タグ： 胡蝶

​───────work​─────── 職業技能：6版 ディッタレント 芸術、乗馬、ショットガン、信用、制作、ほかの言語 +個人的あるいはその時代の特色技能を2つ →貴族社会で生きるには賢く、人の噂や持ち物に聡くあらねばならない。 図書館と目星を選択しました。 ​───────making​─────── 諦念、私欲、虚言癖。 その三つを笑顔で隠す人物。 三カ国話者。賢く美しく、気高くあれと教え付けられてきた。 基本的にスマイルでどうにかなると思っているし、顔が顔だけに大体どうにかなってきた。 口先と相手の顔色を見るのが特技。 早逝した母親譲りの美しい顔を持つ。 父親は貿易大臣一家、自らはその長子で跡継ぎになる事が決まっている。 その身分ゆえに狙われる事も多く、ショットガンは貴族の嗜みだと良く鹿狩りに使っている。 実に息苦しいその貴族の環境に、嫌気がさしてふらりと出かけた先でオリバー・キャンベルと出会う。 口を大きく開けて笑うオリバーは関われば関わるほど興味深く、心地好い男だった。 身分の違いを越えて、心を許した相手である。 貴族社会で内心を明かす事は、弱みを相手に渡すこと。そう思って物心ついた頃から嘘をつくことや相手の顔色をうかがう事に長けていたが、オリバーといると気が緩んだ。 初めて自分の事を、包み隠さず話した。 嘘抜きの、本心で語り合える唯一の相手だった。 どのような親友ができようと、結婚相手ができようと、もうこれからもオリバーを越える人物とはきっと会えないだろう。 貴族の跡取りだからと妬みだけで他者に毒を盛られた事もある。 それが理由で体調を崩した時は、それでもよろよろとふらつきながら会える場所に行った。 再会すれば心配はしつつも、 「酷い顔色だな。寝てないんじゃないのか？どうしたんだ、コーヒー豆と紅茶の買い方を忘れたのか？」 と笑い飛ばされた気がする。気が楽だった。 「ああ、残念ながら近くのマーケットに無くってね、三徹だよオリバー」 とやつれた顔で答えながら、ああ、彼の近くだと楽に息ができるなと感じていた。 そんな彼といると、重責の伴うこれからの人生など簡単に乗り越えられる気がしていた。 関係が変化したのは酷い言葉を投げかけた時だった。 オリバーに気を許し過ぎて、なんでも言っていい相手だと思ってしまっていた。頭も痛かった。 その日は彼の歌声が嫌に響いた。頭痛が疼いた。 丁度、嫌という程に貴族社会で好奇の視線に晒され、腹の虫も苛立っていた。 天気も悪かった。苛立ちが頂点に達した時に頭痛に耐えきれずに、心にも思ってない言葉が口から出た。 まあ要するになんと言うか、会うタイミングが悪すぎた。 「君のこんな曲、まだそこいらの野良猫をヴァイオリンに乗せた方がマシな曲を作るのにな！オリバー」 と言った。言ってしまった。そんなこと一欠片も思ってもいなかったのに。 オリバーが自殺をしたのはその直後であったと思う。 死体も見たと思う。 直後はショックが大きく、その辺はあやふやで良く覚えていない。 ただ、確かに（彼は死んだ）（生き返らない）と認識するに必要な事は全てしたと思うのだ。 オリバーの死が引き金で、人生含め、様々な事を諦めてしまっている。 《胡蝶-フーティエ-》を麻薬アヘンの様なものと知りつつも、ばらまいてしまえば良いと思っているのはその為。 勿論、祖国に利益をという気持ちは多くある。そのような事を言うだろう。 本音としては、笑顔の下で誰を目の前にしても、本当にどうでもいいのである。 オリバーを失った世界はくすんでいる。 欧州全土の人々にとってそれが毒になろうが、薬になろうが、手に入ればそれで良い。 手に入れる為に手段は選ばない。 ノブレス・オブリージュ？知るか。そんなもの無価値である。 彼の死亡した四年前から、何度かひっそりと後追い自殺を測るも、死を前にすると決断力が鈍り実行する勇気がなかった。 後悔と罪悪感、それに伴う諦念とヤケ、貴族の欲望と虚言癖。 死ねない臆病さ、自分はどう足掻いてもこうとしか生きられないのだ、という傲慢さをひっくるめて胸中はぐちゃぐちゃの人物である。 それを隠す為に今日もニコニコと笑っている。 ▼memo 一人称：僕、私 二人称：君 基本的話し方：「〜なのか？」「へえ、面白い！」「ふむ、それで？続けてくれ」「あはは！何とかなるさ」 砕けた敬語も相手次第で使うが、かしこまった敬語はきちんとした相手以外は使わない。舐められない為。 思考回路：目の前の問題が解決してさっさと胡蝶（フーティエ）が手に入ればなんでもいい。 プライドを折る様な人物がいれば笑顔で苛立ちを隠すが、顔に出さないまま（ショットガンで風穴開けたいなこいつ）とは考えている。 持ち込める場所にはショットガンを持ち込むが、場はわきまえる。これは扱いは完璧にKPにお任せします。 PLからのPC所管：なんと言うかイカれてるのを笑顔で隠したネジの数本飛んだ貴族である。大体笑ってるだろうが、依存型で面倒な性格であることは間違いない。