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■前提説明（2022.10.27追記） とあるシナリオHOにて●●●と●●を失う。 長年の間、偽りの笑顔を貼り付けて日々を過ごしていた（シナリオ前）。 無事●●●も●●も戻り、今は幸せに暮らしている（シナリオ後）。 キャラクターシートは全体的に、●●●と●●を失った状態で記述しています。 ネタバレを含む部分には注意書きを事前に設けています。 ■基本プロフィール ・誕生日：1月2日 ・星座：山羊座 ・誕生花：黄色いスイセン（花言葉：「もう一度愛してほしい」「私のもとへ帰って」） →◎追記：赤い椿（気取らない優美さ）／白いヒヤシンス（心静かな愛）／ヒヤシンス全般（悲しみを超えた愛）もある ・誕生石：ガーネット（石言葉：貞操、真実、友愛、忠実） ・一人称：公共では『私』『僕』。親友や恋人の前では『俺』。 二人称：基本苗字にさん付け。親しい友人は下の名前を呼び捨てorあだ名。彼女の呼び名は記憶にない。 →◎「ミカ」「ひなた」 ■技能について ベース職業：芸術家 職業技能：言いくるめ、芸術(任意)、写真術、心理学、製作（任意）、目星、歴史 ＋個人的な関心技能1つ ※写真術、歴史を除いてコンピューター、図書館を取得。 ※コンピューター：テーラーはCADなど使うため。衣服の製図の際にPCを用いる。 ※図書館：よりお客様のご意向に合わせた服を仕立てるため・円滑なコミュニケーションをとるためには、様々な情報が必要。日々学んでいる。 ※目星：仕立ての仕事は細かい点に留意したり、目を凝らす必要がある。 ※心理学：お客様の意向をくみ取るための観察眼などで培われたかも知れない。 ※言いくるめ：主に仕事で培われたと思われる。お客様のヒアリングをしたり、商品をおすすめしたり色々な場面で営業する為。 ※あまり色々な物事に強い関心を向けるタイプではなく仕事熱心なため、職業ポイントと興味ポイントとでほぼ同一の技能値にポイントを割り振っている。 ■概要 人気高級ブランドのテーラーで働く32歳会社員。 非常に優秀で、店のメンバーや顧客からの信頼も厚い。服を仕立てに来る客には、彼を指名する者も少なくない。 しかしその優秀さは元々持ち合わせていた才能というよりも、彼自身の努力によって培われたもの。 仕事に真面目で、対人は誠実。調和を大切にし、相手の考えや意思を尊重する。 彼の笑顔は陽だまりのように優しく、人を落ち着かせることだろう。眩しくはなく、あまねくやわらかな優しさを持ち合わせている。 そんな彼は周囲から「いつ結婚するんだ？」と聞かれるが、決まってこう答えている。 「今は仕事に集中したくて…とても楽しいんですよ。家庭を疎かには出来ないでしょう？だからまだ先で良いかなって思ってます。」 …本当にそうだろうか。 陽が差す場所には陰がある。 しばしば羨望の眼差しを向けられる陽だまりのような人柄・人生を歩む彼には、仄かな陰があるのだった。 ※もしかすると、女性から好意を向けられることもあるかも知れない。 が、もしそんなことがあっても彼は誰のことも受け入れない。 ■経歴 服飾系の学校を卒業 紳士服メーカーにて数年勤務・修行。 人気高級ブランドのテーラーにて現在勤務。 ★職場では、要望のヒアリングから採寸、デザインの提案、CADでの型紙作成、服の製作…と、一連の業務を手掛けている。 （調べると、テーラーは1人で全ての工程を行うことが多いらしい。） ★勤務地：東京都中央区 ★住居：東京都墨田区近辺 …―服を着ると胸が躍る。 良い服を身に纏うと、少しだけ自信がつく。 気に入りのジャケットを羽織ると、また新しい自分を好きになる。 ジャケットやスーツは人生の分岐点で着用することが多いもの。 就職、商談、お見合い、子どもの入学式など家族行事…。 日々愛用する人もいるだろう。 お客様の大切なシーンに、人生に寄り添いたい。 そんな思いで彼は今日も、メジャーとハサミを手に取るのだった。 人生背景のSS： https://fusetter.com/tw/smjIujYV ※シナリオのネタバレはありません * * * * 以下、シナリオ及びHOのネタバレ含む ※ミカ砂現行・未通過× * * * * ■指輪のこと（記憶喪失時）： 左薬指にシンプルなものをはめていれば、大抵は結婚指輪と思われるだろう。 だが日頃の彼の言動からして、まだ結婚はしていない様子。 周囲から「その指輪は何か？」と聞かれることもあるかも知れないが、当の本人は何の指輪か分からない。 「知ってますか？指輪ってつける位置によって様々な意味があるらしいんですよ。」 