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「紙魚のうた」HO2 担当編集 シナリオ指定オリジナル職業「編集者」ベース ------------------------------------------------ 【口調】 一人称→私/俺 二人称→あなた/あんた フォーマルな場所と普段で使い分けている。 ゆるい敬語喋り。 【サンプルボイス】 「せ〜んせ♡」 「執筆お疲れ様でした♡何食べたいですか？」 「あ〜あ〜あ〜、ま〜たこんなに散らかして……」 「……その量、どこに入ってんですか？」 「先生の作品が、ほんのちょっとでも多くのひとに届いてほしいんです。それだけですよ」 ------------------------------------------------ 【性格】 パッと見ナンパな印象を抱かせる陽キャ。 フットワークが軽く、ネットなどで調べるよりも自分の足を使って確かめたり生の声を聞くのを好む。 好奇心が強いのもあり、個人的なリフレッシュに遠出することも多く、よく急に弾丸旅行をしてはお土産を配っている。 旅行慣れしており手際がいい。荷物をパズルのようにトランクに詰めたり、ちっちぇ〜カバンにものを収納するのとかが非常に得意。 人と話をすること（特に聞くこと）、世話を焼くことを好む。基本的に人間のことが好きで、人間に素で興味があるため、コミュニケーションがそもそも苦にならないタイプ。それに伴うコストもあまりコストと感じない。 世話を焼こうと思って焼いているというより、その人との円滑なコミュニケーションを取ろうとした結果、最終的には世話を焼いていたということが多い。 メッセージアプリをあまり使わず、相手から指定されていない限り連絡手段は通話を好む。当人曰く「こっちの方が早いしニュアンスも伝わりやすいし効率いいじゃんね」とのこと。 文系の四年制大学に通う。在学中は本屋と居酒屋でバイトをする日々。その後新卒として現在の出版社に入社。入社してすぐHO1の担当編集となった。 その後担当作家も増えたものの、HO1との付き合いが一番長く、6年の付き合いになる。 HO1のことは「先生」と呼ぶ。 付き合いが長くなるので敬語もだいぶ砕けており、普段はちょっと無礼なくらい。とはいえお仕事なので締めるところはきちんと締める。 特にそこまで面倒を見なくても大丈夫なひとだというのは分かってはいるものの、個人的に心配なので先生の部屋を片付けたりごはんをつくったりしがち。先生に褒められると毎回ちょっとびっくりするがうれしい。 前任の人とは面識がないので、どんな人だったのかなと考えることもある。 今回の選出はマジで嬉しい。本人より喜んでるかもしれない。 ------------------------------------------------ 【興味P内訳】 こぶし・回避▶︎護身用。海外に行くこともあるため。 応急手当▶︎人間の世話焼きがちスキル。あと旅行先でのちょっとした怪我用。 写真術▶︎出先で景色や料理の写真を撮るのも好き。インスタアカウントによくあげている。 制作（料理）▶︎先生に作る用。練習中。 オカルト▶︎先生の小説のネタになれば…… 芸術（小説）▶︎編集スキルの足しになれば…… ------------------------------------------------ ▼▼▼ HOネタバレ　　▼▼▼ ------------------------------------------------ 【秘匿HO】 HO2　担当編集 あなたはHO1 の担当編集だ。 現在は編集者として出版社に勤めているが、小説家の道を強く志していた過去がある。賞の応募や出版社への持ち込みなど様々な試みをしたものの実力が伴わず、作品が世間で評価されることはなかった。 このことをHO1 に知られたくないと感じている。 ◆推奨職業技能　〈オリジナル職業技能/ 編集者〉 　図書館（必須）、運転【自動車】、心理学、説得、母国語、ほかの言語、目星＋関心のある技能1つ ※必須技能があれば、別の職業技能でもよい。 ※もし興味ポイントで技能〈芸術【小説】〉を取得するのであれば40％以下にすること。 ------------------------------------------------ 【秘匿性格】 高校生くらいから自作の小説を賞などに応募しはじめるものの、ついぞ思うような結果を出せることはなかった。HO1がデビューした賞にもかつて応募したことがあったが、箸にも棒にも引っ掛からず終わっている。小説家を目指すのは学生のうちまで、と決めていたため、大学を卒業してからは小説執筆はすっぱりやめている。 ちなみに書いていたジャンルは大衆文学〜純文学、明るい雰囲気の群像劇。 昔のことがあるため、自分の文章、文字に極端に自信がなく、人に見せることをやや嫌がる。通話や対面でのやりとりを好むのもそのため。 あまり表には出さないようにしているが、磨いても光らなかった自分とは違い、あきらかに才能を持っているHO1に複雑で多大な感情がある。 先生の本を初めて読んだとき、一文目から惹き込んで離さないような文章に、明確に「ああ、敵わないな」と感じ、高揚と絶望がないまぜになって泣いたことを覚えている。 嫉妬や畏怖と同時に尊敬もあり、自分をこんな気持ちにさせる作品を書くHO1に絶対に売れてほしい、と半ば意地のように思っているため、そのための努力なら惜しまない。今回の選出は真実マジで嬉しい。 単純に言ってしまえば先生のヤクザでありオタク。 稚塚（NPC）とは高校〜大学時代のよき友人であり、自分以外に唯一自作の小説を見せていた相手。 あいつも元気にしているだろうか。 ------------------------------------------------ 【名前由来】 基　れん（モトイ　レン） ▶︎梶井基次郎の小説「檸檬」のアナグラム ▶︎英語圏におけるlemon…不完全(不満足、無価値な)人(物)、欠陥品のこと。 ▶︎梶井基次郎から一字 ▶︎または接続詞としての「もとい」 「前にいったことを改める」「正しく間違いを直す」「いまいったことは間違いであるので訂正する」。 ▶︎戀 もつれた糸は簡単にはほどけず、それに心がつくことで「断ち切れない、心が引かれる、思いわびる」という意味。特定のひとを思い慕う気持ちのこと。 ------------------------------------------------ 昔から、友だちと遊ぶのと同じくらい本をよく読む子どもだった。同年代の子も、本も、どちらも私にとっては同じくらい仲良しの友だちだった。 私の心臓のいちばんちかいところに居て、けれどけして私ではないあなた。 本を読んでいるとき、私は誰にでもなれると同時に、誰にもなることはなかった。 文字の海を泳ぐ、ただちっぽけな私いっぴき。はだかのまま、物語に、ことばの奔流に触れる。その渦のなか、白い泡のようにあまたはじけて融け合いながら、自分の輪郭がそこに確かに存在する。 ここちよく溺れながらそれを確かめる、その感覚が好きだった。 けれど、いつまでも息は続かなかった。 私には、那由多の波のなかから言葉を掬いあげられるだけの才が欠けていた。 ただそれだけのことだ。

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