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山路 恵里人（やまじ えりと） 24歳（芸歴5年目）　170cm 一人称：ぼく 二人称：あんた 【家具】 ・テレビ ・Switch ・敷布団 ・折りたたみ式ローテーブル ・辛子色の一張羅 【趣味】 ・懸賞はがき 人懐っこい笑顔が印象的な、漫才コンビ「富とゼニー」のボケ担当。 小学校低学年の頃に三重県から今の居住地である大阪に引っ越し、相方と出会う。偶然にも同じ時期に転校してきた者同士意気投合、そこから中高と共に過ごし、一緒に養成所に。その後の活動は地方のラジオ番組や小さな劇場でのライブ、先輩芸人の前座など……残念ながらこれといって売れておらず、普段はクラブのボーイとして働いている（バイト） 親が三重県の南の方の出身であり、神仏、行事等々に煩かった影響で、霊魂や神仏、言霊の存在を割と身近に感じている。別に本人に霊感があるわけではなく、霊自体も見えないが、バイト先の関係もあり、不思議な体験や話を聞くことも。そのおかげもあり、YouTubeの怪談系の動画に実はそこそこ出演などもしているが、本人は怪談系YouTuberではなく、ちゃんと相方と漫才コンビとして売れたいと周囲にこぼしている。 また、日頃の行い、因果応報についても気にしいなので、空き缶用のゴミ箱に燃えるゴミを捨ててしまってもいいだろうかと言うしょうもないイケナイことは浮かぶし、結局誰が見ているか分からないからやめておくか、との思考に至る。 平々凡々、特にこれといったと特技もないが、言葉の力というものだけは強く信じており、口に出すのは基本的にポジティブな言葉が多い。 「ぼくらならてっぺん獲れるんちゃうか！？」などなど、楽観的で快楽主義的な発言が目立つが、これはそう唱えていればいつか叶うという願掛けのようなもの。本人の思考としては思いの外リアリストであり、自覚として、人より優れていることといえば少し口が回ることぐらい。ノリがいい、とも言う。学生じぶんなんてノリと愛想が良ければクラスの人気者にはなれるわけでーー自分は面白い人間だと勘違いしたまま、そろそろ後戻りができないところまで来てしまったのでは…というのがなんとなくの所感。 ただ、これらの冷静な部分を口に出してしまえば、途端に現実味を帯び始めるのではないかと思い、いつも自分がそうあって欲しい方向の発言をするため、時折言葉がものすごく軽く、綺麗事のように聞こえる。実際に綺麗事でもある。 夢を追っている時間は楽しく、同時に苦しい。夢を追うことをやめた瞬間、何か物足らなさを感じるのではないか、人生に満足できるのだろうか、との喪失を恐れているのもある。夢を追うことが楽しいからこそ、やめたくてもややめられず、苦しくても逃げることに恐怖を抱く。好転を言葉では望むくせに、転落を恐れて一歩踏み出すのにものすごい勇気がいるタイプ。 月一ぐらいで将来に対しての猛烈な不安に襲われ、布団の中で丸くなる日がある。 趣味は懸賞はがきを出すこと。 元々サプライズが好きであり、自分がするのもされるのも好き。その上倹約家でもあるため「サプライズ×ただで品物が貰える」といった懸賞は日頃の些細な楽しみの一つである。 宝くじほどになるとあまりにも夢物語でありすぎるため、逆にする気が起きない。一攫千金は漫才だけの話であり、自分が想像できる範疇の、手に入りそうな幸せだけを得られたらいいい、の考え。 「どーもー、富とゼニーのボケ担当、山路 恵里人です〜！トムとジェリーって知ってます？そうそう、ネコとネズミが追いかけっこするアニメ。やま”じ””え””り”と、それにちなんでジェリーなんてね、周りから呼ばれたことないんですけど」 「こ、これドッキリちゃうか！？つ、ついにぼくらにも来たんか！？つ、爪痕のこさんと…スー…ハー…」 「え？今回の話も怖かったって？ははは、どうもおおきに、ありがとうございます〜。いんやあ、勘弁してくださいよ、『怪談師』山路 恵里人じゃあなく『漫才コンビ』富とゼニーでよろしくしてくださいって。ええ？ぼくらが売れてへんのは霊障やって？じゃあネタはおもろ……つまらんですね。ネタ書いてる相方に特大の悪霊憑いてへんか確認してもろて」

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