「運気は親指・人差し指のほうから入ってきて、小指から抜けていく。その運気を逃さないために、小指に指輪をはめる方もいるそうです。」 「以前知り合いからそんな話を聴きました。」 「僕のこの指輪は…そうですね、はめた時のことは憶えてないんですが…なんとなく、叶えたい願いがあったのかなって。」 「いつもお守り代わりにつけてます（ﾆｺｯ」 人にはお守り代わりと言っているが、なんで自分がこの指輪を外す気になれないのかすら分からない。 ※左薬指の指輪の意味：愛を深める／絆を深める／願い事を叶える ■詳細プロフィールと特徴 自分の長所：公私のスイッチの切り替えがはやいこと 自分の短所：ストレス処理が下手であること。抱え込みがちであること。 恐れているもの：彼女についての記憶が完全に失われること/彼女に忘れられること/彼女を失うこと（死亡したなどの情報が入ること） 信じているもの：分からない（彼女が失踪したことでこれまで信じてきた何かが欠落しているかも知れない） →◎シナリオ後追記：愛する婚約者・彼女とならこの先どんなことも乗り越えていけること。（それとやや人間不信気味？だったのも無くなったと思われる） 好きな食べ物：酒に合う食べ物 嫌いな食べ物：嫌いではないが、あまり甘いものは好んで食べない（カクテルがそもそも甘いため） 趣味：酒。中でもカクテルが好き、特にマティーニには目がない。本格的なカクテルシェイカーセットを持っているので、自分で作って宅飲みするのが趣味。 その他特徴： ①仕事熱心なため、仕事に必要な知識や、コミュニケーション上有用性のある情報は取り入れるようにしている。 だが元々の性格としては、あまり多くの物事に強い関心を示すタイプではない。素の彼は割と淡々としている。 ②割と淡々としている彼だが、心優しい彼女に支えられることで自分自身もまた、色々なことに関心を向け心優しく人に接することができていた。 （※元々やさしさを持ち合わせていないわけではない。彼女といることで相乗効果を発揮するイメージ） だがその彼女がいなくなり、段々と余裕がなくなってきている。周囲にはバレないように接している。 ③あまり友人は多くない。狭く深く交友するタイプ ④職業柄マメなタイプ。部屋は綺麗でいつも掃除が行き届いている。だが彼女失踪直後の一時期はその限りではなかったらしい。 ⑤口調は一般的に想像する好青年。ですます調で丁寧に話すが決してかたすぎず、ジョークにはハハ、と笑顔で笑うタイプ ⑥仕事以外にプライベートでも服を製作している。自宅のPCにもCADをはじめとした必要なソフトがあるだろう。 ハサミやメジャーなど必要ツールも各種揃っている。書斎のような感じでアトリエっぽい一室がある（特別広くはない）。 ちょっとしたウォークインクローゼットのある部屋に住んでいる。 ■抱えている陰 ①5年前―27歳のある日。彼女は帰ってこなかった。 連絡もとれず、はじめは何か怒らせるようなことをしたのかと焦っていた。 もし彼女に嫌われたのだとしたらと思うと、全てが終わるように感じた。 …―婚約を交わした日。彼女もまた自分を選んでくれたのだと、心の底から幸福に満ちていた。 胸にじんわりと広がる、陽だまりのようなあたたかさ。あんな気持ちになったことが他にあっただろうか。 そんな幸せな日々がなくなるだなんて―… 彼女を怒らせてしまったかも知れないことに、全く心当たりがない。 おかしい…俺の中で直感がそう訴えていた。 当時すぐに警察へ届けを出した。調べによると、何かの事件に巻き込まれた可能性が高いらしい。 だがその後の足取りが一切つかめないまま、残酷にも月日は経過していく。 ②失踪を機に、深い絶望に襲われる。 突如消えた明るいはずの彼女との未来。２人で笑い合ったり、時にはくだらないことで喧嘩をしたり。 そんな変わらない毎日が続くはずだった…なのに。 今頃どうしてるんだろう。 ちゃんと食事は出来ているんだろうか。お腹を空かせてないだろうか。 寒さに震えてないだろうか（夏かも知れないが）。 独りで泣いていないだろうか。 ――無事でいてくれ、頼むから……。 ※自分のことよりも彼女のことを真っ先に心配する人柄（あんなことだってしたかったのに！とかよりも、彼女は今大丈夫だろうかという思考） ③彼女の消息について、自分でもあらゆる手を使って調べた。 ニュースはテレビもネットも隅々まで確認しているし、毎日血眼になって新聞で手がかりがないか探した。 あの日彼女が辿ったであろう道のりを何度も往復したし、SNSでそれらしき情報がないかくまなくサーチもした。心当たりのある箇所は徹底的に調べた。 …けど、何も分からなかった。 捜査の専門機関である警察ですら掴めない足取りを、素人の俺が掴むことは出来ないのか。 絶対に諦めるわけにはいかないのに。 これ以上どうすれば良いんだろう。 俺は何も…知らない。 どうやって彼女を探したら良いのかも、 なぜ彼女が消えなければならなかったのかも、 どうしたら彼女を守れたのかも。 俺にもっと知識や人脈があれば違ったのか？ …どれだけ悔やんだところで、日々は変わらない。 毎日力なく嘆くことしかできない。 彼女の無事を、帰りを…ただ祈ることしかできない。 無知とは。 なんて弱くて………なんて無力なんだ。 ④５年の月日が経った。あれから泣かない。泣きたくても泣けない。涙が涸れている。 日々の中でどれだけ悲しくても辛くても、不思議と涙が出ない。心なしか、仕事で見せる笑顔以外の表情も乏しい。 ⑤最近になって記憶に霧がかかったように彼女のことを思い出せなくなり、自分に嫌気が差している。 もしかしたら彼女は今こうしている間も苦しんでいるかも知れないというのに、当の自分は記憶が薄れている。 彼女を失うかも知れない瀬戸際で5年を過ごし、自覚している以上のストレスがかかっているのではないか？ 精神科を調べたが、すぐに受診できる病院が見当たらない。 ⑥部屋に謎の包みがある。水色の包み。中身を開けると、女性もののネックレスが入っていた。 購入したのだろうか。何故あるのか分からない。 ※その他詳細は後述 ⑦スマートフォンに何か残ってやしないかと時々画面を食い入るように眺めるが、そこにあるのはただ自分1人で写っている写真のみ。 不審に思い警察にもう一度駆け込むと、あの時確かに捜索願を出したはずなのに。当時の担当刑事は「そんな問い合わせは受けたことがない」との事。 こんな時ですらも、日常は否応なく降りかかってくる。 「いつ結婚するんだ？」 周囲からのその言葉は、確実に俺の精神を抉っていく。 またその話題か。もういいだろ、放っておいてくれよ。 ⑧けれど俺は笑っていなければいけない。職場で築いてきた信頼を、仕事仲間を、大切な顧客を裏切るわけにはいかない。 この人たちは何も悪くないのだから。 何より、彼女がもし帰ってきたその時は―…あの頃と同じ、笑顔で迎えたい。だから俺は、笑っていなければいけないんだ。 ……けど。もう…疲れたよ…。 ⑨唯一残っている記憶は、彼女はとても優しい女性だったという事。一緒にいると、春の陽ざしのような心地よい幸福感があったこと。 だがそれすらも漠然で、具体的にどんなことをしてこれまで過ごしてきたのか思い出すことはできない。 その幸福感を思い出しては、その日々に戻れないことに落胆する毎日。 …お願いだ、帰ってきて欲しい。 今、どこにいるんだ。どうしているんだ…。 ■彼女関係の背景詳細 失踪前に婚約。婚約と同時に同棲を開始。 家にあるもの↓ 歯ブラシやコップが2つ、ベッドはダブル、枕も2人分、お揃いのグラスや2セットずつある食器、 明らかに自分の趣向ではない女性らしいデザインのタオルや小物、化粧品、女性ものの下着や服・靴、バッグ…などがある。 いずれも記憶にはっきりとしない物で溢れている。が、婚約していたことは憶えているため、婚約者のものだろうことは予想がつく。 顔も名前もほぼ全てのことを思い出せないのに、日常を送る中で必ず目に留まる品々。 家の中にあるものはそれだけではない。 記憶にないが、確かに自分が手掛けたのであろう女性ものの服や小物、ジャケットが何点か掛かっている。 デザインがお揃いの男性ものもある。自分にサイズがぴったりだ。 そして、自宅PCのCADファイルの中にはタキシードとドレスのデータが残っている。デザインと型紙のデータ。 おまけに、特注していたらしい靴が届いた。タキシードとドレスの完成品はないようだが、データと見比べるとそれにぴったりと合うデザインの靴だ。 口座も自分が普段使っているものとは別のものがあり、多額が貯蓄されている。 だが不思議なことに、式場は押さえていないようで予約の履歴は見当たらない。 職場は高級な店が立ち並ぶ立地のため、近くにブライダル関係の店舗もいくつかあるだろう。 ドレスの店や花屋、指輪を取り扱う店の前を通りかかると、妙に気になってしまう…。 彼女―婚約者がいるなんて周囲に話したら、「写真が見たい」「紹介して」「今度食事に行こう」などと誘いを受けるに違いない。 だが写真には自分1人しか映っていないし、紹介も食事も出来ないのだ。どんな人だったかもあまり説明できない。 自分の中だけにとどめ、隠し通すしかない現状。たとえ仲の良い友人であっても、家には呼ばない。 