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◆出自・性格 2つ下の妹の凪(なぎ)と、父との三人家族。 母は元々体が弱く入退院を繰り返していたが、数年前、若くして心疾患により亡くなっている。 性格は明るく、スポーツは好きだが勉強はあまり得意ではない。暮らしぶりはごく普通の家庭。 水泳と友達を作ることが得意な、至って普通の男子高校生だが、賢者の石の適合者として定期的にUGNで検査を受けている。 一般人である父にはオーヴァードになってしまったことを相談できないため、行き場のない不安も抱えている。 ◆経歴 生まれは北海道羅臼町だったが、2歳のころ、父が凪の出産を控えた母を案じ、母の出身地であり医療も整っている東京に引っ越す。 その先で傷無と出会い、家が近かったことから二人でよく遊ぶようになった。 傷無とは周囲にも大好きと言って憚らないほどの仲良しぶりだったが、湊太が7歳のころ、 二人で冒険をしようと言って傷無を誘い、いつもより遠くまで足を延ばした先でジャームに襲われた。 湊太は傷無を庇うようにして生死をさまよったのち、賢者の石に適合したことで一命をとりとめたが、 傷無は重症を負い、面会謝絶で会うことができないまま、数年前にその死をUGNから聞かされた。 母の病死と傷無の訃報が重なったことで、一時期はひどく塞ぎ込んでいたが、 昔からやっていた水泳に力を入れたり、家族の支えもあってある程度まで回復。 面影島へは父の仕事の都合により越してきたが、そこには「せめて息子がのびのびできるように」という父の想いもあった。 生まれの土地の大自然をDNAレベルで感じるのか、面影島のことは美しいいい所だと思いとても気に入っており、 得意の遠泳を楽しむうちに気分が高揚し、うっかりキュマイラパワーでシャチに完全獣化したりする。 新しい学校では友達100人できるかな！（全校生徒合わせても100人いない可能性ある……） ◆凪 兄にやや対抗心を見せて背伸びをする、おしゃまな中学三年生。昔は兄妹でよく遊び、傷無とも仲が良かった。 昔は女の子のように可愛かった兄がめっきり可愛くなくなったのが面白くなく、若干反抗期な態度をとることも増えた。 湊太と違って生粋の都会っ子だったため面影島に馴染めていないところもあるが、島のお気に入りの場所で海を見るのが好き。 たまに遠くに見えるシャチのジャンプやスパイホッピングを眺めるのを日々の楽しみに過ごしている。 ◆覚醒と賢者の石 そもそも湊太が傷無の手を引いて遠くまで勝手に出かけたことが事件の発端であったこと、また 大好きだった傷無を守り切れず重傷を負わせたことから、湊太は当時のことをひどく後悔している。 遭遇したジャームはまるで猫がネズミで遊ぶかの如く獲物を甚振ることを好んだため、 痛めつけられた記憶と傷無のこととが合わさって精神的な傷となっている。 また、自分も加虐衝動に襲われることがあり、そのことを非常に嫌悪している。 賢者の石に関しては、誰かを守れる力になるのはわかっているが、 自分だけが助かったという負い目があるためやや後ろ向きな感情も抱えている。 ◆戦闘スタイル 完全獣化（といいつつ戦闘中の見た目は部分獣化）で歯をシャチの牙に、腕を強靭なヒレに変化させ サラマンダーの熱操作により炎でも氷でもなく、水流を腕にまとわせた状態でブレードのように横なぎにするなどして攻撃する。 なお、腕をヒレにしなくても単純にキュマイラパワーでぼこぼこにしたりもする。 1話　経験点22

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