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初恋性ストックホルム症候群-PC 2022.12.27-12.28 ▏茅ケ谷 るり - ﾁｶﾞﾔ -- （オオルリ・ルリビタキより） 男｜25歳 養護教諭 好き｜炊き込みご飯 嫌い｜松茸 一人称｜僕 二人称｜きみ、--さん 「僕はるり、茅ケ谷るり先生だよ。ああ、先生やってて…癖で自分のこと、先生って呼んじゃうんだよね」 「ほらほら、あんまりからかっちゃだめだぞう。いいかい、きみが遊びだと思っていても相手は嫌だって思ってるかもしれないんだからね」 「犬？好きだよ。いいよね、もふもふで」 ▏性格 若き精神科の名医。医学にも精通しており、カウンセラーとしての資格も持っている。 心優しく、困っている人がいたら放っておけないタイプ。子供が好き。 ▏過去 家庭は常に崩壊していたと思う。 アルコール依存症に加え賭博癖が抑えられない父により家計は常に破綻、そしてその父のストレスによる暴力行為も日常茶飯事。母は先天的な障害に加え重度の鬱で、唯一のペットのゴールデンレトリバー、きなこにさえろくな餌を与えてやれなかった。家の中に怒声罵声が飛び交うのもいつものことで、酒瓶の割れる音なんてしょっちゅう聞いていた。 それから、3つ下の妹。彼女もまた家庭内、ましてや学校にも馴染めず軽度うつの兆候があった。夢は獣医さんになること、と目を輝かせて言っていた時代が懐かしいほど、今ては彼女の瞳は曇っている。 ──そんな限界を迎えた家庭、茅ケ谷家の長男たる男が僕だった。 端的に言えば、僕はそんな家庭の光になろうと、必死にバイトをして、必死に勉強した。夢は精神科医、せめて母と妹を助けられるように。勤勉な僕は見事生計を立てつつの名門大学に合格、一人暮らしが決まった。 1人残してしまう妹には申し訳なかったけれど、彼女も彼女で獣医という夢に向かって走っている。なら、彼女がその夢を叶えたあと、僕は彼女の居場所としてこの家に迎え入れてやろうと、そう思っていた。 （たとえどんな拾い子を連れ帰っても。） それからというものの、家庭のことは知らない。 子供が好きだというのもあって、就職したのは小学校の養護教諭だ。 ▏恋について したことがない。わからない。 両親を見てきているため、少しばかばかしいと思っている。一時の気の迷いの果てにあるのがあの家庭なら、恋なんてろくなもんじゃない。むしろ、意図的に異性を避けて来た気がする。 （だから妹のことも、あんまりよくわかってあげられなかった）

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