虚言癖や妄想癖があると思われてしまうだろう、それも下着まで用意している重症者だと。 そうなっては信用問題にも関わる。 憶えてないのだから捨てるなり目につかない場所へ仕舞うなりすれば良い話かも知れないが、そうしたくないと強く思ってしまう。 誰にも…何も言えない。苦しい毎日。 記憶にはっきりなくとも、愛する女性がいたことは確かだった。 今もその帰りを待っている。迎えに行きたいが、どこへ行けばいいかも、名前も顔も分からない。 他の女性との関わりは可能な限り遠ざけている。 （皮肉にも外見が良くモテてしまうため、一度寄せ付けると）自分の精神衛生上良くないことが増える一方だからだ。 結婚の話が挙がると男の同僚は「お前なら選り取り見取りだろ？」と言ってくるが、冗談じゃない。 だから今日も、結婚願望なんてまるでない仕事以外に興味の薄い人間を演じ続ける。 いや、仕事に没頭することでなるべく意識を逸らしている。 そうじゃないと……俺が、今よりもずっと俺じゃなくなるんだ。 けれど。意識から外しすぎることもまた、恐ろしい。 いっそ全て忘れてしまったほうが楽なのかも知れない。けれど忘れたくないんだ、絶対に。 彼女なくして俺はどうするというんだ？俺には…貴女しかいないというのに。 彼女をほんの少しでも憶えているのは、きっと…俺だけ。少なくとも俺の見聞きしている世界では。 俺が憶えていないから、彼女を知る人たちを探し出すことも出来ない。 それに…生涯を共にしようと誓ったんだ。 俺だけは。忘れてはいけない、忘れたくない。 彼女のことで苦しんでいることも事実だが、 愛する彼女がいたというあたたかな記憶があること、それが俺を俺たらしめているのもまた事実だった。 今にも壊れてしまいそうな自分自身と、 彼女を愛し続けたい自分自身との狭間で苦しみ続ける。 この日々にいつ、終わりが来るのだろうか…。 ■その他　中の人的メモ ①イメソン ヨルシカ／花人局 Insomnia／The Hiatus 東方神起／Duet 神崎エルザ／ReasoN ▶︎イメソンの二次創作ポイピク https://poipiku.com/6653143/7802593.html ②ふせったー 耐えきれずに書いてしまった卓前ふせったー https://fusetter.com/tw/UYzEWeAD 通過中の咀嚼メモや感想 https://fusetter.com/tw/oS0CFeiG 最終日の卓直前に書いた伏せ https://fusetter.com/tw/G76u01RF ③もし他の女性から好意を寄せられた場合の対応： 「……すみません。僕は交際とか結婚とか…考えられないみたいなんです。」 「ずっと仕事１つで生きてきました。最近ようやく一通りのことを任せていただけるようになって、本当に楽しいんです。」 「僕はきっと、仕事に熱中して家庭を顧みない。それにひとりの時間が好きなようで。恋愛とか、向いてないんです。」 「だから…お答えできません。ごめんなさい。」 ※誠実な表情でキッパリと断るが、内心は失踪した彼女への想いやこの先の不安をより一層掻き立てられるので、抉られている。 ※相手を無下にしたいわけではないが、すぐにでもこの会話を終わらせて立ち去りたい。 ※「貴女のことを悲しませてしまう」という理由づけはしない。「私はそれでも構わない」と言われても困るため。 ※「気持ちを伝えてくれてありがとう」「友人としてよろしく」などは言わない。そんな余裕はなく、期待させてこの先も関係が続くと大変過酷なため。 ③もしも彼女が無事に見つかり、記憶も平穏な日常も戻ったら。 抱きしめたい。この手に抱いて離さない、もう二度と。 俺の全てを懸けて、君の望むものを捧げよう。 ずっと見たかった笑顔。触れたかったぬくもり。聴きたかった声。 思い出したかった愛しい人。 今度こそ、守り抜いてみせるから。 もう一度伝えたい。 結婚しよう。 隣にいてくれませんか。ずっと隣で、笑ってくれませんか。 美味しい食事をして、美味しいねって。 些細なことも、一緒なら幸せだねって。 この先ずっと、歳をとっても手を取り合って。 どんなに辛いことも悲しいことも、貴女とならきっと超えていけるから。 俺の…僕の。お嫁さんになってくれませんか。 ■通過シナリオ履歴 2022/10/21-23　暇になったミカサは砂を煮る？ 　→エンド①にてシナリオクリア・全員生還 2022/12/03　君と一杯のカクテルを。 　→エンド『青空とカクテルの小瓶』にてシナリオクリア・生還

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