諦めに関しては卓中で表立って出すことは多分ない。あくまでもキャラクター像を結ぶ為の言葉である。 もちろん自主ロスト等は目指す事は無い。胡蝶を目的とする理由自体は悪人寄りだが、貴族社会が生んだ軋轢みたいな人であり、善にも悪にもなりきれない中途半端で厄介な面倒くさい人だ。 オリバー・キャンベルとの関係：親友以上、人生で唯一無二の心を許した相手。 恋していたかと聞かれれば彼も自分も男ゆえに流石に想像が出来ず疑問だが、愛していたかと聞かれれば世界一愛していたと答える。 『唯一無二』の存在への名前の付け方など知らない。 （※卓中にオリバーの詳細が分かれば随時変化します、わからなければ変化なし。） 何であれ、そこにある形が愛であった事に代わりはない。 オリバー・キャンベルへの感情：こちらの心無い発言が彼の死を招いた事へ、酷い後悔と罪悪感がわだかまっている。 出来ることなら酷い言葉を投げかける自分の過去へ戻り自分を殴りつけたいとも思う。 けれど、自殺という選択自体を否定や冒涜するつもりは無い。 それが彼が選んだ事なら、死すら、ある程度大事な意思だと思っている。 もちろん人の心が無い訳ではなく、寂しさはある。 死んだ者は生き返らないし仕方ない、と思いつつたまに彼の歌っていたきらきら星をたまに口ずさむ。 死後に始めたヴァイオリンの腕は、上がらない。 例え上達しようと、彼の演奏に比べればこんなのは余りに酷いノイズに過ぎない。 ​───────memo─────── 完全自分用メモ 技能最大値80 推奨：心理学 英国人限定 親友恋人など深い関係のオリバー・キャンベルとの関わり。 オリバー：ヴァイオリニスト兼作曲家。 4年前23歳にて死亡、こちらの心無い発言が理由。 『きらきら星』のメロディを良く口ずさんでいた。 主治医が同行する（らしい）。 母の形見の指輪持ち、中身は何かが刻印されているが曇って見えない。 ​───────​─────── 後遺症『《胡蝶》中毒』 《胡蝶》への重度の依存症。あなたは望む望まざるにかかわらず、イ夫⼈の信奉者となる。 定期的に摂取しなければ禁断症状が発症し、1 ヶ⽉毎に 1d5 の SAN 値が減少する。 その後はベンジャミンに本音を偶に話しつつ、レールの敷かれた穏やかな毎日を過ごすだろう。 囚われた檻のような執務室、出たくもない社交界、浮かべたくもない笑顔と共に。 誰かと手紙を交わす約束をした気がして毎日手紙を使用人に確認するが無いので不思議がっている、そして手紙を交わす相手も思い出せない。 ベンジャミンが偶に『エヴァンス様のインドの友達が』と言いかけて止めて不思議そうな顔をしているのをよく見かける。 ​───────​─────── ▼HO3秘匿 HO3：欺瞞する天使 あなたは高等遊民である。 推奨技能：心理学 英国人限定。職業はディレッタントとする。 あなたはイギリスの貿易大臣一家の長子だ。高度な教育を受けてきた。 若輩ながらも貴族の一員として父から三角貿易の指導の一部を任せられ、将来的に父の跡を継ぐことが決まっている。 様々な思惑が渦巻く貴族社会を渡り歩いてきたため、あなたは人の心を読むことに長けている。 母はあなたを生んですぐに他界した。天使の美貌を持つと言われていた彼女に似たのか、あなたはとても美しい。 APPの値に+2、任意の能力値を-2する。この時、減少させる能力値は2種類-1ずつでも可。これは上限値を超えても良いものとする。 一族が捕らえたひとりの中国人により、あなたは幻の紅茶《胡蝶 -フーティエ-》が麻薬アヘンと茶の交配種であることを知った。 これを嗜好品として全世界にばら撒き、欧米各国をアヘンで毒せば、もたらされる利益によって祖国はさらに豊かになるだろう。 清にやって来た本当の目的は、秘密裏にこれを入手して自国に持ち帰り、量産体制を整えることである。 高等遊民として物見遊山に訪れたというのは建前であり、あなたの目的は同行する主治医も知らない。 また、あなたにはかつて、オリバー・キャンベルという名のかけがえのない友人がいた。貴族としての窮屈な生活に飽いて街へと逃げ出した際に出会ったヴァイオリニスト兼作曲家だ。自信家で道化じみた言動をする、口を大きく開けて笑う顔が魅力的な男だった。 あなたがたは身分の違いを越えて、親密な関係を築いていた。(親友であったのか、恋人であったのか等は任意である。) しかし4年前、彼は23歳の時あなたの心ない言動が原因で自殺をしてしまった。 あなたの胸には、彼への罪悪感と後悔がわだかまっている。彼がよく口遊んでいた『きらきら星』のメロディとともに。 《持ち物》 ・『形見の指輪』 亡くなった母の形見。親指にはめるサムリング。 大粒のオニキスがあしらわれており、石が曇ってはっきりと見ることはできないが内側に何かが刻印されている。

※歌詞を引用、及び記載することは禁止となりました(Youtubeや歌詞サイトのURLだけ書くことをお勧めします)。
↑ページ上部へ