タグ： 大正 或る探偵

・2010私立探偵（選択技能=聞き耳） 加齢ルールによるEDU+2、APP-1 ・一 全由の半生=旧い商家の三男として生まれ、国が富国を唱える中、「兄を支え家を富むべし」と父は教育を施そうとしたが、幼少～年少期の全由は、好奇心と奔放さに溢れ、敷地内にある蔵の錠をこっそり外しては中の品を持ち出し、悪友たちと遊びまわるのが常であった。　当時から洞察力に優れ、人の動きを読むのに長けていた全由は誰にも見咎められることなく事を行っていたが、物が無くなれば当然記録との齟齬が出る。　怪しんだ父が張った予防線に引っかかり事態が露見すると、性根を叩き直すべく、厳しく躾けるよう言い含めた上で、寄宿舎学校に全由を押し込めた。 　さしもの全由も監視の目が厳しい寄宿舎内では自由が利かず、（表向きは）勉学に勤しむことにした。　心学や史学、大陸から渡ってきた儒書について等々、多様な知識を学んでいく。　さして興味を惹かれたわけでは無かったが、何がいつ役に立つかは分からない。　全由は知識を得る事には貪欲だった。 　やがて寄宿舎学校を出、実家へと戻ってきた全由であったが、彼は彼のままであった。　しばらくは大人しくしてたものの、当然のごとく再び悪友たちと花街で羽目を外していたところを見つかってしまう。　流石に父も堪忍袋の緒が切れたか、全由は勘当を言い渡される。 ・以後の一 全由=さて居所を喪った全由はひとまず友人の家を転々としつつ、日銭を稼ぐ生活を強いられることになった。　そんな毎日にうんざりしてきたころ、父の商家仲間で顔馴染みの大店主と出会う。　彼は幼少の頃から全由の才を気にかけており、全由を書生という形で居候させてくれた。　とはいえ、このままいつまでも養ってもらえるとも限らない。　全由は培った知識と洞察力を活かし、主人や家人の悩みや抱える問題の解決に尽力した。　噂は噂を呼び、取引相手からも声がかかるようになると、主人は全由に話を持ちかける。　そうして、主人の後ろ盾の下、探偵・一 全由が生まれるのである。 　そこで得た人脈や経験で数々の問題を解決し、知名度と多少の財産を手に入れた全由は、今も気ままで自由な生活を送っている。

※歌詞を引用、及び記載することは禁止となりました(Youtubeや歌詞サイトのURLだけ書くことをお勧めします)。
↑ページ上部へ