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４人組バンドIsaac（アイザック）のキーボード担当 両親は音楽と縁がなかったが裕福であり、幼少期からピアノを習っていた。才能があり、講師から勧められるがまま音大を受験、ストレートで進学する。もともとザ・ウィンドフォールズをはじめとしたJ-POPを好んでおり、音大で学ぶ内容と嗜好が離れていくことがストレスで中退。地元の高崎で焼きまんじゅう屋さんのアルバイトをしながらピアノと作詞作曲を続けていたところにバンドメンバー募集の張り紙をみてFALLEN APPLE（後のIssac）加入。 Isaacでは作詞作曲をよく任されており、タイアップ曲やシングルはほとんど作っている。 アルバム曲はほかのメンバーが作詞作曲するものもあるが、アルバム全体を作品としてみた場合のメンバーとの解釈の違いを感じている。ただ自分ほどのレベルを求めるのも酷だし、そもそもこのバンドにそこまでのクオリティを求めていないので妥協している。 最近のヒット傾向に合わせて、イントロなし、ギターソロなしの曲を中心に作っているが、キーボードソロはある。 他メンバーと意見が食い違ったとき、見えないように口パクで「僕の印税で食ってるくせに」と言う。スタジオの鏡で見えていることがよくある。 活動初期はキーボードだけでステージに上がっていたが、現在はキーボードのほかピアノ、シンセサイザーも用意しているので鍵盤に囲まれている。 秘匿HO バンド加入以前より、「キュウ」というハンドルネームでニコニコ動画（後にYoutTube）に楽曲投稿している。かなり人気があり、Issacでの活動と併せて自信の源となっている。妥協する場面が多いIssacでの活動と異なり自由に創作ができるのでキュウとしての活動に比重を置きたい気持ちがある。家族やメンバーには明かしていない。 1.いつ頃から音楽を始めましたか。きっかけは何ですか。 幼稚園の年中のころからピアノをしています。両親は特別に音楽をやらせたいわけでもなかったようですが、有名な先生のいるピアノ教室が近所にあったので、せっかうだし、って感じで習い始めました。はじめのうちはピアノよりも休憩のおやつタイムが楽しくて通っていました（笑）。 2.担当楽器へのこだわりは何かありますか。 小さいころからなじみがあるだけあって、ピアノ、というより鍵盤楽器には思い入れがあります。音楽をする人なら結構知っている話なんですが、ピアノをはじめとした鍵盤楽器ってきれいな和音がでないんですね。詳しい話は注釈で（笑）、載せてもらうとして、鍵盤楽器が採用している平均律という音律は純正律よりも和音が濁ってうねるんです。これは人間が音楽を発展させるにあたって妥協した結果生まれた濁りなんです。人間臭い音なんですよ。キーボードってずっと前から純正律で出力できるものもあるんですけど、僕は濁った和音で育って愛してしまっているので（笑）、平均律で出力しています。最近ピアノを多用するのはそういう理由もあるんです。 3.あなたにとって「ロック」とはなんですか。 着火剤のようなジャンルだと思っています。初期衝動って言葉もロック周辺だとよく使われますけど、心臓に一撃ドクンッと火が付いたようになるあの感覚はほかのジャンルにないものですよね。

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