馬のように綺麗事綺麗事されても腹立つんだけど……瑞樹にとって一番いい止め方とかさぁ、あるじゃん！！もっと君を思ってるんだよ的なこと言わないとさぁ…心に響かないでしょ……ちゃんとしてよ……頼り甲斐ない……ぶつぶつ……… ・……と、瑞樹さんを思うあまり何かと苛立っている。壮馬君のように"やめよう""仲直りしよう"と言われてもやめられない理由があるから腹が立つが、遼太郎君のように冷静に"先生が来るから"という止め方でも悲劇感が薄れるし何より瑞樹さんが心配されていないようで不安になるのだ。こっちは先生にバレてもいいくらいの勢いでやってるのに！こんな奴が側にいても瑞樹の助けにならないかも……もっと頑張ってよ！という…。我儘すぎる理由なのだが……。 ・彼に対していつも苛ついた目を向けるが、全部"瑞樹の為にちゃんとしてよ！"という目。当然伝わるわけもなく……遼太郎君からしたらいじめから庇おうとしている相手に対して敵意を向けているようにしか見えないだろう。 ■

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