タグ： ワルプルギスは踊らない つるの城の住人

001e43 パラース　Πάλλας, Pallās 「おやおや何処から迷い込んできたのかな」 「わたしかい？わたしは………パラースでいいよ。ああ、ごめんね。ここにいると名乗ることがないから」 「さあ、早くお帰り」 一人称：わたし（ぼく）　二人称：きみ、あなた、師[せんせい] 柔和な微笑みを浮かべた青年。雰囲気は老人のように落ち着いており、静か。 それもその筈、見た目からは想像もできないが齢1000を超す魔法使いであり、不老不死の身である。中身はお爺ちゃん。 誰とも会わずに一人で森の奥、何かをひたすらに研究している。隠者を体現したかのような人物。 対人での物事の受け答えも落ち着いているが馴れ合う気は特にないらしく、森に迷い込んだ人間も無事にここから出れるように導こうとはしても必ず帰そうとする。一人が好きと笑顔で言うタイプ。 非常に美しい、整った顔立ちをしており、魔法使いなことと相まって浮世離れした人物といった印象を与えるが元々は普通の人間。 そして人間時からこの顔立ちである。齢5歳の頃に魔女である「ミネルウァ」に拾われ、彼の弟子として彼なりに幸せに暮らしていたが24の歳の頃、魔女を殺し、以降魔法使いとなっている。 拾われる前は警戒心が強く、自分の事を自分でやろうと気張る性格なのもあり、自分を大切に愛してくれた師匠に懐いていた。 現在魔女に対してどう思っているか、などを他人に語ることはない。 以下秘匿情報---------------------------------- 【特徴表】 3-7：俊敏 どんな時でも、素早く状況を把握できる。〈回避〉の基本成功率は、通常の［DEX×2］ではなく［DEX×5］である。 4-6：寄せ餌（D） 人間以外の怪物に好かれやすい。誘拐されれば殺されずに監禁されるか、もっと酷い目に遭うこともある。 →デメリットによるポイント：4*10ポイント ─────────────── HO弟子 個別推奨技能【回避】 準推奨技能【応急手当or医学】 ─────────────── あなたは魔女に殺されかけた過去がある。 ドリームランドで拾われ暮らすようになってからしばらくは穏やかな日々だった。 だがある日をきっかけにだんだん魔女の様子はおかしくなっていった。 危ないと言ってあなたを閉じ込め、何をするにも駄目と言い出し、挙句の果てには部屋に閉じ込め何もさせてくれなくなった。 確かにあなたは魔に魅入られやすく、そのため住む地を追われ魔女に拾われるような境遇になったが、それでもこの森にいれば他の魔の者はやってこなかったし、平和だった。 だから大丈夫だと訴えても聞いて貰えず、最後にはこちらの言葉も全く聞かずに殺されかけたのだ。 あなたは身を守るため、咄嗟に魔女を殺してしまった。 それからだ、あなたが死ねなくなったのは。 この森で暮らさなければ魔の者に魅入られるだろう。それこそ死ぬ事が出来ないあなたは、外に出たら死という終わりのない無限地獄に叩き落とされかねない。 ずっと森の外に出ることもできず、あなたはここでいつか死ぬことを夢見て暮らしている。 そのため、魔女が死んでからずっと魔法を勉強してきた。生活に困らない程度の魔法は使えるようになったが、外に出る方法、体質を何とかする方法は未だ見つからない。 また、魔女の部屋とあなたが昔閉じ込められていた部屋は何かしらの感情(哀愁、恐怖、寂寥等)でずっと入ることが出来ず当時のままにしている。 何はともあれ、どこからかやってきた人間────HO1をあなたはさっさと追い払いたい。 だが無理に森に放置しておけば帰り道もわからず死んでしまうだろう。 HO1を早く元の場所に返す方法を探し、いつもどおり死ぬ方法を追求することがあなたの目的だ。 ─────────────── ◆特徴表を使用する場合、ひとつは固定で「寄せ餌」がつく。 ◆また長年生きてきたため、興味のある知識系技能2つまで150ポイントを追加で振ることが出来る。 (魔法使いであるため魔法を使いたい場合はKPの采配でいくつか使えることにして良い。ドリームランドなので「夢見」の力(簡単に言えば妄想を具現化する力)が使えるため。 ただし森の外に出ることや森の外の様子を伺うことは危険であるため出来ないことにする。) ─────────────── 「──何をしにここへ？ぼくを笑いにでも来たのか？」 「どうして、ぼくを信じてくれなかったのですか。せんせい」 拾われる前の誰にも信用を寄せず、常に神経を逆立てている性格に戻っている。精神的にやや不安定で刺々しい。 固定観念に囚われて被害妄想がやや入るところは少し老害くさい。 魔女を殺す前、全くの対話不可能だった状況に恐怖も覚えており、またそれが色濃く残っている。 信頼が大きかったからこそ、裏切られた、騙されたの感情も強く、また「どうして」という気持ちもありながら死んでしまった相手に問う事もできずに、死ぬ事もできずここまで生きてきた。だいぶ拗らせているというか精神的に参っている。こんなん病む。 動物を飼うように閉じ込められた事も、大丈夫の言葉を信じてくれなかった事も、何故なのかを説明してくれなかった事も辛かった。パラースの本来の願いは、「自分も何かしら立派な大人になって魔女に何か返したい」という細やかなものだったのに、おまえは何もしなくて良いと全てを否定された心地だった。 「あなただけがぼくを人として扱ってくれたと、そう思ったのはぼくの勘違いだったようだ」と今はかなり冷ややかな態度。元がかなりの情を向けていたからこその反動である。ああそうかいあなたがその気だったのなら良いさ、よく分かったとも！（老害） 対話をしてくれなかった悲しみや根に持ち具合がすごいのでそっちがそうならぼくだって話などする気はないけど？の姿勢だけど多分まず最初に何であんな事したのかの説明や謝罪が欲しい。何か真っ当な理由があって欲しい…とも思う。まだ信じたい。 とは言えなんか知らんけど殺された相手に会いに来た魔女がシンプルに怖い！何？？の感情も勿論ある。怖いよ。 そして本人にとっての一番の恐怖として「自分が望んでいるのに対話ができない」ことがあるので。その結果殺されかけ殺してしまったので。また殺したくないという情もあり突き放した態度になる。傷つけたくないから突き放す。 生きることにも疲れたし、もう一人でいたいのは事実だけど一人で生きてて楽しいとも思わん。何だこのクソみたいな人生は。死ぬ事も努力の結果か。あのせんせいがぼくを呪った？辛い憎い悲しいで死ぬ方法を今日も探す。病んでる。 結構感覚に良識常識ある苦労人感あるし、だから病むのかもしれない。POWの高さ的に闇堕ちはしていない。人間も無事に帰ってくれ。ぼくを一人にしてくれ。できたら死なせてくれ。（アゲハ蝶） 部屋は思い出したくないので一切立ち入らない。いっそ燃やしてやろうかとも思ったけどできなかった。愚か。子供って盲目的に親を信じたいと思うので。 ○名前 ガイアとウーラノスの子供であるギガースの1人。ギガントマキアーにおいてオリュムポスの神々と戦ったが、女神アテーナーによって倒され、その皮を剥ぎ取られた。アテーナーはパラースの皮を自身の鎧とした。初期の喜劇詩人エピカルモスによると、アテーナーは皮を剥いだパラースから自身の名前（パラス・アテーナー）を取った。 →アテナはミネルウァのギリシャ神話での名前。名前で二人で一つとか、アテナに殺された者、みたいな。まあこっちが殺してるんですけど。 ○モチーフ ヤママユ（ガ）。 ヤママユガ科のガの成虫は口が完全に退化しており、蛹化以降は一切の食餌を摂らずに幼虫時に蓄えた栄養だけで生きる。 師がベンガルワシミミズクらしいし父親がひなのご飯を取ってくるようだからその時は食べてて今は食べなくても生きられる　みたいなん。 以下通過シナリオバレ---------------------------------- ▼ワルプルギスは踊らない ▼ワルプルギスは踊らない ED3「ワルプルギスは踊らない」 ED3を迎えた場合、探索者たちは普通の人間として現代世界を生きていくことが出来る。 またHO1がHO2のそばに居るなら、不思議と魔物が近寄ってくることは少なくなり、普通に暮らすことが出来る程度の被害に抑えることが出来るだろう。(奇妙な幸運によるもの。)

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